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5回目のコンテンツは―きくち体操―その2

公開日:2024.09.10

前回「きくち体操」の記事を書いて以来、「形・回数を目標にするのではなく、脳で自分の体を感じ取って動かす」と言うコンセプトにハマってしまった私。「朝のルーティン」もあれからずっと続いています。ならば難易度を上げて……。

自分が体の変化を感じることが大事

  1. 運動が苦手な人でも大丈夫、「上手くできなくていい」
  2. 何歳からでも体の変化は感じ取れるから、「年齢を問わない」
  3. 朝起きたときや寝る前に気軽に行なって、「時間や回数を目標にしない」

3つの「普通の体操との違い」が動画が始まる前に示されていました。

私は脳出血の回復期が終わる頃から終の棲家に移り住んでもずっと「ラジオ体操第1・第2」を続けていました。それは、退職後毎朝続けてきた「ラジオ体操第1・第2」がまたできるようになりたかったからでした。

けれども、リハビリを続けているにもかかわらず、71、72、73歳と年を重ねるにつれてそれは段々難しくなっていきました。

昨年7月末の急性腎盂腎炎から始まった「尿路・腎結石」の半年間の治療後は、自覚できるほどに気力も体力も落ち、ラジオ体操を復活させることはできませんでした。そんな私でも、時間も回数も気にせず、上手くできなくても、その時々の自分の体に意識を向けて、体の変化を感じることならできそうです。

正しい姿勢を保つ体操―脳が体を育てる

「年と共に痩せていくのにどうしてお腹だけ出てくるのかしらね」「そうそう、お腹だけ出てしまうのよね」―終の棲家の温泉大浴場で毎夜繰り広げられる70歳代~90歳代女性の会話です。

右半身麻痺の私は、もしかしたら意識を向けるだけに終わり、ここで示される動きまでは行かないかもしれないけれど、お風呂で出会うあの方にもこの方にもぜひやってみていただきたい、「姿勢を保つために必要な前側の筋肉を育てる」体操です。

「エイヤッ」と体を持ち上げるのではなく、 「これから腹筋をしますよ」と脳で考えます。すると、胃も腸も腹筋もちゃんと準備を始めるのだそうです。

「1・2・3・4・5」とゆっくりしたテンポで、お尻、もも、足の指に意識を向けながら上半身を起こして体を前に倒します。次はその逆、「1・2・3・4・5」とゆっくりしたテンポで腰から頭へと体を倒していきます。

正しい姿勢を保つ体操―脳が体を育てる

正しい姿勢を保つ体操―脳が体を育てる

正に脳が体を育てるのですから、一つ一つの動作に意識を向けながらゆっくり行なうのです。最後に菊池先生は、優しく呼びかけます。「内臓にも力をつける大切な動かし方なので、必ずやりましょうね」と。私はふと気付きました。これって脳トレにもなっているなと。

正しい姿勢を保つ体操―脳が体を育てる

9月―私の生まれ月―Let's try!

九月―私の生まれ月―Let's try!

小さな小さな終の棲家で、足指を壁につけて体を伸ばせるスペースはダイニングテーブル横のここだけ。自宅でのリハビリに使っていたヨガマットを広げて、今日から始めてみましょうか!!

■もっと知りたい■

harumati

45歳~66歳までC型肝炎と共生。2016年奇蹟とも思える完治から、今度は脳出血に襲われ右半身麻痺の大きな後遺症が残り身体障害者に。同居する息子と夫に家事を任せての暮らしにピリオドを打ち、2021年11月「介護付き有料老人ホーム」に夫と入居。「小さな暮らし」で「豊かな生活」を創り出そうと模索中です。

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