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- 【63歳の体験談】年金、繰り下げますか
「年金を繰り下げると、受け取る金額が多くなる」そんな話を聞いたことはありませんか? あと2年で年金を受け取れる63歳のわたし。 繰り下げる方が良いのか調べましたが 、よくわかりません。 そこで、年金事務所に相談に行ったお話です。
年金を繰り下げるってどんなこと
あと2年で65歳になります。 年金が受け取れるようになる年齢です。
「年金を繰り下げると、もらう金額が増える」とテレビや新聞で聞きました。
年金を繰り下げるとはいったいどんなことでしょうか。 調べてみました。
年金の繰り下げとは「65歳から年金を受け取らずに、66歳から75歳未満の年齢で受け取ること」です。
受け取らない期間が長ければ長いほど年金が増えます。
- 66歳から受給開始した場合:8.4%受け取り額が増える
- 70歳から受給開始した場合:42%受け取り額が増える
- 75歳から受給開始した場合:84%受け取り額が増える
なんだかピンときません。 具体的な金額が知りたいところです。
年金事務所に、相談予約をする
そこで、年金事務所に相談しようと思い立ちました。相談には電話予約が必要です。3週間先に予約を入れました。事前に疑問点を話しておくと、資料を準備しておいてくれます。3点知りたいことがありました。
- 年金を繰り下げた時の実際の額はどのくらい増えるのか。67歳と70歳の2パターンで知りたい
- どんな人が繰り下げに向いているのか
- 繰り下げる時に気をつけることはあるか
相談してわかったこと
約束しておいた予約日。窓口の女性は笑顔で迎えてくれました。見たい資料(67歳と70歳の受け取り額を記した紙)があらかじめ準備されていてスムーズでした。
わかったことは3点あります。
・据え置くと年金額は増えるが、得と感じるかどうかはその人の事情による
67歳と70歳で実際に受け取る額がわかりました。 確かに65歳よりは増えていました。わたしは専業主婦として扶養に入っていた期間が長いため、年金額そのものがあまり多くありません。
少ないものを据え置いても、それほどの差にはならないと感じました(個人的な感想です)。バリバリ働いていた人なら、繰り下げを得だと感じるでしょう。このあたりは人それぞれです。
・年金以外に収入がある人が、繰り下げに向いている
70歳まで年金を受け取りを待つとします。そうすると65歳から70歳までの間、年金なしで生活していかなくてはいけません。70歳まで働くなど、そのほかの収入がない場合、繰り下げは個人的におすすめしません。
・ 繰り下げて得になるのは、12年から13年後
繰り下げた年金の総額が、得になるのは12年から13年後だそうです。例えば67歳まで繰り下げしたとすると、得になるのはだいたい79歳から80歳以降になります。長生きをするならば、繰り下げた方がおトクです。
老後の生き方を「自分で考える」
65歳から使うお金が欲しいのか。本当に年を取った時に、より多くのお金をもらいたいのか。
年金の受け取り方を考えるのは、老後の生き方を考えることです。結局は自分で決めるしかありません。
どんな選択肢があるのか、じっくり考える機会となりました。
年金事務所への相談、おすすめです。相談に行くときには年金手帳と本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)をお忘れなく。
※文章の中の例はあくまでもわたしのパターンです。人により違うことをご了承ください。
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