認知症になるのは、人間だけではないようです

ねこも認知症に。高齢になるといろいろ問題が……

公開日:2024.01.20

我が家の先住ねこ、トラは今年で15歳。人間でいうと、76歳。もう立派なおじいさんねこです。見た目は、小さい頃と変わらないので「え、もう15歳!」と思ってしまいます。が、外見とは裏腹に、高齢猫特有の変化がいろいろ現れてきました。

変化1:きばれない、出ない

数年前から、「大」の失敗が増えるようになりました。

様子を見てみると、肛門に便がついていることが多く、どうも全部出し切れていないよう。

う〜ん。ねこも人間と同じで、高齢になるときばる力が弱くなるのか……と思い、粉末のビオフェルミンをご飯に混ぜて、食べさせてみることにしました。

きばれない、出ない。
白い粉に見えるのが、ビオフェルミンです

すると、効果てきめん。

しばらくすると、以前のようにちゃんと出し切れるようになり、布団を汚すなどの粗相もしなくなりました。

ちなみに、ビオフェルミンは人間の薬ですが、猫でも量に気をつけて飲ませれば大丈夫だそうです(※効果には個体差があります。かかりつけ医に確認してください)。

変化2:夜鳴きをするように

夜中に何度か起きて、夜鳴きをするようになりました。

それも、扉の前で、大きな声で鳴くんです。

「老猫の夜鳴き」で調べてみると、猫も人間と同じように10 歳を過ぎるころから、認知機能の衰えが見られはじめ、15歳以上の半数の猫に認知症の症状が見られるそう。

時間の感覚がなくなって昼夜逆転の生活をしたり、自分がどこにいるのかわからなくなったり、まるで人間の認知症と同じような症状が出てくるそうです。

夜鳴きをするように
昼間は、普通に機嫌よく過ごしているのですが……

トラの夜鳴きの原因が、認知症なのかどうかはわかりませんが「トラ、お母さんはここにいるよ。まだ夜だよ。シャナも布団で寝てるよ」と声掛けをすると、安心するのか布団に戻ってきて寝ます。

変化3:体重が減った

シャナがどんどん大きく成長するのとは正反対に、トラはどんどん小さくなり、今では撫でると背中の骨がわかるように。

体重が減った

しっかりご飯を食べ、大好きな煮干しもばりばり食べています。なのに痩せるのは、加齢に伴う生理的な現象なのだそう。これも人間と同じですね。

キャットフードの種類が豊富に

先日、キャットフードを買いに行ったら、認知症機能に特化したモノが売っていました。

キャットフードの種類が豊富に

これまでも、腎臓ケアや、オーラルケアなど、機能に特化したキャットフードは、いろいろ売っていましたが、認知症機能に特化したものを見たのははじめて。

ねこも人間同様、ご長寿時代になり、認知症になるねこが多くなってきたということでしょうか?

ねこはこれまでも何匹か飼ってきましたが、ここまで長生きした子は、トラがはじめて。

それだけに、この子の最期とどう向き合ったらいいんだろう、と、父親のとき以上にいろいろ考えてしまう、今日この頃です。

■もっと知りたい■

家事代行会社に勤務。整理収納アドバイザー。夫と夫の母、子ども3人、ねこ2匹と同居。2022年、6年間、介護していた父を亡くしました。介護が一段落したので、片付け、掃除以外に、夢中になれる趣味を模索中。

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