- ハルメク365トップ
- ハルトモ倶楽部
- 生活部
- 父が永眠しました
11月20日、父が83歳で永眠しました。突然のご報告に驚かれた方も多いと思います。私も、まだ信じられない気持ちです。ただ、父の生前の希望通り、病院ではなく母がいる自宅で、倒れて亡くなることができたのは幸いでした。
亡くなった原因
父が亡くなった原因は、窒息死でした。
父は、母がちょっと用事で外に出た隙に、冷凍庫をあけ、中に入っていた冷凍ピザをかじったようです。
そんな固いものをかじったので、喉を詰まらせたのでしょう。
自分で、洗面所に行き、何度もうがいをして、喉に詰まったピザを出そうとしたようです。が、母が発見したときには、すでに洗面所でぐったりしていました。
すぐに隣の人が来て、心臓マッサージをしてくれたのですが、この時には瞳孔が開いていて、心臓も動いていませんでした。
食欲が暴走していた父
11月に入ってから、父の食欲は暴走していました。
ロールケーキを丸々1本、1人で食べてしまったり、トマトジュースをペットボトルごと、一気に飲んでしまったり。
うっかり、テーブルに食べ物を置いておくと、なんでも口に入れてしまうので、注意していました。
この頃、父の手を触ると異常に冷たくて、どこか悪いのではないか、また倒れはしないかと、心配していました。
実は、腸閉塞を起こしていた
救急車で病院に運ばれてから、父の心臓は、止まったり動いたりの状態でした。
夜中に容態が安定したときがあり、その時お医者さんが、全身の状態を診るためにCTを撮ってくださいました。そこで、はじめて、父の大腸に大量の便が溜まっていて、腸閉塞になっていたことがわかりました。
毎日ちゃんと便が出ていたので、母も私も、まさか父の体の中がそんなことになっているとは、思いもしませんでした。
認知症でなければ
もし、父が認知症でなければ、自分の体調について説明できたし、こんな事態にはならなかったかもしれません。
もし、父が認知症でなければ、冷凍庫のものを食べていなかったでしょう。
それぐらい、父の認知症は進んでいたんだということを、私自身認識できていなかったんだと思います。
後悔はありません
突然、介護が終わってしまったわけですが、あれをしとけばよかったとか、もっと父にしてあげることがあったんじゃないか、とかそんな後悔はありません。
その時、その時、できることを精一杯やったから、だと思います。
今年(2022年)最後の記事なのに、こんなしんみりした内容になってしまいましたが、父が亡くなったからといって、泣いてばかりもいられません。
亡くなった後の手続きが、これまた大変なのです。来年は、そのことを書いていきたいと思います。
■もっと知りたい■
-
ハルトモの腸活のお供は?
人生100年時代をアクティブに楽しむハルメク世代の3人。気になる腸内環境の改善に選んだ「心強い味方」とは? -
50代からの車選びはコレ
運転席や助手席のシートが回転し乗り降りしやすい車をご紹介。自宅にいながらオンライン見学ができ忙しいハルメク世代にお勧め! -
送るだけのシンプル供養
樹木葬や海洋葬など多彩な供養の中で、今注目なのが「送骨」。檀家じゃなくてもお墓がなくてもできる、新しい供養の形とは? -
50代の「帯状疱疹」体験
50歳以上で発症率が上がる「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」。ハルメク世代の体験談を、感染症の専門家がわかりやすく解説! -
贈り物に!ステキな祝い酒
人類最古のお酒をご存知ですか?記念日のお祝いにオススメな「縁起のいいお酒」とは… -
老け見え原因…セルフ診断
50代以降増える「まぶたのたるみ」…こんな症状があれば危険信号!眼瞼下垂の悪化を防ぐ正しいセルフケアは?