突然死の危険性も!50代から気を付けたい心臓の病気
2024.11.182023年12月29日
つれづれ女は今日もゆく(9)
とにもかくにもやってみた!「乳がん検診」
乳がんは、女性において最も発症数が多いがんです。実に女性の約9人に1人が一生のうちに乳がんを発症すると言われています。にもかかわらず、乳がん検診の受診率は5割に届いていないとか。今回は、先日受けた乳がん検診について、お伝えしたいと思います。
乳がん検診の予約
地元の赤十字病院健康管理センターでは、週に一度女性スタッフ(乳腺外科医、放射線診断医、放射線技師、看護師)チームによる乳がん検診が行われています。
混雑している外来とはエリアが分かれていて、事前予約限定の少人数制なので、待ち時間も短く、スムーズです。 病院というと、待ち時間が長くてとても疲れるイメージでしたが、こちらの検診ではそのストレスがありません。
検診は毎週火曜日午後1時から。わたしは1か月ほど前に電話で予約しました。検診の2週間ぐらい前に自宅に問診票が届きます。当日は記入済の問診票を受付で出すだけです。
乳がん検診当日のながれ
検診当日は5分前に受付に到着、問診票を提出して検温を済ませると、さっそく検診が始まります。
検査項目は、マンモグラフィー(乳房撮影)、視触診検査、乳腺超音波検査の3つです。
マンモグラフィー(乳房撮影)
まずはマンモグラフィーでの乳房撮影です。上半身裸になり、その上からケープをかけて行います。放射線技師も女性で、短時間に一発で撮影するために無駄なくてきぱきと進めてくださるので、「恥ずかしい」なんて思う間もなく検査が行われます。
乳房をぎゅーっと引っ張られながら、板に挟まれるのはどうしても若干の痛みを伴いますが、ぐっとガマン。わたしはバストサイズが小さいほうですが、毎回きれいに撮れています(笑) 。
視触診検査
次に、日本乳がん学会所属女性医師による視触診検査です。脇の下あたりから乳房全体をくまなく触診し、しこりの有無、変形や皮膚の異常がないかチェックします。
乳腺超音波検査
視触診が終わると、乳腺超音波検査です。靴をはいたまま診察用の椅子に腰かけると、電動で背もたれが後ろに倒れて、そのまま仰向け寝の体制になります。美容院でシャンプーするときのシートをイメージしていただくとわかりやすいでしょうか。
仰向けのまま、腕をバンザイするように上げた体制で検査します。診察室の照明を暗くして、医師がセンサーを乳房にあてながら、モニターに映る乳房内部の画像をチェックします。この検査では、触診ではわからない数mm単位のしこりの発見が期待できるそうです。
わたしの場合、乳がん検診を始めた当初から左胸に一か所触診ではわからないけれど、画像上で白く映るところがあり、毎回その部分を重点的にチェックしていただいています。今のところ、悪性のものではないようで、「異常なし」という診断です。
ブレスト・アウェアネス
乳がん発見の約6割が、セルフチェックによる発見なのだそうです。
今は「乳房を見て、触って、感じるという気軽な気持ちを習慣づけること」がすすめられています。
これをブレスト・アウェアネスと言って、乳がんの早期発見、治療につなげるために、とても重要な生活習慣です。注意すべき変化には次のようなものがあります。
- 乳房に変形やしこりがある
- 乳頭から分泌物が出る
- 乳頭が陥没したり、ただれや変形がある
- 脇の下にグリグリがある
毎日続けられる、自分の体に意識を向けるということが大切。自分の体は自分で守る。今日からはじめてみませんか?
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