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コロナ禍による中止を余儀なくされていた区民ウォーキング大会は、今年(2023年)で第13回。広島市植物公園内での「スタンプラリー」で、わがまちのウォーキングクラブがボランティアを兼ねて長年参加しています。
植物を愛でながらのスタンプラリー
広島市植物公園は、広島市の中心部と宮島の中間に位置し、瀬戸内海国立公園を一望する高台にあります。東京ドームの約4倍の広さがあるとか。上り坂や下り坂に富む園内を歩くだけで、いい運動になります。
私も、これまでに数回、この区民ウォークに参加したことがあります。最初の頃は園内を周回する2km・5km・7kmのコースのいずれかを選択して集団で歩きます。私は5kmコースを選んでゼーゼーハーハー状態でした。
自分の歩く姿勢をコマ撮りでチェックしてもらったこともあります。
最近はスタンプラリーになり、約1万品種、20万本の植物に溢れる園内で、植物を眺め愛でながらスタンプを集めます。
展望台でボランティア
私たちウォーキングクラブの約30名は5班に分かれて、スタンプ設置箇所で押印のお手伝いをしました。
私は、植物公園の最高所にある展望台の建物内のスタンプ場所に配属されました。まずは4人の仲間と一緒にスタンプをゲットしながら展望台を目指して登ります。
参加は予約制で、200名。腕や帽子にワッペンを貼ってもらって登ってきます。このイベントを知らずに植物公園に来た飛び入り参加者もいます。皆、木々や花の前で足を停めつつ、汗を拭い、おしゃべりを楽しみながらスタンプコーナーに集まってきます。
牧野富太郎に触れる
広島市植物公園は、さまざまなイベントで市民に学習や憩いを提供してくれています。
私はイベントに関係なく、春と秋に来たことがあります。桜を愛でたり、日本最大級というオーストラリアバオバブに驚いたり、楽しみ方もいろいろです。
今回は、同時開催されている「牧野富太郎と広島」展をウォーキング大会後に鑑賞しました。牧野富太郎の標本や図鑑・植物図へのこだわりに触れ、また、広島との関わりも初めて知りました。
日本植物園協会によれば、植物公園とは「鑑賞を通じて植物に対する知識を高め、自然に親しむ心を養うために、主として多数の植物を収集、育成保存し、併せて学術研究等に資する植物園をいう」とのこと。
この日も、ウォーキングしながら植物に親しむとともに、牧野富太郎について学ぶことができました。
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