貯まる人になるための「大人のマネー学」#9
5000円以上の差がつくことも?お得に旅を楽しむコツ&裏技
5000円以上の差がつくことも?お得に旅を楽しむコツ&裏技
公開日:2025年04月18日
旅に出たい!でも「費用は少しでも安く抑えたい」なら?

すっかり暖かくなり、旅行へ行きたくなる気持ちが高まっている人も多いでしょう。旅先でおいしいものを食べたいですし、ご当地ならではのお土産も買いたい。食事やお土産を充実させるとなると、交通費やホテル代は少しでも安く抑えたいところです。今回はお得に旅行の予約をするコツを伝授します。
最近は、ホテル予約の比較サイトがとても充実しています。滞在エリアを選ぶとホテルと宿泊代金が一覧で出てきますから、安いルート(従来の旅行代理店やオンライン旅行代理店)を選んで予約するのは簡単になりました。
交通費としては飛行機または新幹線のチケット代がかかります。実は、ホテルと飛行機・新幹線を別々に予約するよりも、「セット」で予約すると安くなることが多いのです。
「航空券+ホテル」のセットで予約するとお得な場合も

飛行機を使うケースなら、JALやANAの航空会社の予約サイトでは「航空券」のタブの並びに「航空券+宿泊」というタブがあります。飛行機を利用する日を選択すると、ホテルの選択肢がズラリと出てきます。シーズンや飛行機の時間帯、選択するホテルにもよりますが、ホテルと航空券を別々に取るよりも安くなることも多々あります。
1)「航空券」と「ホテル予約」を別々に予約
2)「航空券+ホテル」のセットで予約
どちらが安くなるか、両方の金額を見て選ぶといいですね。「えー、面倒」と思ってはいけません。“お得”をとるには、ひと手間が必要なのです。
航空券を格安に取りたいなら、JALやANAが月に1回くらい実施する「タイムセール」を活用するのもアリ。片道1万円弱で航空券を取れるのが魅力。ただし、あっという間に売り切れてしまうので、次のタイムセールはいつなのか、事前のリサーチが必要。「今日の0時に取る!」と計画的に臨まないと、チケットは取れません。
私は交通費と宿泊費の合計額を5000円でも安くできたら、「初日の夕ご飯でちょっと高いワインを頼めるかも」と妄想しながら、旅行代金の比較を楽しんでいます。
意外と知らない?新幹線の旅も安くできる!

飛行機はかなりお得な早割チケットがあるけれど、新幹線の代金は安くすることができないと思っていませんか。
新幹線もホテルとセットで予約するとトータルの代金が安くなるのですよ。
5月に東京から京都へ行く、1泊旅行の例で見てみましょう。
東京駅から京都駅まで、新幹線のぞみを利用した場合、往復の指定乗車券は通常料金で2万8340円です。ホテル代金が少なくも1万~1万5000円くらいかかるでしょう(今、京都のホテルは安いところの空きが少ないです)。新幹線チケット代とホテル代を別々に予約すると、合計4万円前後になりそう。
一方、JR東海ツアーズのサイトで「新幹線+ホテル」のセットプランを検索すると、5月の平日で京都駅近くのホテルに宿泊で、セットの料金が「3万2560円」というものがありました。おしゃれ系ホテルですよ。
「新幹線+ホテル」のセット予約は、意外に活用されていないのです。ぜひ、ひと手間かけて、トータルの旅行代金を比較してみてください。JR以外にもJTBや近畿日本ツーリストなどの旅行代理店が「セットプラン」、「出張パック」という商品名で扱っています。「出張パック」は、ビジネスだけではなく観光に使ってもいいのです。
※金額・情報は2025年4月18日現在のものです
実家に帰省した場合にも使える「セットプラン」

最後に裏技を教えちゃいます。
意外なことに、航空券、新幹線とホテルを同時に予約する「セットプラン」は、帰省にも使えて便利です。実家に泊まり、ホテルが不要の場合は「1泊プラン」を選び、最終日をホテルステイにあてることにして、帰る日を延長すればいいだけです。こうすると、実家に何日いても往復の航空券とホテル代1泊分の代金ですみます。
50代は親の介護や困り事の解決で実家に帰省することも多いでしょう。最終日にホテルに1泊して、実家で溜まった疲れを癒やすのもいいですね。




