読めそうで読めない! 難読漢字で脳トレ
【難読漢字】尽く、凡そ…日常でよく使う言葉の読み2
【難読漢字】尽く、凡そ…日常でよく使う言葉の読み2
更新日:2023年04月10日
公開日:2020年06月13日
【尽く】「つく」以外にも読み方があります
最初にご紹介するのはこちら。
「尽く」

おしまいになる、消えてなくなる、という意味で「尽きる(つきる)」「尽く(つく)」とも読みますが、もうひとつ意外な読み・意味があるのをご存じですか。
ヒントになる意味を『広辞苑』でみてみましょう。
のこらず。すべて。みな。
全く。甚だ。
「尽く財産を失った」
といった使い方をします。わかりましたか?
正解は……
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「ことごとく」

ちなみに、
「尽くめ」は「づくめ」と読み、「いいこと尽くめ」といった使い方をします。
こちらもよく使うので覚えておきたいですね。
【凡そ】「はんそ」?「ぼんそ」?もちろん違います
続いてはこちら。
「凡そ」

こちらも『広辞苑』の意味からみてみましょう。
あらまし。大体。おおよそ。
と記されています。
「おおよそ」が大ヒント!正解は……
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「およそ」

「凡そ1時間かかる」といった使用例です。
「凡」は、「平凡(へいぼん)」「凡例(凡例)」など、「ぼん」「はん」と読むのが一般的かもしれません。ちなみに、「凡て」と書くと「すべて」と読み、意味は「全て」と同じです。
【若し】わかし……ではありません
最初にご紹介するのはこちら。
「若し」

「若い」の「わか」で馴染みのある漢字ですが、「若し」と書くと「仮に、万が一」という意味で使われる言葉になります。意味がヒントですね。
わかりましたか?正解は…
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「もし」

「若しものこと」「若しくは」などいずれも「もし…」と読みます。
【陸な】「りくな」とも読みますが……
最後はこちら。
「陸な」

『広辞苑』で意味を見てみましょう。
まっとうな。しっかりした。
……と書かれていますが、これだけでは難しいので使用例をご紹介します。
「どうせ陸な話ではない」「陸なものを食べてない」
わかりましたか?
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「ろくな」

「陸すっぽ」「陸でなし」もおなじく「ろく」と読みますよ。
2回連続でご紹介してきた日常生活でよく使う言葉シリーズ、いかがでしたか? 前回に引き続き、どれも簡単な漢字ながら意外に読めなかったという人も多いのではないでしょうか。日ごろから口癖のように使っている言葉があれば、ぜひその漢字も調べてみると面白いかもしれませんね。
文=古田綾子 編集=鳥居 史(ハルメクWEB)
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