読めそうで読めない! 難読漢字で脳トレ

【難読漢字】意外に多い勘違い!漸くの読み方は?

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漸く

「他人事」「漸く」「一段落」「手繰る」「乳離れ」……普段している読み方が正しくない場合は多いもの。 難読漢字で脳トレにトライ! 今回は、意外に勘違いしていることが多い、間違いやすい読みの漢字をご紹介します。

【漸く】「しばらく」ではありません

間違っていると恥ずかしい読み方、まず1つ目はこちら。

「しだいに」「だんだんと」「おもむろに」「やっとのことで」といった意味で使われる「漸く」ですが、意外にも「しばらく」と読みを勘違いしている人が多いようです。

正しくは……

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ちなみに「しばらく」は「暫く」と書きますので、お間違えなく!

「漸く」の正しい意味と漢字の成り立ち

「漸く」の正しい意味と漢字の成り立ち

この漢字の読み方が分かっても、本来の深い意味や由来まではご存じない方も多いかもしれません。

成り立ちを知ることで、記憶に定着しやすくなります。

ここでは、以下3つの視点から言葉の背景を紐解いていきます。

  • 「漸く(ようやく)」の基本的な意味
  • さんずいに斬る?「漸く」に使われる漢字の語源と音読み
  • 日常会話で使える「漸く」の例文

それぞれの詳細を確認し、言葉への理解を深めていきましょう。

「漸く(ようやく)」の基本的な意味

この言葉には、長い時間や多くの苦労を経て、待ち望んでいた物事がついに実現するという意味があります。

「やっとのことで」といったニュアンスを含み、時間の経過をともなうのが特徴です。

困難な状況を乗り越えて目標を達成したときに用いると、その過程の重みを相手へ伝えられるでしょう。

「だんだんと(徐々に)」という意味合いで使われる場面も少なくありません。

状況が徐々に変化していく様子を豊かに表現したいときに、適した言葉となっています。

さんずいに斬る?「漸く」に使われる漢字の語源と音読み

この漢字は、部首の「さんずい」と、右側の「斬」を組み合わせて構成されています。

語源は、流れる水を刃物で斬る行為が容易ではないことから、物事が「少しずつ進む」という意味が生まれました。

やがてその意味が転じて、長い時間をかけて最終的に実現する様子を表すようになったとされています。

音読みでは「ゼン」と読み、「漸次(ぜんじ)」や「漸進(ぜんしん)」といった熟語にも使われる文字です。

成り立ちを知ると、なぜこの形が「ようやく」という読みを持つようになったのか納得できるでしょう。

日常会話で使える「漸く」の例文

実際の生活の中で使うときは、何かをやり遂げた安堵感や、時間がかかった事実を伝えたい場面が適しています。

たとえば、「準備を進めてきた催しが、漸く形になりました」のように用いると、これまでの苦労をやわらかく表現できるでしょう。

手紙やメールの文章で「厳しい寒さも和らぎ、漸く春めいてまいりました」と書けば、季節の移り変わりを上品に伝えられます。

普段の会話で頻繁に口にする表現ではないからこそ、文章をしたためる際に正しく取り入れると、知的で洗練された大人の印象を相手へ与えられます。

【諸刃の剣】「もろはのけん」ではありません

続いてはこちら。

広辞苑での意味は、

一方では大層役に立つが、他方では大害を与える危険を伴うもののたとえ。

となっていて、日常会話でも使うことがありますね。「もろはのけん」と読んでいたら大間違い。正しくは……

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です。

【河川敷】「かせんじき」ではありません

次はこちら。

意味はもちろん、堤防と堤防の間に挟まれた区域のこと。

これを「かせんじき」と読んでいませんか?

正しい読みはこちら……

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【雰囲気】「ふいんき」ではありません

最後は、間違っていたら恥ずかしいこちら。

『ふいんき』と誤って言っている若者によく出会うので、うっかりうつってしまっていませんか? 大人なら正しく使いたいところ。こっそり失笑されているかもしれませんよ。

正しくは……

なんとなく意味が通じてしまうので勘違いしたまま使ってしまいがちな言葉。会話に支障はないかもしれませんが、お客様やフォーマルな場では、正しい発音を心掛けたいですね!

文=古田綾子 編集=鳥居 史(ハルメクWEB)


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