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更新日:2022年12月11日 公開日:2022年12月09日
二度と散らからない捨て方のコツ#2
多くの方にとって永遠のテーマともいえる部屋の片付け。各専門家に捨て方のコツを教えてもらう企画の2回目。今回は、整理収納アドバイザーの阿部静子さんのご自宅を公開!“散らかり時代”を経て、スッキリした部屋になった経緯とコツを教えてもらいます。
1967(昭和42)年、宮城県生まれ。整理収納アドバイザー・フリーアナウンサー。夫、娘と3人暮らし。築8年の一軒家に暮らす。東日本大震災を経験し、備蓄はしっかり、それ以外は片付けるなどメリハリをつけてスッキリした家を保っている。著書に『ハンカチは5枚あればいい』(すばる舎刊)や、『だから、50歳から片づける』(CCCメディアハウス)がある。
仙台市にある整理収納アドバイザー・阿部さんの自宅。物が少なく、白を基調とした家具が美しく映えます。元から片付けが上手なのかと思いきや、「以前は家族みんなの物が常に出しっぱなしで、探し物にイライラする毎日でした」と意外な言葉が。
阿部さんが物を捨て始めたのは、散らかった家に嫌気がさした2011年頃のこと。小さな場所なら片付けられるかも、と引き出し1つから物を捨てるうちに、余計な物がない方が暮らしやすいと気付きました。
そして折しも東日本大震災を経験します。
「物を少なくしていたので、マンションの他のお宅と比べて被害が小さかったんです」と阿部さん。物はいつか壊れる、それならば毎日好きな物を使おうと、しまい込んでいた大切な食器も普段から使うようになりました。
阿部さんは、片付けは無理なく続けることが大切だと話します。「衣類や書類をまとめて整理するのは大変です。例えば、帰宅したら玄関でコートをかける、書類は定位置に置くなど、小さなコツで散らからない家はできますよ」と阿部さん。
散らかりやすいのは、帰宅時。まずは玄関で整理。不要な郵便物も処分します。
帰ってきたらコートは玄関へ。リビングなどで脱ぎ散らかすのを防ぎ、感染症対策にもなります。
玄関にゴミ箱を置き、余計な郵便物は部屋に持ち込まずここで処分。後々整理が簡単になります。
よく履く靴は意外と決まっているもの。「靴好きの夫以外は、1人5足で十分でした」と阿部さん。
帰宅後すぐ手を洗いに行く洗面所にアクセサリー置き場を設置。大きな鏡があるので、つけるときも便利。
キッチンも、引き出し1つから片付けて手放していきましょう。食器やカトラリーを絞れば毎日の料理も手間なく済みます。
普段用のカトラリーは、家族の人数分だけ。「来客用も一応ありますが、別の引き出しに収納。よく使う物と、使う頻度が低い物を混ぜると散らかるので注意」と阿部さん。
家族3人分の食器は、引き出し2つ分だけ。「食洗機で洗える物に絞ったので、毎日の洗い物もラクになりました」。大切な食器も普段から使うことでさらに愛着が増しました。
調理器具は数が増えがちですが、阿部さんは鍋も保存容器も2つだけ。「例えば保存容器が足りなければ保存袋で代用するので、困ることはありません」と阿部さん。
大事な物の置き場所をつくると、他は捨てられるようになります。
「自分にとって大事な物がわかると物の優先順位がつき、大切な物の置き場を確保するために他の物が自然と捨てられるようになりました」と阿部さん。
災害を経験し、食品の備蓄の大切さを痛感した阿部さんは、食べながら補充し、ローリングストックを実行中なのだとか。
家族が集まって散らかるリビングは、物の量と場所を決めてスッキリ。
読みかけの雑誌や手紙などがテーブルに置きっぱなしになることが多かったという阿部さん。ソファから近いところに置き場を作ると、家族みんなが自然にそこに置くように。散らかりにくくなりました。
家族が集うリビングは、それぞれの物が集まるので量が増えないように注意。阿部さんはメイクをリビングでするので化粧品も置いていますが、容器以上の量にならないように中身を厳選。
外出用の物が点在していると、外出前に探すのも大変な上にあれこれと探すうちに部屋が散らかる原因に。バッグや文庫本など、夫のお出掛けグッズもボックスにまとめてスッキリ。帰宅後の片付けもラクです。
次回は、引き続き阿部さんに、「二度と散らからない部屋」にするためのアイディアを8つ教えてもらいます。
取材・文=野田有香、井口桂介、大矢詠美(すべてハルメク編集部) 写真=安部まゆみ
※この記事は雑誌「ハルメク」2022年5月号を再編集しています。
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