抹茶の日はいつ?由来は何?:お茶の雑学【初級編】
2022.02.042023年03月26日
「お茶活クラブ」お茶の雑学クイズ・2
カテキンの多いお茶はどれ?:お茶の雑学【初級編】
お茶の雑学をクイズ形式で紹介する連載コーナー「お茶の雑学クイズ」。今回のテーマは「カテキンの量」。カテキンの多いお茶はどれ? 次の3つから正しいと思うものを選んでください。(1:緑茶、2:ウーロン茶、3:紅茶)
カテキンとは?カフェインと何が違う?
お茶に含まれる成分としてよく知られている、「カテキン」と「カフェイン」。名前が似ている2つの成分ですが、どのような違いがあるのでしょうか?
カテキンはお茶に含まれるポリフェノールの一種で、お茶を飲んだ時に感じる渋味の成分です。多くの研究から、カテキンにはさまざまな健康効果があることがわかっています。
一方、カフェインは食品に含まれるアルカロイドの一種で、お茶の苦味成分です。カフェインには、眠気を覚まして集中力を高める効果や利尿作用、鎮痛作用などがあります。
コロナ禍で注目!茶カテキンの健康効果をチェック
カテキンの効能としては、肌の老化を予防する「抗酸化作用」、ウイルスを細胞に付きにくくする「抗ウイルス作用」、ダイエットに有効な「コレステロール値低下効果」、口腔内での菌の増殖を抑える「虫歯予防・抗菌作用」などがあります。
また、お茶に含まれる茶カテキン・テアニンには、年齢とともに低下する認知機能のうち、注意力(注意を持続させて、一つの行動を続ける力)や判断力(判断の正確さや速さ、変化する状況に応じて適切に処理する力)の精度を高める機能があることがわかっています。
さらに、最新の研究では、茶カテキンが新型コロナウイルスの感染拡大抑制に役立つ可能性も指摘されており、いつも以上に健康に注意したいコロナ禍で注目を集めています。
お茶のカテキン含有量を比較!カテキンの多いお茶は?
では、どのようなお茶を飲むと、より多くのカテキンを摂取することができるのでしょうか?
お茶は、不発酵茶(緑茶)・半発酵茶(ウーロン茶など)・発酵茶(紅茶)の3つに大きく分類されますが、一般的に緑茶がカテキン量の多いお茶として知られています。緑茶と比較するとウーロン茶は45~70%、紅茶は30~40%のカテキン量であると言われます。
ということで、クイズの答えは「緑茶」でした。同じ茶葉を使った場合でも、お茶に含まれるカテキンの量は、お湯の温度や抽出時間によって変化します。カテキンの量が多い美味しい緑茶の入れ方もチェックしましょう。
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