古着を寄付して社会貢献!古着deワクチンの使い方
2023.04.222022年12月26日
大掃除におすすめ!役立つ手放し方・4
大掃除の不用品!人形・着物は処分より寄付がおすすめ
お気に入りの着物や親の思いがこもった雛人形は、大切にしてくれる人に譲りたいもの。人形・着物は処分より、引き取りサービスに寄付するのがおすすめです。その他、文房具やタオル、使用済みダウンなど、不要品の寄付先をまとめて紹介します。
しまったままの着物や雛人形はセカンドライフへ
セカンドライフは、不用品を箱に入れて送ることで再利用して、送料に含まれた寄付金でワクチン募金もできるサービスです。
「2008年からスタートした活動は2020年で12年目となり、これまでに21万件以上の申し込みがありました」と、セカンドライフ広報の福井実咲さん。
着物や雛人形など国内で再利用されやすい物は、国内でリユースや寄付を行っています。人形やぬいぐるみは、人形供養のサービス(2980円)もあるそう。
他にも、食器やランドセル、子ども用品なども寄付の対象です。
- 寄付できるもの
着物/古着/人形やぬいぐるみ/おもちゃ/ランドセル/車椅子など
ホームページから申し込み、箱に詰めて発送を
セカンドライフの申し込み方法は、次の通りです。
- 不用品を箱に詰める
- セカンドライフのホームページから箱の個数に合わせて申し込む
- 専用の伝票が届くので箱に貼って集荷の手配をし、自宅から発送する
- かかる費用
縦×横×奥行きの3辺合計が
120cm→集荷料金1980円
160cm→集荷料金2480円
荷物がセカンドライフに到着したら、届いたというお知らせが写真とともにメールで届きます。その後、国内の提携先や寄付先などに仕分けされ、必要な人の元へ。
感謝の声とともに、リメイクされた着物の写真が届くこともあるそうです。
「今後は、リユース先の方からの写真や手紙を寄付先の方に返すことで“ありがとう”の循環を生み出せたらなと思っています」と福井さん。
不要になった物から、人の輪が生まれています。
【体験談】思い出の着物は安く売るより譲って役立てたい
西野和子さん(70歳)
子どもの入学式などであつらえた留袖や小紋の着物。そろそろ身をきれいにしていきたいなと処分を考えていました。着もしないのに年に一度の虫干しも面倒でしたし。
ですが、何十万円と高額だったことを覚えているせいで、中古店で「1万円で買い取る」と言われてもすぐには納得できません。
いい物だとわかっているから、少しでも誰かに喜んで使ってほしい。でも、ずっと置いておくだけでは傷むだけだし……と、友人も利用していた「セカンドライフ」に思い切って送りました。
二束三文で買い取られたら未練が残りますが、世の役に立って好きな人に喜んでもらえるなら、その方がずっと気持ちがすっきりします。ホームページで活動報告があるのも信用できていいです。
不用品が役に立つ手放し先は他にもあります!
食器や文房具で盲導犬の育成を支援!東日本盲導犬協会
「公益財団法人東日本盲導犬協会」では、年1回開催する「盲導犬ふれあいデー」やその他のバザーで販売する食器類(未使用で、汚損のない箱入り)、贈答用タオルセットなどを募集中。バザーの売上はすべて寄付金となり、盲導犬育成に役立てられています。
また、事務作業で使用するための文房具や切手・ハガキ(新品・未使用のもの)、犬服(マナーコート)用に余った布地(綿100%で薄手。小花柄などのかわいらしい柄で明るい色合いの布地で、110×240cm以上の大きさが必要)も募集しています。いずれも1点からOKです。
- 寄付できるもの
バザー用品(贈答用のタオルや食器、箱に汚損の無い物に限る)/書き損じのはがきや未使用の切手/犬服用の布地など
- かかる費用
送料は自己負担
使用済みダウンを再利用!グリーンダウンプロジェクト
へたってしまった羽毛布団や、穴が開いたり汚れてしまったダウンジャケット。実は中身の羽毛(ダウン)はリサイクル可能な資源です。
このプロジェクトは、協賛店舗に不要になったダウン製品を持ち込むことで、解体、洗浄して再利用できるようになるという仕組みです。供給量が減ってきている羽毛が循環できる社会につながります。
- 寄付できるもの
ダウン率が50%以上の羽毛布団やダウンジャケット
- かかる費用
無料。回収場所に持参。
古新聞・タオルで命を守る!犬と猫のライフボート
不要になった新聞やバスタオル、毛布が、殺処分される犬や猫の命を守るために役立ちます。犬猫を保護し、里親探しをしている「NPO法人犬と猫のライフボート」に届いた毛布やタオルは、保護犬の部屋の敷物になったり、新聞紙は掃除する際に使われます。
- 寄付できるもの
バスタオル(新古問わず)/新聞紙/猫砂など
- かかる費用
送料は自己負担
取材・文=長倉志乃、三橋桃子(ともにハルメク編集部) イラスレーション=藤田ヒロコ
※この記事は雑誌「ハルメク」2020年5月号に掲載したものを再編集しています。
■もっと知りたい■
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■ この記事で紹介したサービスの申し込みは……
・セカンドライフ
ホームページの申し込みフォームから。
https://www.ehaiki.jp/second/
・公益財団法人東日本盲導犬協会
ホームページの申し込みフォームまたは電話・メールにて。
http://www.guide-dog.jp/support/donation-commodity/
TEL:028-652-3883 メール:info@guide-dog.jp
・グリーンダウンプロジェクト
ご自宅近くで回収可能な場所をホームページで検索・確認ください。
https://www.gdp.or.jp/collect/
・犬と猫のライフボート
ホームページで在庫と募集状況を確認の上、記載の住所に送付ください。
https://www.lifeboat.or.jp/cooperation/mono/index.html
※雑誌「ハルメク」は定期購読誌です。書店ではお買い求めいただけません。詳しくは雑誌ハルメクのサイトをご確認ください。