ハツラツ!草笛光子さんが70代で始めた体づくり
2024.02.172022年11月05日
特集|草笛光子さんに学ぶ「きれいに生きる」姿勢#3
草笛光子さんの若々しさの秘訣は運動と…新聞!?
87歳の今も俳優として第一線で活躍する・草笛光子(くさぶえ・みつこ)さん。草笛さんのハツラツとした姿と言葉から、きれいにを生きるヒントを学ぶ特集です。3回目は、若々しさの秘訣をお届けします。体づくりと知的好奇心を保つ方法が参考になります。
若さの秘訣はよく食べて良く体を動かすこと
※このインタビューは、2019年6月に行った内容です。
誰もが思わず見とれる美しいグレイヘアに、気品と茶目っ気が融け合ったような柔らかな表情。すっと背中を伸ばしてカメラの前に立つと、草笛さんはポーズも表情もクルクルと変えていきます。その様子は、まるで一人舞台のよう。
撮影を終えると、「私、よく食べるんです。こんなふうにね」と、カツサンドをパクリ。よく食べて、よく体を動かす、それが若さの秘訣なのかもしれません。
70歳を過ぎて自分の体と向き合ったとき、このままじゃダメだと思ったんです。以来、週に一度、パーソナルトレーナーの方についていただいて、2時間じっくり体を動かしています。もう12年(※)くらい続けていて、だからこの年でも体がもっているんでしょうね。※2019年6月インタビュー時
「その12年の付き合いのトレーナーから、『草笛さんは、いつも自分の体と対話している。だから病気になってもへこたれない』と言われました。自分でもそう思いますね。
私が朝晩しているマッサージは、本を読んだり、誰かに教わったりしたわけでなく、自分なりに体と向き合って“こうすればいいだろう”と考えた方法です。他にも自己流で、舌が乾燥しないようにお風呂の中でベロを出す習慣を何年も前から続けています。
そのことを信頼しているお医者様に話したら、『舌を出して血の巡りをよくすると、耳にも脳にもいい。よく考えましたね』って言われました。いばるわけじゃないけど、ちょっといばらしてもらうと(笑)、自分で考えて続けてきた健康法が、後から新聞や本に出て、やっぱりよかったんだ、と知ることが多いんです。...