草笛光子さん「80歳も90歳も面白がって生きる」
2023.10.272024年02月17日
特集|草笛光子さんに学ぶ「きれいに生きる」姿勢#2
ハツラツ!草笛光子さんが70代で始めた体づくり
気品ある凛とした佇まい、美しいグレイヘアが多くの憧れを集める草笛光子(くさぶえ・みつこ)さん。90歳を迎え、ますます輝いています。そんな草笛さんの元気の秘訣は、体づくり。2010年のインタビューより、70代で実践していた方法をお届けします。
草笛光子さんのプロフィール
くさぶえ・みつこ 1933(昭和8)年、神奈川県生まれ。50年松竹歌劇団に入団。53年に映画デビュー。日本ミュージカル界の草分け的存在で「ラ・マンチャの男」「シカゴ」などの日本初演に参加。その演技が認められ、芸術祭賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、毎日芸術賞など受賞多数。99年に紫綬褒章、2005年に旭日小綬章を受章。映画、テレビドラマでも精力的に活躍。著書に『草笛光子のクローゼット』(主婦と生活社刊)など。
72歳で体調不良に。体づくりを始める
草笛光子さんが72歳から始めた舞台「6週間のダンスレッスン」は、68歳の主人公リリーが、年若いインストラクターに6週間で、スイング、タンゴ、ワルツ、フォックストロット、チャチャチャ、コンテンポラリーといったさまざまなダンスを教わりマスターしていく物語。
舞台の草笛さんの華麗なダンスに、観客から「すごい!」と毎回拍手が起こる恒例の舞台です。
「実は2006年の初演の際、千秋楽の翌日に調子を崩して高熱を出しました。がんばっていたので、体が順応できなかったのですね。舞台で体を動かしていますから、特別に体づくりを意識したことがありませんでしたが、体力がなくなっていることに気付かされました。
これは大変、女優の仕事を続けていくなら本格的に体をつくり直さなければ、とわかったんです。それが私の体づくりの出発点でした」
会話をしながら楽しく筋トレ!体との対話も大切
「それ以来、パーソナルトレーナーをお願いして自宅の稽古場で週1回2時間のトレーニングを続けています。最初の頃はストレッチとバランスボールを使った筋肉トレーニングでしたが徐々に運動量を増やしていき、今は8kgのおもりを腰につけてスクワットもしています。
そりゃあ、苦しいと感じるときもありますよ! ...