特集|草笛光子さんに学ぶ「きれいに生きる」姿勢#2
ハツラツ!草笛光子さんが70代で始めた体づくり
ハツラツ!草笛光子さんが70代で始めた体づくり
更新日:2024年02月17日
公開日:2021年09月28日
草笛光子さんのプロフィール
くさぶえ・みつこ 1933(昭和8)年、神奈川県生まれ。50年松竹歌劇団に入団。53年に映画デビュー。日本ミュージカル界の草分け的存在で「ラ・マンチャの男」「シカゴ」などの日本初演に参加。その演技が認められ、芸術祭賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、毎日芸術賞など受賞多数。99年に紫綬褒章、2005年に旭日小綬章を受章。映画、テレビドラマでも精力的に活躍。著書に『草笛光子のクローゼット』(主婦と生活社刊)など。
72歳で体調不良に。体づくりを始める
草笛光子さんが72歳から始めた舞台「6週間のダンスレッスン」は、68歳の主人公リリーが、年若いインストラクターに6週間で、スイング、タンゴ、ワルツ、フォックストロット、チャチャチャ、コンテンポラリーといったさまざまなダンスを教わりマスターしていく物語。
舞台の草笛さんの華麗なダンスに、観客から「すごい!」と毎回拍手が起こる恒例の舞台です。
「実は2006年の初演の際、千秋楽の翌日に調子を崩して高熱を出しました。がんばっていたので、体が順応できなかったのですね。舞台で体を動かしていますから、特別に体づくりを意識したことがありませんでしたが、体力がなくなっていることに気付かされました。
これは大変、女優の仕事を続けていくなら本格的に体をつくり直さなければ、とわかったんです。それが私の体づくりの出発点でした」
会話をしながら楽しく筋トレ!体との対話も大切

「それ以来、パーソナルトレーナーをお願いして自宅の稽古場で週1回2時間のトレーニングを続けています。最初の頃はストレッチとバランスボールを使った筋肉トレーニングでしたが徐々に運動量を増やしていき、今は8kgのおもりを腰につけてスクワットもしています。
そりゃあ、苦しいと感じるときもありますよ! トレーナーに『体が壊れちゃう。殺す気?』と不平を言えば、『壊れません! そのために僕がついているんです!』と怒られる(笑)。
かと思えば『草笛さん、すみませんが、これやってください』『じゃあやってあげましょう』なんて冗談を言ったり、『今日はもうこれ以上できないわ』『だめ、まだやりますよ。終わった後がすっきりするでしょ』『今日はすっきりするかどうか、わからない』なんて憎まれ口を言い合ったり。
はたから見ていると漫才だかケンカだかわからないくらい、よくしゃべりながらトレーニングしていて、にぎやかですよ(笑)。
苦しいからしゃべってなきゃいられない、っていうのもあります。会話をすることで苦しさから気持ちをそらすことができるんです。それに呼吸を止めずに正しくトレーニングができるという利点もあるみたいです」
トレーニングを続けるうちに、筋肉の状態がよりわかるようになり、自分の体のどこにどう気を付けたらよいかもわかるようになってきたという草笛さん。
「突然体が壊れることはないけれど、ちょっとした違和感が案外その後の不調につながることがあるので、怖いんです。
毎朝のストレッチのとき、足の指から全身をほぐしていきつつ、今日はどう?と体と話し合いながら付き合っています」
草笛さんが実践していた体づくり
1.毎朝、自己流のストレッチ
これまで見聞きしてきたストレッチ法の中から、自分の体に合っているものを組み合わせた草笛流。足の指から徐々にほぐしていくストレッチで、1日15分程度。朝の日課です。
2.食事は3食きちんと、楽しんで
食事は朝昼晩、主食もしっかり。ダイエットとか我慢は、食事に関してはしません。食事はエネルギー源ですし楽しみですから、好きなものをいただきます。
3.週1回、2時間のパーソナルトレーニング
4年ほど前から、バランスボールやストレッチポール、8kgのおもりを腰につけてのスクワットなど、トレーナーとケンカみたいな会話をしながら(笑)やっています。
4.舞台があってもなくても、生活リズムを変えない
舞台は心身ともに酷使しますので、体調管理やトレーニングが欠かせません。が、終わってダラけると、体は逆にガタッとくるので、習慣やリズムは変えません。
5.腰から下を冷やさない
舞台で動きますから、足はとても大切。腰から下を冷やさないように、悪いところを冷やさないように、靴下は四季を通じて必需品です。入浴時は、チベットの塩を入れて温めています。
草笛光子さん!90歳を迎えての主演映画「九十歳。何がめでたい」
直⽊賞をはじめ数々の賞を受賞し、2023年11⽉5⽇に100歳を迎えた作家・佐藤愛⼦のベストセラーエッセイ集『九⼗歳。何がめでたい』の実写映画化が決定!2023年10⽉22⽇に“90歳”を迎え、益々活躍の幅を広げる草笛光⼦さんが実在の主⼈公・作家佐藤愛⼦を演じます。(2024年6月21日(金)全国公開)
取材・文=前田まき(編集部)、撮影=大木啓至、ヘアメイク=尚司芳和、スタイリング=市原みちよ ※この記事は雑誌「いきいき(現ハルメク)」2010年10月号を再編集しています
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