辰巳渚レッスン3:必要とされる生き方は自分で作れる
2021.10.142022年04月14日
辰巳渚さんの人生100年時代を前向きに生きるコツ2
辰巳渚レッスン2:自分の強みを見つける人生の棚卸し
「長生き時代」を不安に思うのではなく、発想を転換し、新しい生き方を探っていく――その方法を伝えてきた片づけのプロの故・辰巳渚さんに、「前向きに生きるコツ」を教わる連載。第2回は人生を「棚卸し」して、自分の意識下にある強みを掘り起こします。
誰もが生きた分の財産を持っている
※本記事は、2018年に辰巳渚さんに取材し作成した記事を再掲載しています。
「人生100年時代」といわれるこれからを、私たちはどのように生きていくべきか。前回は、お金などの心配ばかりをするのではなく、新しい生き方を模索できるチャンスと捉えましょう、という話をしました。今回は、これまで自分が築いてきた「財産」を見つけていきます。なぜなら今後の長い人生で、あなたの強みを生かさない手はないからです。
このようにお話しすると、「私はたいしたことはしていない」「何の資格も持っていない」と自信なさげに言う方も少なくありません。私たちを取り巻く社会やメディアは、不安や不満を煽って、物や情報を売ろうとする傾向があります。
そのため私たちは、気付かないうちに自分の人生についても、つい「足りない点」を探してしまいがち。ですが実際は、50年生きたら50年分の、70年生きたら70年分の財産を持っているのです。