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- 山本ふみこさんエッセー通信講座第5期参加者の5作品
随筆家の山本ふみこさんが講師を務めるハルメクのエッセー通信講座。エッセーの書き方を半年間で学んでいます。第5期2回目の動画と、参加者の作品から山本さんが選んだ5本のエッセーをお楽しみください。
山本ふみこさんが選んだ5つのエッセー
クリックすると、作品と山本ふみこさんの講評をお読みいただけます。第2回で取り組んだエッセーのテーマは「おすすめ」です。
「お見事!」かわばたえつこさん
家電製品は「壊れるまで買わない」というのが、我が家のルールで……
「『オススメ』に乗らないための『おすすめ』」木村真理さん
世の中は「オススメ」にあふれている。「かわいらしいオススメ」……
「自分だけのために」増田万紀子さん
40代半ばごろ、次から次へとピンチが続いた時期があった。あまり……
「シュノーケリングは いかが」水木うららさん
「ワァ! 冷たっ!」久しぶりの海の水は身がひきしまるほど、冷た……
「深夜放送」宮脇洋子さん
いつの頃からか、夜中に2度、3度と目覚めるのが当たり前になっ……
エッセーに関する質問・お悩みに動画で回答
人気随筆家の山本ふみこさんにエッセーの書き方を学ぶ通信制エッセー講座には、全国各地から約30名が参加しています。第2回の今回は、「『テーマ』の捉え方」、「日常会話と文章の言葉の違い」について山本さんのメッセージを動画でご紹介します。
山本さん:今回のテーマは「おすすめ」でした。
みなさん真面目にテーマを受け止めて、「おすすめ」について書いていらっしゃいますが、もっと自由にテーマを捉えてもらえたらいいなと思いました。
読者に何かをおすすめすることを書くだけではなく、色んな視点があると思うんです。例えば「未来の自分にすすめたい何か」とか。書いているうちにテーマの「おすすめ」なんてどこかに行ってしまってもいいんです。今後もテーマはあくまで「道しるべ」のような気持ちで捉えてもらえるといいなと思います。
書く上で「発想の突飛さ」は大事です。言われたことをそのまま書くのではない、あまのじゃくになることが私からの「おすすめ」です。
日常会話で使いがちな「言葉の癖」に要注意!
今回提出された作品を添削する中で山本さんが気になったのは、日常的に会話の中で使いがちな言葉の癖が作品にそのまま出がち、という点だったそうです。
山本さん:例えば、会話の中でよく使いがちな「もちろん」という言葉を文章の中で使うと、読者にとっては「もちろん」なことではないかもしれません。
こういった言葉ひとつで読者は戸惑い、「書き手のこの先の文章についていくのをどうしようか」という気持ちすら生まれる可能性があります。決めつけるような言葉はなるべく使わないようにしましょう。
また、「〇〇しちゃった」「〇〇してしまう」などという表現にも気を付けたいですね。これらの言葉も会話の中ではよく使うかと思いますが、原稿に何度も出てくると、作品全体の印象が負のオーラをまとったものになりがちです。
当たり前に、まっすぐ淡々と書くということを頭の隅に置いて書くとよいと思います。
随筆家・山本ふみこさんのプロフィール
1958(昭和33)年生まれ。出版社勤務を経て随筆家に。ハルメクでは連載「だから、好きな先輩」やエッセー講座(会場開催と通信制)の講師でおなじみ。著書に『朝ごはんからはじまる』『まないた手帖』(ともに毎日新聞社刊)『おとな時間の、つくりかた』(PHP文庫刊)『暮らしと台所の歳時記 旬の野菜で感じる七十二候』(PHP研究所)『こぎれい、こざっぱり』『台所から子どもたちへ』(ともにオレンジページ刊)『家のしごと』(ミシマ社刊)ほか多数。公式ブログは http://fumimushi.cocolog-nifty.com/
ハルメクの通信制エッセー講座とは?
全国どこでも、自宅でエッセーの書き方を学べる通信制エッセー講座。参加者は毎月1回出されるテーマについて書き、講師で随筆家の山本ふみこさんから添削やアドバイスを受けられます。講座の受講期間は半年間。
現在第5期の講座を開講しています(募集は終了しました)。次回第6期の参加者の募集は、2022年12月を予定しています。詳しくは雑誌「ハルメク」2023年1月号の誌上とハルメク365WEBサイトのページをご覧ください。
エッセー作品一覧
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