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- 山本ふみこさんエッセー通信講座第5期参加者の3作品
随筆家の山本ふみこさんが講師を務めるハルメクのエッセー通信講座。エッセーの書き方を半年間で学んでいます。第5期1回目の動画と、参加者の作品から山本さんが選んだ3本のエッセーをお楽しみください。
山本ふみこさんが選んだ3つのエッセー
クリックすると、作品と山本ふみこさんの講評をお読みいただけます。第1回で取り組んだエッセーのテーマは「決める」です。
「何でもとっておく」大井洋子さん
退職後、夫が住まいのあった東京都大田区から、もう少し静かな土……
「赤の鉢」佐伯典子さん
食卓の小さなガラス器にバラを2本飾っている。ベランダの鉢でほ……
「8本の木」綱 則子さん
この春、実家の庭に木を植えた。和室のえん側あたりを囲むように……
エッセーに関する質問・お悩みに動画で回答
人気随筆家の山本ふみこさんにエッセーの書き方を学ぶ通信制エッセー講座には、全国各地から約30名が参加しています。今回は、半年間の講座の初回です。山本さんからのメッセージと「書くことの基本」を動画でご紹介します。
山本さん:まず、「書いてみる」ということに尽きるんですね。
書いてみる。表現してみる。(書く題材というものは)結構いろいろたまっているんですね。表層にたまっているものがあって、その奥にさらに書かれるのを待っているものたちがある。そこに届くまで、第5期でできるようになるといいな、というのが今の私の気持ちです。
書式も紙も何でも構いません。どんなものでも受け付けています。ぜひ、書くことを楽しんでください。
「書く→音読する」がスキルアップへの近道
山本さんは特に書いたものを「音読する」ということをすすめています。「音読」の意味について、動画ではこんなふうにお話をしています。
山本さん:書くときにぜひ、音読しながら書くことをやってみていただきたいです。
日本語の文章は音の連なりがとても美しいので、どんなものを書くにしろ音読したときに美しく流れるように書くということは一つの目当てになります。
ですから、書きあがったら声に出して読んでみる。そうすると音の流れの美しさもそうだけれど、ご自分で書いた内容を吟味するようなこともできます。必ず音読してみてください。
そして、1日だけ寝かせてください。翌朝もう一回読み直して、原稿を送るようにしてください。美しい日本語の文章を書きましょう。
原稿は「楽譜」
山本さんは原稿を「楽譜」と表現します。読書は目で読むものと思いがちですが、「美しい文章はたいてい音の流れも美しく、楽譜として成り立っています」(山本さん)。
自分が書いた原稿を読んでみることを、ぜひ習慣にしてみてください。
随筆家・山本ふみこさんのプロフィール
1958(昭和33)年生まれ。出版社勤務を経て随筆家に。ハルメクでは連載「だから、好きな先輩」やエッセー講座(会場開催と通信制)の講師でおなじみ。著書に『朝ごはんからはじまる』『まないた手帖』(ともに毎日新聞社刊)『おとな時間の、つくりかた』(PHP文庫刊)『暮らしと台所の歳時記 旬の野菜で感じる七十二候』(PHP研究所)『こぎれい、こざっぱり』『台所から子どもたちへ』(ともにオレンジページ刊)『家のしごと』(ミシマ社刊)ほか多数。公式ブログは http://fumimushi.cocolog-nifty.com/
ハルメクの通信制エッセー講座とは?
全国どこでも、自宅でエッセーの書き方を学べる通信制エッセー講座。参加者は毎月1回出されるテーマについて書き、講師で随筆家の山本ふみこさんから添削やアドバイスを受けられます。講座の受講期間は半年間。
現在第5期の講座を開講しています(募集は終了しました)。次回第6期の参加者の募集は、2022年12月を予定しています。詳しくは雑誌「ハルメク」2023年1月号の誌上とハルメク365WEBサイトのページをご覧ください。
エッセー作品一覧
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