「眼鏡のくもりがイヤ」を解決!冬こそ知っておきたい眼鏡のくもり対策術

「眼鏡のくもりがイヤ」を解決!冬こそ知っておきたい眼鏡のくもり対策術

公開日:2025年12月05日

「眼鏡のくもりがイヤ」を解決!冬こそ知っておきたい眼鏡のくもり対策術

マスクを着けると眼鏡がくもって視界がぼんやり…。そんな小さなストレスを感じていませんか?眼鏡のくもりは、くもり止めアイテムの活用やレンズ選びの見直しで解決できます。対策術を知って、寒い季節もすっきり快適な視界で過ごしましょう。

マスクをつけると眼鏡がくもるのはなぜ?

マスクをつけると眼鏡がくもるのはなぜ?
YsPhoto / PIXTA

眼鏡愛好家のストレスの一つが、「マスクで眼鏡がくもる」こと。特に、マスクをする機会が増える冬は、ストレスが多くなるのではないでしょうか。

眼鏡がくもる主な原因は結露です。結露とは、暖かく湿った空気が冷たいものの表面で冷やされ、水滴として現れる現象。マスクをしたときメガネがくもりやすくなるのは、息に含まれる水分がレンズに触れて冷やされ、水滴になってレンズ表面に付着するからです。

さらに、レンズが皮脂やほこりなどで汚れていると水滴が付着しやすくなり、結露によるレンズのくもりがより起こりやすくなります。

息がレンズの方に漏れないよう、マスクを鼻にしっかりフィットさせることでくもりを軽減することはできますが、こまめにマスクのフィット感を調整するのはなかなか面倒なもの。ならば眼鏡自体のくもり対策で、冬の眼鏡ストレスを遠ざけましょう!

今持っている眼鏡には「くもり止めアイテム」を

今持っている眼鏡には「くもり止めアイテム」を
hana&choco / PIXTA

今持っている眼鏡をくもりにくくしたいなら、くもり止めアイテムを使うのがおすすめです。持ち歩きに便利なものや、朝晩のお手入れにぴったりなものなどいくつか種類があるので、ライフスタイルや使用シーンに合わせて選んでくださいね。

■くもり止めクロス
くもり止め成分を浸透させた眼鏡拭きです。レンズ表面を4~5往復程度拭くだけで、長時間くもり止め効果が発揮されます。

コンパクトで持ち歩きしやすく、眼鏡のくもりが気になったときにサッと使えるのがポイント。くもり止め成分を維持させるために、クロスは専用の袋や缶に入れて保管しましょう。

■くもり止めスプレー
レンズ全体に吹きかけることで、くもり止め成分をムラなくコーティングできるアイテムです。くもり止め効果の持続時間が長いため、お出掛け前や夜寝る前に使えば、1日中くもり知らずで過ごせます。

■くもり止めジェル
ジェルタイプは成分が濃密で、中には24時間以上くもり止め効果が続くものもあります。ムラになりやすい場合があるので、丁寧に塗り広げるのがポイントです。

なお、こうしたくもり止めアイテムは、レンズの汚れを落としてから使うとより高い効果が期待できます。

できれば、まず水洗いでレンズの汚れを落とし、ティッシュなどで軽く水気を拭いてから使用を。スプレーやジェルタイプは指先でレンズ全体に擦り込み、1分ほど待ってからティッシュペーパーでレンズを挟みこむようにしてやさしく拭き上げます。

朝や夜はくもり止めスプレー(ジェル)を習慣に、お出掛けの際はくもり止めクロスを持ち歩くようにすれば、冬もくもり知らずの眼鏡ライフを送れそうです。

新しく買うならくもり止め効果のあるレンズに

新しく買うならくもり止め効果のあるレンズに
 years / PIXTA

新しく眼鏡を買う予定の人は、レンズそのものにくもり止め効果があるタイプを選ぶのもおすすめです。

くもり止め効果があるレンズには、レンズが水と馴染みやすくなる親水性コーティングを施したものや、水分を吸水させる仕組みのものなどがあります。

新しく買うならくもり止め効果のあるレンズに
提供:眼鏡市場

どんなタイプが合うのかわからないときは、眼鏡専門店で相談すれば、ライフスタイルに合ったくもり止め対策を提案してくれます。

レンズのくもり止め効果持続期間は、平均で1~2年ほど。そもそもくもりにくいレンズなら、マスクが欠かせない季節もストレスフリーで過ごせます。

なお、くもり止め効果のあるレンズは、通常のレンズに比べて表面が柔らかく、傷がつきやすい特徴があります。そのため、汚れがついた状態で拭くとレンズが傷つく可能性が。お手入れの際は、以下の手順を守るようにしましょう。

<くもり止め効果のあるレンズのお手入れ方法>

  1. 表面のほこりやごみを水道水で洗い流す。
  2. やわらかいティッシュペーパーでやさしく水分を拭き取る。
  3. 眼鏡拭きでやさしく拭き上げる。

くもり対策が万全なら、マスクが欠かせない季節も快適な視界を守っていけます。小さなストレスを減らして、冬も快適な眼鏡ライフを送りましょう。

■取材協力:眼鏡市場


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