知らないと損!美容の豆知識#36
もしや下品?50代のNGリップメイクを上品&若見えさせるコツ
もしや下品?50代のNGリップメイクを上品&若見えさせるコツ
更新日:2025年10月25日
公開日:2025年09月21日
大人の「品の良さ」を左右するリップメイク
唇はとても小さなパーツですが、リップラインをクッキリ取ってエレガントな印象に見せたり、輪郭はボカしてカジュアルに仕上げたり、実はさまざまなメイクテクニックが存在します。
一方、赤リップが流行ったかと思えばブラウンなど落ち着いた色が主流になってきて、どんな色を選べばいいかわからない!という方も多いようです。
唇は顔の中央に位置するので、小さなパーツとはいえ目立ちます。アイメイクと違い、ボディに近い部分になるのでその日のファッションカラーに合わせることもあります。そうなると、ファッションに対して派手で色が浮いている……なんてお悩みも。
大人女性が気を付けるべき、リップメイクのNGポイント3つ
どれだけベースメイクやアイメイクがうまくいったとしても、リップメイクに失敗すると「品がない」印象に見られることがあります。そうならないように気を付けるべきリップメイクのNGポイントは、次の3つです。
リップメイクのNGポイント3つ
- リップラインをくっきり取るのは古臭い
- リップグロスは量に気を付けて
- 「浮かない色」にこだわって選ぶべし
今やリップラインをくっきり取るのは古臭いとされており、唇だけハッキリしすぎると変に浮いてしまいます。かといって、50代の大人世代は全体的に輪郭がぼやけてくる年代。リップラインまでボカしてしまったら、それこそメリハリがなくなってしまう!と思うでしょう。リップラインのボカし方も工夫する必要があります。
さらにリップアイテムをなじませる量や、色選びにもこだわるのが大人のリップメイクで品と若見えを叶えるコツです。
そこで次からは、上で挙げた3つのNGポイントをおさえつつ、美しいリップラインのボカし方、リップグロスの正しいなじませ方、大人のリップアイテムの色選びについて詳しく解説していきます!
「唇だけ浮いてる」なんて思わせない!大人のリップメイクのコツ
1.リップラインは「ほんのりボカし」で古臭さを軽減
リップラインをハッキリ取るのは古臭いとお伝えしましたが、ボカし過ぎも厳禁です。全体的に輪郭がぼやけてくる年代になると、リップラインをボカしすぎると「リップが落ちてしまった」ような仕上がりになるからです。
では、いったいどれくらいボカせばいいのか?
まずはリップブラシでリップラインをハッキリ取りましょう。
話が矛盾しているようですが、一旦ハッキリとラインを取った後、綿棒を使ってラインを軽くなぞります。口角から内側に向かって、外側に広がらないよう丁寧になぞりましょう。
最初からブラシを使わず、リップスティックをポンポンしながらボカすと唇の輪郭があやふやになりますが、一度リップラインをきれいに取った上でラインだけボカすことで、上品な今っぽいリップメイクに仕上がります。
またあえて色をハッキリ出し、ティッシュオフする際にほんのりボカすテクニックもあります。もともと発色がいいリップアイテムを使う場合や時間がない時は、ティッシュオフできれいにボカしてみましょう。
2.唇全体にグロスを塗るのは御法度!ブラシをうまく活用して
次によくあるお悩みとして、「リップグロスの適量がわからない」があります。
リップグロスは量が多いと「天ぷらを食べた後」のような、ツヤというよりテカテカとした不自然な印象が残ります。10代〜20代の若い世代は、グロスをたっぷり塗っても唇のハリ感と相まってぷっくりとした女性らしい印象を与えることができますが、大人世代はやや違和感を感じてしまうことが多いようです。
このテカテカ感を払拭するためには「塗る位置」に気を付けます。
リップグロスを口角から中心まで満遍なく塗るのは御法度! ポイントは「唇の中央のみになじませる」ことです。
リップブラシにグロスを少量取り、唇の中央にポンとおきましょう。そのまま口角に向かって広げていきます。ツヤのグラデーションを作るように、口角にはほとんどグロスのツヤ感は残らない程度に広げましょう。
こうすることでテカテカ感はなくなり、唇の中央がふっくらして見えるので、自然にボリュームが出たような仕上がりになります。
このように、グロスは塗る量、塗る位置に気を付ければOK。明日のメイクから実践してみましょう。
3.大人が選ぶべき「リップの色」はズバリこれ

ファッションとどう合わせればいいかわからない、いつも唇だけ派手で浮いてしまう……という方は、色選びにこだわってみましょう。年代に合う色が見つかれば、品のなさは無くなり若見えします。
ズバリ、大人世代には「ピンクブラウン」がおすすめ!
昔のメイクを引きずっている方は、おそらく今も赤リップやボルドーなどハッキリとした色合いの口紅をお持ちなのでは? 素敵な色だとは思いますが、肌色から浮いてしまい若い頃より色が似合わないと感じることも。また、今は華やかな色より上品で落ち着いた色合いが好まれます。
とはいえ、ブラウンが強い色や深みのある色はくすみが目立ち、お顔全体が暗く感じるということもあります。
そこで、ブラウンにピンクが合わさったような血色を感じる「ピンクブラウン」を選ぶのがおすすめです。クールな印象に仕上げたい方はブラウン強め、肌のくすみが気になる方や、明るい印象に仕上げたい方はピンクが強めの色を選びましょう。さらにソフトな印象に仕上げたい方は、ベージュが合わさったような淡い色もいいでしょう。
ピンクは私たちがもともと内側に持っている色。シーンを問わず使えて、どんな肌色にも合うので、どんなファッションでも浮くことはほとんどありません。
「ピンクブラウン」と言ってもメーカーによって微妙に色合いが違うことがあります。いくつか揃えておくと、選ぶ楽しみも増えます。ぜひ、お気に入りのピンクブラウンリップを探してみてくださいね。
大人のリップメイクテクニックがわかれば顔全体の印象も垢抜けて、品のある女性を演出できます。ぜひこの記事を参考に、リップメイクを楽しんでくださいね!
※HALMEK upの人気記事を再編集したものです。
写真・文:SAKI(メイク講師・美容ライター)




