知らないと損!美容の豆知識#35
50代の「ファンデ厚塗り問題」こうすれば即解決!ポイント3つ
50代の「ファンデ厚塗り問題」こうすれば即解決!ポイント3つ
更新日:2025年10月15日
公開日:2025年09月09日
厚塗り回避!50代ベースメイクのポイント3つ
そんなにベタベタ塗っているつもりはないけれど、仕上がりを鏡で見てみるとやっぱり厚塗り感が出てしまうという方、意外にも多いようです。
できるだけ少ない量を取っていても、塗り方や使うアイテムによっても仕上がりが左右されます。
例えば、年齢肌のシミやくすみなどをファンデーションだけでカバーしようとしてしまうと、しっかり隠さなきゃ!と、気付かないうちに厚塗り感が出てしまうことがあります。そんなときは、ファンデーションだけでなく、化粧下地やコンシーラーもうまく活用すれば、特別なテクニックがなくても簡単に厚塗りメイクから脱出することができます。
50代が気を付けたい、ベースメイクのポイントは以下の3つです。
厚塗りにならないベースメイク 3つのポイント
- 最初から全顔分の量を取るのは厳禁
- 指塗りではなくスポンジを活用する
- ファンデーションだけで解決しようとしないこと
この3つを実践すれば、明日から美肌見え間違いなしです!
ファンデーションの厚塗りから脱出すると、美肌見えだけでなく化粧崩れを防ぐことができ、小じわに入り込むことなくハリ感のある肌を演出できます。

そうは言っても、若い頃からやり慣れた方法があったり、コンシーラーは使ったことがないという方もいらっしゃるかと思います。
- 具体的にどれくらいの量をなじませればいいの?
- スポンジって、どうやって使えばいいの?
- コンシーラーや化粧下地はどんなものを選べばいいの?
といった「ハテナ」事項について、このあと詳しくお伝えしていきます!
厚塗り感なくファンデーションを美しく塗るコツは?
1.少量、少しずつ重ねて量を調節するのが鉄則

まずは大前提として、50代以上の方にはリキッドファンデーション、もしくはクリームファンデーションをおすすめします。その理由は、適度なカバー力で保湿力があり、大人の肌トラブルも美しくカバーすることができるからです
容器からファンデーション液を出す際はだいたい1〜2プッシュになるかと思います。
それを指でごっそり取り、丁寧にお顔に5点置き(両頬、額、鼻、顎先)をしていませんか? 実はそれ、厚塗りの原因の一つです。
一気にファンデーションをなじませようとすると、ベタっと重い仕上がりになってしまいます。また、顎先や鼻、額はそこまでカバーしなくていい箇所。むしろ必要以上の量をなじませてしまうと、崩れの原因になってしまうのです。
そこで、一気になじませるのではなく、カバーしたいところから薄く重ねていきましょう。一番カバーしたいのはやはり頬。手の甲に出したファンデーション液を指かスポンジに少量とり、頬からなじませていきます。この段階ではまだ肌トラブルが隠れていなくてもOK。もっとカバーしたい方は、同じ少量を重ね付けしましょう。
頬になじませた後は額を。そして顎先、鼻、目まわりの順番でカバーしていきます。
部位ごとになじませる量を変えることで厚塗り感を防ぐことができ、立体感もプラスされます。実はこのなじませ方にもポイントがあるので、次の項目でお伝えしますね。
2.スポンジでスタンプを押すようにカバーする

まずは両頬から少量をなじませていくという話をしましたが、指ではなくスポンジを使うのがおすすめです。スポンジを使うことで一気に広い範囲になじませることができ、ムラになるのを防ぐことができます。
また、指よりスポンジの方が少ない量をなじませやすいので、ぜひスポンジを活用してみてください。スポンジは厚みのある大きいサイズのものを選ぶと摩擦を軽減できますよ。
スポンジでなじませる際は、スタンプを押すようにポンポン優しく行いましょう。引きずるようになじませると摩擦の原因にもなりますし、しっかりカバーができずファンデーションの意味ある?というような、もったいない仕上がりに。
ポンポン押さえるようになじませることでしっかりカバーでき、密着力も上がるのでメイク崩れを防ぐことができます。
ドラッグストアでも種類豊富なスポンジが販売されているので、洗い替えも含めて自分好みのスポンジを探してみましょう!
3.化粧下地やコンシーラーを活用すべし

ここまでファンデーションのみのお話をしてきましたが、「肌トラブルが隠せるコスメ=ファンデーション」というわけではありません。
化粧下地やコンシーラーもぜひ活用してみてください。特にコンシーラーはプラスで使うのはちょっと面倒……と感じる方が多いかもしれませんが、日常的に使っていくと、むしろ手放せなくなってしまう方の方が多くなるかと思います。
化粧下地で、全体的な肌のくすみをカバー
まず化粧下地ですが、全体的な肌のくすみはファンデーションではなく化粧下地でカバーしましょう。塗り重ねて隠す、というのではなく、色でコントロールして目立たなくさせるのが化粧下地の役目です。
50代前後の方におすすめしたいのが、「ピンク」「イエロー」の化粧下地です。透明タイプではなく、この2色どちらかのコントロールカラー効果のある化粧下地を選びましょう。
ピンクは肌の暗いくすみを飛ばし、血色感をアップさせます。イエローは、余計にくすみが濃くなるのでは?と気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は日本人の肌によく合い自然に肌のくすみを飛ばすことができます。肌になじませると、もちろん黄色感はほとんどなくなりますので安心してください。
またくすみと言えば、ブルーやパープルがいいのでは?と思うかもしれませんが、大人世代の強いくすみ肌には逆にグレーっぽく浮いてしまい、美しい仕上がりから遠のいてしまいます。ブルーとパープルの2色は避けた方が無難です。
コンシーラーは、硬さや塗るタイミングにもこだわって
そしてコンシーラーですが、シミには固形もしくはスティックタイプの硬めのコンシーラーを使うことで、ピンポイントでしっかりカバーができます。
目の下のクマやたるみにはリキッドタイプの柔らかいコンシーラーを使いましょう。目まわりはよく動く部分なので、硬めのタイプは崩れやすくなります。
コンシーラーは一般的にはファンデーションの後に使用しますが、ファンデーション前にあらかじめなじませておくのもおすすめです。特に目立つ肌トラブルに先にコンシーラーをなじませておくと、それだけで肌色が整うのでファンデーションの厚塗りを防ぐこともできます。ぜひ、コンシーラーを塗るタイミングにもこだわってみてくださいね。
このように、ファンデーションの塗り方を工夫してみたり、使うアイテムをプラスしてみたりすることで、ガラリと肌印象が変わります。ぜひこの記事を参考に、明日のメイクから実践してみてくださいね!
写真・文:SAKI(メイク講師・美容ライター)
※HALMEK upの人気記事を再編集したものです。




