焼き芋を冷やすだけで腸と肌が変わる?
焼き芋は冷やすと美肌効果アップする⁉腸が変わる冬の新ルール
焼き芋は冷やすと美肌効果アップする⁉腸が変わる冬の新ルール
公開日:2025年12月02日
冬の乾燥対策は“冷やし焼き芋”から
冬になると恋しくなる、ほくほく甘い焼き芋。「温かいほうがおいしいに決まってる」——そう思いがちですが、実は“冷やしたほうが腸にいい”って知っていましたか?
その理由は、さつまいもに含まれる発酵性食物繊維「レジスタントスターチ」。これは腸内細菌のエサとなり、腸内で「短鎖脂肪酸」を生み出すことで腸内環境づくりをサポートすると言われる成分です。
このレジスタントスターチは
加熱 → 冷やす
という工程を経ると“増える”という性質があります。
つまり、焼き芋を冷蔵庫で冷やすだけで、腸活成分の発酵性食物繊維がグッと高まった“美容フード”に早変わりするというわけです。
腸が整うと肌のうるおいもアップする理由
11月には、東京都で最小湿度28%を観測する日もあり、冬は肌の水分が奪われやすい季節。湿度50%を切ると、肌の乾燥・かゆみ・ゴワつきが一気に進むと言われています。
この“乾燥トラブル”は、腸内環境の乱れとも深く関係しています。
腸が乱れると、
- 栄養が吸収されにくい
- 肌のバリア機能が弱る
- 水分保持力が低下する
といった悪循環が起き、スキンケアだけでは補いきれない“内側の乾燥”が進んでしまいます。
美容皮膚科医でまいこホリスティックスキンクリニック院長の山﨑まいこ先生も「腸を整えると美容成分が働きやすくなり、肌のハリやうるおいが上がる」と解説しています。腸の状態を整えることが、冬の乾燥対策を後押しする一歩になるのです。
発酵性食物繊維で“キメ・うるおい”が改善
一般社団法人発酵性食物繊維普及プロジェクトの研究によると、発酵性食物繊維を6週間継続的に摂取した女性に、
- 肌のうるおいが高まる
- 小ジワが減る
- 肌表面の凹凸が整う
といった変化が確認されています。
これは、
腸が整う → 栄養が届く → 肌の調子が整いやすくなる
という“腸と肌の関係”が改善したため。
焼き芋のレジスタントスターチは、このメカニズムに直結しており、冬の乾燥シーズンと相性抜群なのです。
“冷やし焼き芋”のおいしい取り入れ方
焼き芋は冷やすと甘みが凝縮し、ねっとり食感もアップ。食べ応えがあり、満足感も高まります。
おすすめの食べ方は……
朝ごはんに半分だけ
腹持ちがよく、腸もゆるやかに動き出す。
ヨーグルトと合わせる“腸活プレート”
乳酸菌×発酵性食物繊維の相乗効果に期待。
黒ごまやシナモンをトッピング
香りが豊かになり、満足感アップ。
小腹満たしのヘルシースイーツに
冷たくてもねっとり甘く、罪悪感が少ないのが魅力。
常備するなら、焼き芋を輪切りにして冷蔵保存がおすすめ。忙しい日でもすぐ食べられます。
冷やすだけで腸にやさしく、美容面でもうれしい変化が期待できる焼き芋。スキンケアに頼るだけでなく、“食べる乾燥ケア”をプラスすることで、冬のうるおいケアも後押しされます。
今年の冬は、あえて“冷やし焼き芋”で腸と肌の調子を整えてみませんか?




