“好き”が健康をつくる時代
“好き”がある人は若い。50代から始める恋と推し活の“ときめき健康法”
“好き”がある人は若い。50代から始める恋と推し活の“ときめき健康法”
更新日:2025年10月27日
公開日:2025年10月26日
いま話題!9割が実感「恋で健康寿命が延びる」って本当?
「恋をすると元気になる」──そんな言葉を、ただの比喩だと思っていませんか?
40〜80代の男女を対象にした調査(※)で、87.6%が「恋は健康寿命を延ばすと思う」と回答しました。特に60代女性では「強くそう思う」が約4割に達し、年齢を重ねるほど“恋と健康”のつながりを実感する人が増えています。
恋をきっかけに「毎日が楽しくなった」(42%)、「将来に希望を感じるようになった」(35%)、「美容やおしゃれに気を配るようになった」(女性47%)など、心や行動にも前向きな変化が。
いま注目されているのは、恋や推し活の“ときめき”が心身の若さを引き出すという新常識です。
なぜ“ときめく”と若返るのか?──脳科学が教える理由
恋や推し活で胸が高鳴る瞬間、脳内では「ドーパミン」「オキシトシン」「セロトニン」といった“幸せホルモン”が活性化しています。これらは意欲や集中力を高め、ストレスを緩和し、穏やかな幸福感をもたらします。
「恋やときめきで女性ホルモン(エストロゲン)が直接増えるわけではありませんが、脳内ホルモンの働きによって心身が整うのです。つまり、恋も推し活も、脳にとっては同じ“健康刺激”だということ。
さらに、ときめくことで副交感神経が優位になり、血流や睡眠の質が整い、免疫力もアップ。「好きなものを楽しむ人ほど若々しい」は、科学的にも根拠があります。
“恋する脳”はアンチエイジングの処方箋
恋や推し活のように新しい刺激を受けると、脳の“海馬”や“前頭前野”が活性化します。新しい情報を覚えようとしたり、予定を立てたりする行動が、記憶力や判断力の維持につながるのです。
さらに、調査では「恋愛・パートナー探し」(79.8%)が「健康習慣(運動・食事・睡眠)」(58.3%)を上回り、人生後半を楽しむ“終活”の1位に。恋はもはや娯楽ではなく、運動や食事と並ぶ“心の健康習慣”として位置づけられています。
自由回答でも、
「若返った、綺麗になったと言われた」(奈良県・65歳女性)
「ウォーキングを1日1万歩するようになった」(島根県・57歳男性)
「一人じゃないと思えて不眠が改善した」(愛知県・53歳女性)
といったリアルな声が多数寄せられました。恋をすることで、外見・生活習慣・メンタルが同時に変化していることがうかがえます。
恋や推し活は、“脳の筋トレ”であり、“心のストレッチ”。ドキドキするたびに、心身のバランスが整っていくのです。
ときめきがもたらす行動変化──美容も健康も前向きに
恋や推し活をしている人ほど、健康や美容への意識が高まります。「健康管理に関心を持つようになった」(22.3%)、「体を動かすようになった」(16.7%)など、実際の行動変化も多数。
“元気で会いたい”“見られたい”という気持ちが、運動や美容のモチベーションになっているようです。
また、「笑顔が増えた」「家の雰囲気が明るくなった」との声も多く、心の変化が人間関係まで好転させています。ときめきは、外見だけでなく、内面の明るさや暮らしのリズムまで整える“若返りスイッチ”なのです。
今日からできる“ときめき習慣”の見つけ方
恋をするのに、年齢の制限はありません。むしろ50代以降は、自分の“好き”を知る力が成熟しています。大切なのは、恋愛だけでなく、「推し」「趣味」「旅」「学び」など、自分の心が動く瞬間を意識して増やすこと。
“恋する”とは誰かに依存することではなく、自分の中のときめきを再起動すること。人生後半の恋や推し活は、“生きる力のリハビリ”なのです。
恋も推し活も、脳を刺激する最高の健康法。今日一つでも「心が動いた瞬間」があれば、それがあなたの若返りのサインかもしれません。
※「ミドルシニアの終活と恋愛・健康に関する意識調査」(2025年10月 株式会社アイザック)/40〜80代の「ラス恋」ユーザー1926名を対象
参照
『更年期に恋をすると女性ホルモンが増える?疑問を解説』




