汗が止まらない原因とは?症状・治療法・よくある質問【医師監修】
汗が止まらない原因とは?症状・治療法・よくある質問【医師監修】
公開日:2025年10月22日
この記事3行まとめ
✓気温に関係なく汗が止まらないのは、更年期や多汗症のサインかも
✓原因はホルモンバランスの乱れやストレスなどさまざま。まずは原因を知ることが大切
✓一人で悩まず専門医に相談を。生活習慣の見直しでも症状は改善できます
汗が止まらないのはなぜ?
「暑くもないのに、顔や頭から汗が噴き出して止まらない」「一人だけ汗だくで恥ずかしい」。そんな経験はありませんか? 体温調節に必要な範囲を超えて、日常生活に支障が出るほどの過剰な汗をかく状態は「多汗症」と呼ばれることがあります。
特に50代・60代の女性の場合、その背景には更年期によるホルモンバランスの変化が隠れていることも少なくありません。汗は大切な体の機能ですが、コントロールできないほどの汗は、心と体の両方にとって大きな負担になります。
まずは、ご自身の状態を正しく知ることが、悩みを解消する第一歩です。
よく見られる身体的症状
50代・60代の女性で「汗が止まらない」と感じる場合、特に更年期症状の一つである「ホットフラッシュ」として現れることが多くあります。
- 気温や室温に関係なく、突然、顔や首、胸元がカーッと熱くなる(ほてり・のぼせ)
- 熱くなった直後、滝のように大量の汗が噴き出す
- 汗をかいた後に、急にゾクゾクと寒気を感じる(冷えのぼせ)
- 夜中に大量の寝汗をかいて、パジャマやシーツが濡れて目が覚める
- 人前に出たり、緊張したりすると、特に顔や頭、脇から汗が止まらなくなる
これらの症状は、自分ではコントロールが難しく、周囲の理解も得にくいため、大きなストレスに感じられる方が多くいらっしゃいます。
心理的な変化
「また汗をかいたらどうしよう」という不安(予期不安)が、さらに汗をかきやすくするという悪循環に陥ることがあります。
- 人目が気になり、外出するのが億劫になる
- 汗じみや化粧崩れが気になって、おしゃれを楽しめない
- 仕事や趣味に集中できなくなる
- 周囲に不潔に思われているのではないかと感じ、自信をなくしてしまう
- イライラや気分の落ち込み、不眠につながることもある
このように、汗の問題は単なる身体的な不快感にとどまらず、私たちの心の元気まで奪ってしまうことがあるのです。
統計データ
皮膚科学会の「原発性局所多汗症診療ガイドライン 2023年改訂版」2020年のWebアンケート調査では、原因がはっきりしない部分的な多汗症は、約10%の人にみられるとされています。つまり、決して珍しい症状ではありません。
ところが、実際に病院を受診している人はごく一部にとどまり、多くの方が人知れず悩んでいるのが現状です。特に更年期世代の女性は、症状を「年齢のせい」と諦めてしまいがちですが、適切な対処法があることを知っていただきたいと思います。
汗が止まらない原因とメカニズム
主な原因
汗が止まらない原因は一つではありません。複数の要因が絡み合っていることも多くあります。
1. 生理学的要因
50代・60代の女性にとって最も大きな原因は、更年期による女性ホルモン(エストロゲン)の減少です。エストロゲンは、脳の視床下部という場所で、自律神経の働きをコントロールしています。このエストロゲンが急激に減少すると、自律神経のバランスが乱れ、体温調節機能が誤作動を起こしやすくなります。
その結果、暑くもないのに「暑い」と脳が勘違いし、汗を出す指令が過剰に出てしまうのです。これがホットフラッシュの正体です。 その他、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)や糖尿病などの病気が原因で汗が増えることもあります。
2. 環境的要因
現代の生活環境も汗の問題に影響を与えます。
- 空調の効いた室内と屋外の温度差:急激な温度変化に自律神経が対応しきれず、体温調節機能が乱れやすくなります。
- 食生活の乱れ:香辛料の多い食事や高脂肪食は、交感神経を刺激し、発汗を促すことがあります。
- 運動不足:汗をかく習慣がないと、汗腺の機能が低下し、いざという時にうまく体温調節ができなくなります。その結果、顔など特定の場所から集中的に汗をかくようになります。
3. 心理社会的要因
50代・60代は、子どもの独立、親の介護、仕事での役割の変化など、人生の大きな転機が訪れる時期です。こうした変化に伴う精神的なストレスや不安、緊張は、自律神経のうち交感神経を優位にし、発汗を促す「精神性発汗」を引き起こします。「人前で汗をかきたくない」という気持ちが、かえって汗を誘発してしまうのです。
発症メカニズム
汗は、エクリン汗腺とアポクリン汗腺という2種類の汗腺から分泌されます。体温調節のための汗は、主に全身に分布するエクリン汗腺から分泌され、99%が水分でサラサラしています。このエクリン汗腺の活動は、自律神経によってコントロールされています。
更年期やストレスによって自律神経のバランスが崩れると、体温調節の指令が過剰になり、エクリン汗腺が活発化して大量の汗をかいてしまうのです。
リスク要因
以下のような方は、汗の悩みを抱えやすい傾向があります。
- 更年期世代の女性
- ストレスを溜め込みやすい方
- 肥満傾向のある方
- 食生活が乱れがちな方
- 運動不足の方
- ご家族に多汗症の方がいる場合
これらのリスク要因に心当たりがある方は、早めに生活習慣を見直すことが、症状の予防や改善につながります。
診断方法と受診について
次に、受診する場合の流れについて説明します。
いつ受診すべきか
汗の量には個人差がありますが、以下のような症状が見られる場合は、我慢せずに医療機関を受診することをおすすめします。
- 汗のせいで日常生活(仕事、家事、対人関係)に支障が出ている
- 以前と比べて明らかに汗の量が増えた、または汗をかく場所が変わった
- 汗以外の症状(動悸、体重減少、手の震え、微熱、ひどい倦怠感など)がある
- 夜間の寝汗で目が覚めてしまい、睡眠不足になっている
- 自分の汗の臭いが気になるようになった
「これくらいで病院に行くなんて……」とためらう必要はありません。専門家に相談することで、解決の糸口が見つかるはずです。
診断の流れ
医療機関では、主に問診や視診、必要に応じて検査を行い、診断を進めていきます。
1. 問診で確認すること
医師は、診断の手がかりを得るために、以下のような質問をします。ご自身の言葉で、ありのままを伝えてください。
- いつから、どのような状況で汗をかきやすいですか?
- 汗をかく部位はどこですか?(全身、顔、頭、脇、手のひらなど)
- 汗の量はどのくらいですか?(服が濡れる、汗が滴り落ちるなど)
- 汗以外に気になる症状はありますか?
- 現在治療中の病気や、服用している薬はありますか?
- 月経の状況(閉経の時期など)について教えてください。
2. 身体検査
問診の内容に基づき、医師が汗をかいている部位の状態を直接確認(視診)します。また、甲状腺の腫れがないかなどを確認することもあります。プライバシーには十分に配慮されますので、ご安心ください。
3. 代表的な検査例
多汗症の重症度を客観的に評価したり、他の病気が隠れていないかを調べたりするために、以下のような検査を行うことがあります。(医師の判断により、必ずしもすべての検査を行うわけではありません)
- 発汗量測定:汗の量を客観的に測定する検査です。
- 血液検査:甲状腺機能や血糖値などを調べ、他の病気の可能性がないかを確認します。
- 心電図検査:動悸などの症状がある場合に行うことがあります。
受診時の準備
受診の際は、以下の点をメモしておくと、医師に症状が伝わりやすくなります。
- 汗日記:いつ、どこで、どんな時に、どのくらいの汗をかいたかを記録しておくと、診断の大きな助けになります。
- 症状のリスト:汗以外の気になる症状も忘れずに伝えましょう。
- お薬手帳:現在服用中の薬やサプリメントがわかるものを持参してください。
- 服装:汗をかいても着替えやすい、ゆったりとした服装がおすすめです。
受診すべき診療科
「汗が止まらない」という症状で受診する場合、原因によって専門の診療科が異なります。
- 皮膚科:多汗症の診断と治療を専門としています。まずは皮膚科に相談するのが一般的です。
- 婦人科:更年期症状(ホットフラッシュ、のぼせなど)が強く疑われる場合に適しています。
- 内科・内分泌内科:甲状腺の病気など、全身の病気が疑われる場合に受診します。
- 心療内科・精神科:精神的なストレスや不安が主な原因と考えられる場合に相談できます。
どこに相談すればよいか迷う場合は、まずはお近くの皮膚科か、かかりつけ医に相談し、必要に応じて専門の診療科を紹介してもらうのが良いでしょう。自治体の保健所や医療情報サービスで、お近くの医療機関を探すこともできます。
汗が止まらないときの治療法
治療方針の決定
治療は、症状の程度や原因、そしてご本人がどのくらい困っているかに合わせて、医師と相談しながら決めていきます。画一的な治療ではなく、一人一人のライフスタイルや希望に沿った、最適な方法を見つけていくことが大切です。
治療のゴールは「汗を完全になくすこと」ではなく、「汗の悩みを軽減し、快適な日常生活を取り戻すこと」にあります。
薬物療法
症状を和らげるために、以下のような薬が用いられることがあります。ご自身の判断で服用せず、必ず医師の診断のもとで処方を受けてください。
- 外用薬(塗り薬):汗腺の出口を塞いで汗を抑える薬です。塩化アルミニウム液や、近年では保険適用となった新しいタイプの塗り薬(アポハイドローション、ラピフォートワイプ、エクロックゲルなど)があります。
- 内服薬(飲み薬):汗を出す指令を伝える神経の働きをブロックする薬(抗コリン薬)が中心です。口の渇きや便秘などの副作用が出ることがあります。
- 漢方薬:体のバランスを整え、ほてりやのぼせ、精神的な緊張を和らげることで、汗の症状を改善します。体質に合わせて様々な処方があります。
- ホルモン補充療法(HRT):更年期症状によるホットフラッシュに高い効果が期待できます。減少した女性ホルモンを補う治療法で、婦人科で処方されます。定期的な検査が必要となります。
非薬物療法
薬を使わない治療法にも、いくつかの選択肢があります。これらも医師と相談の上で検討しましょう。
- イオントフォレーシス:水道水の入った容器に手や足を浸し、微弱な電流を流す治療法です。手のひらや足の裏の多汗症に有効で、保険が適用されます。
- ボツリヌス毒素注射(ボトックス注射):汗を出す指令をブロックする薬を、脇の下などの汗の多い場所に注射します。効果は数か月持続します。脇の多汗症には保険が適用されます。
- 心理療法・カウンセリング:精神的な不安やストレスが強い場合に、カウンセリングを通じて気持ちを楽にすることで、発汗が改善することがあります。
生活習慣による管理
治療と並行して、日々の生活習慣を見直すことも非常に重要です。
- 食生活の改善:大豆製品に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをします。積極的に食事に取り入れましょう。香辛料の強いものやカフェイン、アルコールは控えめに。
- 適度な運動:ウォーキングなどの有酸素運動を習慣にすると、自律神経が整い、汗腺の機能も正常化しやすくなります。「良い汗」をかく練習にもなります。
- リラクゼーション:深呼吸やヨガ、瞑想など、自分に合った方法でリラックスする時間を作り、ストレスを上手に解消しましょう。
治療期間と予後
治療期間は、原因や治療法によって異なります。更年期症状に伴うものであれば、閉経後の数年間で自然に落ち着くことが多いですが、症状がつらい場合は治療によって和らげることができます。
多汗症の治療は、症状をコントロールしながら長く付き合っていく場合もあります。大切なのは、焦らず、ご自身のペースで治療を続けることです。多くの場合、適切な治療とセルフケアによって、症状は改善し、より快適な生活を送ることが可能です。
予防法と日常生活での注意点
一次予防(発症予防)
汗の悩みが深刻になる前に、日頃から自律神経のバランスを整える生活を心がけることが大切です。
- バランスの取れた食事:特に大豆製品やビタミン、ミネラルを意識して摂取しましょう。
- 質の良い睡眠:寝る前のスマートフォン操作を控え、リラックスできる環境を整えましょう。
- 適度な運動習慣:少し汗ばむくらいの運動を続けることで、体温調節機能が正常に働きやすくなります。
- ストレスマネジメント:趣味の時間を持つ、友人と話すなど、自分なりのストレス解消法を見つけておきましょう。
二次予防(早期発見・早期治療)
「ちょっと汗が増えたかな?」と感じたら、それは体からのサインかもしれません。
- セルフチェック:汗の量や出方、タイミングの変化に気を配りましょう。
- 早めの相談:症状が軽いうちに専門医に相談することで、早期に適切な対策をとることができます。我慢しすぎないことが肝心です。
日常生活の工夫
汗と上手に付き合いながら、生活の質を保つための工夫を取り入れてみましょう。
- 服装の工夫:吸湿性・速乾性に優れた素材(綿、麻、機能性インナーなど)を選びましょう。汗じみが目立たない色やデザインの服もおすすめです。
- 制汗剤(デオドラント剤)の活用:外出前や汗をかきそうな場面の前に使用すると、安心感につながります。
- 持ち物の工夫:濡れたタオルやハンカチ、着替え、扇子などを持ち歩くと、いざという時に安心です。
- 体を冷やす工夫:首筋など太い血管が通る場所を冷たいタオルで冷やすと、ほてりが和らぎ、汗が引きやすくなります。
家族・周囲のサポート
ご家族や親しい友人など、周囲の方の理解とサポートも大きな力になります。汗の悩みが更年期の一症状であることや、本人の意思ではコントロールが難しいことを伝えておくと、不要な誤解を避けられます。「暑がりだね」といった何気ない一言が、本人を傷つけている場合もあります。
具体的なサポートとしては、「室温を気にかけてあげる」「リラックスできる時間を作ってあげる」など、さりげない配慮が嬉しいものです。
よくある質問(FAQ)
Q1: 汗が止まらないのは病気ですか?
A: 必ずしも病気とは限りませんが、体温調節に必要な量を超えて、日常生活に困るほど汗をかく場合は「多汗症」という病気の可能性があります。また、更年期症状や甲状腺の病気など、他の原因が隠れていることもあります。汗の量や出方が気になる場合は、一度専門医に相談することをおすすめします。
Q2: なぜ50代になると急に汗かきになるのですか?
A: 50代は、女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少する「更年期」にあたる方が多い年代です。このホルモンバランスの乱れが自律神経に影響を与え、体温調節がうまくいかなくなり、ホットフラッシュと呼ばれる突然のほてりや大量の汗を引き起こすのです。
多くの方が経験する自然な体の変化ですが、症状がつらい場合は治療で和らげることができます。
Q3: 汗のせいで人に会うのが怖くなってきました。
A: 「また汗をかいたらどうしよう」という不安が、かえって症状を悪化させることもあります。これは「精神性発汗」と呼ばれ、多くの方が悩んでいます。まずは吸湿性の良い服を選んだり、制汗剤を使ったりと、ご自身が安心できる対策を試してみてください。
また、婦人科や心療内科などで相談することも、心の負担を軽くする助けになります。
Q4: 病院ではどのような治療をするのですか?
A: 治療法は原因や症状によってさまざまです。更年期症状が原因であればホルモン補充療法(HRT)や漢方薬、多汗症であれば汗を抑える塗り薬や飲み薬が中心となります。
その他、脇汗にはボツリヌス毒素注射、手の汗にはイオントフォレーシスといった治療法もあります。医師と相談しながら、ご自身に合った方法を見つけていきましょう。
Q5: 病院は何科に行けばいいですか?
A: まずは、多汗症を専門とする「皮膚科」に相談するのが一般的です。ただし、ほてりやのぼせ、気分の落ち込みなど、他の更年期症状も強い場合は「婦人科」が適しています。
動悸や体重減少など、他の病気が疑われる場合は「内科」や「内分泌内科」への受診も考えられます。どこに行けばよいか迷ったら、かかりつけ医に相談してみましょう。
Q6: 汗の臭いも気になります。どうすればいいですか?
A: 体温調節でかくサラサラした汗自体は、ほとんど臭いません。臭いは、汗と皮膚の細菌が混ざることで発生します。対策としては、汗をかいたらこまめに濡れタオルで拭き取ること、通気性の良い下着をつけること、殺菌成分の入ったデオドラント製品を使うことなどが有効です。食生活の改善も効果が期待できます。
Q7: 治療にはどのくらいの期間や費用がかかりますか?
A: 治療期間や費用は、治療法や保険適用の有無によって大きく異なります。例えば、保険適用の飲み薬や塗り薬であれば、月数千円程度が目安です。ホルモン補充療法や漢方薬も保険が適用されることが多いです。
保険適用外の治療(ボツリヌス毒素注射の部位による)は高額になることもありますので、治療を始める前に必ず医師に確認しましょう。
Q8: 汗をかかないように、水分を控えた方がいいですか?
A: それは逆効果です。水分が不足すると、体は脱水を防ごうとして汗を出しにくくなり、かえって体温調節がうまくいかなくなります。また、汗が濃縮されて臭いが強くなることも。健康のためにも、喉が渇く前にこまめに水分を摂ることが大切です。
Q9: 漢方薬やサプリメントは効果がありますか?
A: 体質に合えば、漢方薬は汗の症状を含む体の不調を総合的に改善する効果が期待できます。ただし、必ず医師や薬剤師に相談して処方してもらいましょう。
サプリメントに関しては、大豆イソフラボンなど更年期症状の緩和を謳うものがありますが、効果には個人差があり、科学的根拠が十分でないものもあります。利用する際は、かかりつけ医に相談することをおすすめします。
Q10: この汗の悩みは、いつか終わるのでしょうか?
A: 更年期による症状であれば、閉経後、ホルモンバランスが新たに安定した状態になると、自然に落ち着いていくことがほとんどです。終わりは必ず来ます。それまでのつらい時期を、治療やセルフケアで上手に乗り切っていくことが大切です。一人で抱え込まず、専門家の力を借りながら、ご自身の体をいたわってあげてくださいね。
まとめ
大切なポイント
- 50代からの「汗が止まらない」は、更年期によるホルモンバランスの乱れが主な原因であることが多いです。
- 治療法は一つではありません。ホルモン補充療法、漢方薬、塗り薬など、ご自身に合った方法を専門医と見つけましょう。
- 生活習慣の見直しも大切。バランスの良い食事、適度な運動、上手なストレス解消が症状緩和の鍵です。
- 汗の悩みを一人で抱え込まないこと。医療機関に相談すれば、心と体の負担を軽くすることができます。
これまで家族や仕事のためにがんばってきた私たちの体に、変化が訪れるのは自然なことです。「汗が止まらない」という悩みは、決して恥ずかしいことではありません。ご自身の体をいたわり、新しい付き合い方を見つけるチャンスと捉えてみませんか。希望を持って、専門家と一緒に解決の道を探していきましょう。
健康に関するご相談は最寄りのかかりつけ医へ
この記事の健康情報は一般的な内容です。ご自身の症状や体調について心配なことがある場合は、必ずかかりつけ医にご相談ください。
適切な診断・治療には専門医による個別の判断が不可欠です。自己判断せず、まずは信頼できる医師にお話しすることをおすすめします。
監修者プロフィール:鳥越勝行 先生

健康塾クリニック院長。東北大学情報工学科卒業後、名古屋大学医学部を経て複数の病院で臨床経験を積む。患者様一人一人の声に耳を傾け、心身の不調や悩みに寄り添った診療を実践。低価格での健康診断・ワクチン提供や職員への還元も重視し、幸福度を軸にした医療を提供している。




