まさか目も日焼けしている!?紫外線ダメージをいたわるケアで将来の視力を守る
まさか目も日焼けしている!?紫外線ダメージをいたわるケアで将来の視力を守る
公開日:2025年10月01日
見落としがちな目の日焼け
「日焼け」と聞くと肌を思い浮かべがちですが、実は目も紫外線によって日焼けを起こします。
目に入った紫外線は、目の表面にある角膜や水晶体で大半が吸収されますが、その際に「活性酸素」が発生します。
活性酸素は物質を酸化させる力が非常に強いため、目の細胞にもダメージを与えます。その結果、目の異物感やゴロゴロ感など「目の日焼け」の症状が出ることがあるのです。
目の日焼けをそのまま放っておくと、白内障や加齢黄斑変性といった、加齢が主な原因で起こる目の病気のリスクが高まることも……。また、目から入った紫外線は体内でメラニン色素の生成を促すので、肌のシミの原因にもなります。
秋はまだまだ紫外線の影響が強い季節です。日中の外出ではUVカット効果のある眼鏡やサングラスをかけるなど、紫外線から目を守る対策を。それと同時に、紫外線ダメージを受けた目をいたわるケアも取り入れていきましょう。
受けてしまった紫外線ダメージ、潤い補給が大切
受けてしまった紫外線ダメージのケアでは、目の潤い(涙の量)を守ることが大切です。
紫外線が目に入ると活性酸素が発生しますが、涙には活性酸素を分解し、洗い流す働きがあります。目を紫外線ダメージから守る涙の量を保つために、日頃からドライアイ対策を行いましょう。
<ドライアイ対策>
- 意識的にまばたきをする
- エアコンの風が直接目に当たらないようにする
- スマホやパソコンを長時間使い続けないようにする
- 必要に応じて目薬を使う
仕事などでどうしてもスマホやパソコンを長時間使うときは、1時間ごとに休憩を取るなど、意識的に目を休める時間をつくりましょう。
目薬は、ドライアイの場合は眼科で専用の目薬を処方してもらうのが安心。市販の目薬を使う場合は、効能の項目に「紫外線その他の光線による眼炎(雪目など)」と記載されているものを選ぶのも一手です。
とはいえ、目の異物感や疲れ目など、その時々の目の状態によって適した目薬は変わります。判断が難しい場合は、薬剤師や登録販売者に相談を。不調が改善しないときは、早めに眼科を受診しましょう。
目の健康をサポートする栄養素で内側からもアイケアを
目の紫外線ダメージを労わるには、体の外側からの対策に加え、目の健康にいいとされる栄養素を日常的に取って、内側からもケアをするのがおすすめです。
<目の健康に役立つ栄養素>
■ルテイン
ルテインは紫外線やブルーライトなどの光刺激を和らげる働きを持つ栄養素です。体内で合成することができないため、日々の食事で積極的に摂取することが大切です。
ブルーベリーの他、ほうれん草、ブロッコリー、ケール、かぼちゃ、にんじんなどの緑黄色野菜に多く含まれています。
■アントシアニン
アントシアニンは、疲れ目回復に効果があるとされる栄養素です。ブルーベリーやぶどう、シソなどに含まれています。ヨーグルトにブルーベリーをトッピングしたり、薬味にシソを使うなどするだけでも、目を労わることにつながります。
■アスタキサンチン
アスタキサンチンは強い抗酸化作用があり、目の疲れを和らげる、細胞をダメージから守るといった働きが期待できる栄養素です。
エビやカニ、鮭、イクラといった赤い海産物に多く含まれていますから、いつもの献立に上手に取り入れてみてくださいね。
一年中降り注ぐ紫外線から目を守るには、秋以降もUVカット眼鏡(サングラス)や目薬などの「外からの対策」と、目の健康に役立つ栄養素を取るなど「内からの対策」の両面ケアが大切です。
特に秋は、過酷な夏の紫外線ダメージが蓄積している季節です。外側と内側、両面の対策で目を労わり、将来の視力を守っていきましょう。
■取材協力:眼鏡市場
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