染めて遊ぶ、染めずに楽しむ

白髪を生かすかっこいいグレイヘアの作り方(2)

雑誌「ハルメク」

今、黒髪と白髪が美しくまじった髪は、憧れを込めて「グレイヘア」と呼ばれています。白髪は「染めて隠す」ものから、「生かして楽しむ」ものに変わりつつあります。既にグレイヘアを楽しむ女性3人の話から、グレイヘアへの道を予習してみませんか。

グレイヘア
【目次】
  1. case1 染めずに、ときどき色で遊ぶ。奈良橋陽子さん
  2. case2 自分で少しずつ、染めた部分をカットして。関 登美さん
  3. case3 染めの色を明るくして待機中。内原加代子さん
  4. ハルメク独自のSNS「いきクル」のみなさんに聞きました

case1 染めずに、ときどき色で遊ぶ。奈良橋陽子さん

キャスティング・ディレクター奈良橋陽子さん(69歳)
「若い頃とは違う美しさを楽しめるとき。“老化”ではないと思うのです」


BACK「髪はまた生えるし(笑)、いろいろと遊んだらいいと思うの」


肌にシワがあるように、髪に白がまじるのは自然
黒髪に、白だけでなく青や紫がまじったヘアが印象的な、奈良橋陽子さん。渡辺謙さんら海外進出中の俳優陣の、ハリウッドへの出演交渉を行っている奈良橋さんは、普段から日本とアメリカを行き来しています。最近、アメリカでメッシュ風に青や紫の色を入れるのが流行していると聞いて、日本での行き着けの美容室で挑戦。気に入っているそうです。
仕事に孫の世話に多忙を極める上、合理的な性格から、美容室では「簡単にセットできる髪形を」とオーダー。そんな奈良橋さんに、白髪が目立ち始めてきたのは50代後半。

「何度か黒く染めたこともありますが、肌にシミやシワが増えるのに、髪だけ黒々とさせることに違和感があって。すぐにやめてしまいました」。以来、こめかみや耳の周りから白髪が出ても、自然に任せています。

「老けて見えると心配する方もいるようですが、私は、若い頃とは違う美しさを楽しめるときだと思っています。それに欧米人に比べて、日本人女性の肌には黒や白がマッチするそう。美しくありたいと願う心は大切ですが、白髪を嫌うこともないんじゃないかしら」


ならはし・ようこ
1947(昭和22)年生まれ。「ガンダーラ」「銀河鉄道999」など、ゴダイゴのヒット曲の作詞を手掛ける。近年はキャスティング・ディレクターとして「ラスト サムライ」「バベル」などのハリウッド映画に参加。その他、英会話学校(MLS)や俳優養成所(アップスアカデミー)の主宰など、多彩な顔を持つ。

撮影=清水朝子 ヘアメイク=長網志津子

case2 自分で少しずつ、染めた部分をカットして。関 登美さん

 

秋田のおしゃれ主婦・関 登美さん(60歳)
「白いマッシュルームボブにしたら、赤や黒のモードな服を楽しめるように!」

 


Back鏡に向かい、背中側に三面鏡を置きます。両手を後ろに伸ばして、伸びた髪を上から下へ縦にハサミを入れるようにカット。
 


Side髪が伸びてきたときに、染めた部分を髪切りハサミでカット。徐々に白髪を多くしていきました。サイドは三面鏡を見ながら丁寧に

マッシュルームボブのグレイヘアがお似合いの関登美さん。娘さんから学んだという赤や黒のモードなおしゃれを楽しんでいます。

「この髪形にしてから、毎日おしゃれが楽しくて。髪だけでなくファッションもガラリと変えたので、昔と別人みたいと言われることもあるんですよ」と、関さんは笑顔を見せます。

グレイヘア道を歩む決意をしたのは52歳のとき。頭皮が白髪染めでかぶれるようになってしまったという理由からでした。肌に優しい植物性の染料も合いませんでした。

もう白髪染めは使えません。娘さんから「まだ白髪にするのは早いんじゃない?」と言われながらも、自力でグレイヘアに挑戦してみることに。

関さんのやり方は、とてもシンプル。髪が伸びてきたら髪切りハサミと三面鏡を用意し、染めてあった部分をカットするだけです。途中、白髪と染めた部分との「区切り目」が気になりはしたものの、1年かけて、耳上までほぼ真っ白にできました。美容院には行かず、費用は0円!

関さんは「ぜひ楽しみながらチャレンジしてみて下さい」とアドバイスします。

50歳、白髪染めを使っていた頃。この頃は、茶色の白髪染めを使って、白髪を隠していました。
現在とはずいぶん違うコンサバな印象です。

 

53歳、だいぶ白髪が増えてきました。モードな服が似合うように。
共にグレイヘアのご主人との美術館めぐりが、より楽しくなったそう。

 

case3 染めの色を明るくして待機中。内原加代子さん

ハルメク読者・内原加代子さん(68歳)
「グレイ化計画、最終段階。早く真っ白にならないかな!」



 

Back絶壁頭のため、丸さを出した形に。
毎日手鏡で後ろを見て、バランスが崩れたらカットへ行きます。



 

Side右側が短く、左側が長いアシンメトリーのショートボブ。
右側は耳を出して、ピアスをポイントに。​​​​

 

過去に本誌のおしゃれスナップ特集にも登場していただいた内原加代子さん。髪色もこだわり派で、3年前までは自宅で、「きっちり真っ黒にというより、白髪を生かしてわざと雑に染めていた」と話します。「でも自分で染めるのがだんだん面倒になって。白くしていこうと決めたんです」

そこで、担当の美容師に相談し、白髪が生えそろうまで、「染めるけど、徐々に色みを明るくし、白に近づけていく」ことに。今は、全体が金髪に近い明るい茶色。白髪の量もだいぶ増えてきました。

また、「頭と足の先はこぎれいに」という美容師のアドバイスをもとに、1~2か月に1回はヘアカットへ行くそう。

「今の髪色も楽しいけど、真っ白も待ち遠しいです!」

ハルメク独自のSNS「いきクル」のみなさんに聞きました

「白髪染めをいつかやめたい」女性が7割以上。白髪染めをやめた女性は、60歳が転機でした!

◎既にやめた人は、いつやめましたか?(回答数7人)
平均59.9歳
7人中4人はなんと60歳で!

◎いつ頃やめたいですか?(有効回答数53人)
60~64歳6%
65~69歳11%
70~74歳23%
75歳以上58%
50代2%

◎白髪を染めている人、これからも染めますか?(回答数82人)
ずっと染め続ける
25.6%
いつかやめたい
74.4%


撮影=清水朝子、ヘアメイク=小島けさき、取材・文=田渕あゆみ(ハルメク編集部)、清水麻子

※この記事は、「ハルメク」2017年2月号に掲載された『かっこいい「憧れグレイヘア」への道』を再編集、掲載しています。


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創刊22年目、50代以上の女性誌売り上げNo.1の生活実用情報誌。前向きに明るく生きるために、本当に価値がある情報をお届けします。健康、料理、おしゃれ、お金、著名人のインタビューなど、幅広い情報が満載。年間定期購読誌で自宅に直接配送します。https://magazine.halmek.co.jp/

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