放置しない!下肢静脈瘤を自分で治す&防ぐ#3
下肢静脈瘤の症状を改善・予防する5つの生活習慣
下肢静脈瘤の症状を改善・予防する5つの生活習慣
更新日:2024年10月26日
公開日:2023年04月08日
教えてくれたのは、広川雅之(ひろかわ・まさゆき)さん

お茶の水血管外科クリニック院長。1987年、高知医科大学卒業。ジョンズホプキンス大学留学、東京医科歯科大学血管外科助手などを経て、2005年から現職。東京医科歯科大学血管外科講師、日本静脈学会理事も務める。著書に『血管の名医が教える 下肢静脈瘤の治し方』(KADOKAWA刊)など。
5つの生活習慣でさらに症状を改善!
下肢静脈瘤の予防や症状改善には、脚の血流をよくすることが一番。前回紹介した、「体操」と「マッサージ」に加え、食事や入浴、運動、血行をよくするウエアの着用など、脚にいい生活を心掛ければ、さらに症状の改善につながります。
ここからは、お茶の水血管外科クリニック院長の広川雅之(ひろかわ・まさゆき)さんに、症状改善のための5つの生活習慣について伺います。
生活習慣1:控える食材と、たっぷりとる食材を知る!

「塩分はむくみの原因になるので、控えめに。また植物の苦味成分であるポリフェノールには血管を強くして、むくみを改善する働きが期待できます」と広川さん。ポリフェノールはブルーベリーや柿、赤ワインなどに豊富です。
生活習慣2:脚のマッサージは〇〇で

入浴すると温熱作用や水圧作用で、脚の血流がよくなります。「ぬるめのお湯に浸かりながら、脚をさするようにマッサージすると、さらに効果的」(広川さん)。夏場もシャワーで済ませず、しっかり湯船に浸かりましょう。
生活習慣3:太り過ぎも下肢静脈瘤の原因に?

太り過ぎると腹部での静脈の流れが悪化するなどして、下肢静脈瘤になりやすくなります。「特に女性はその傾向が強い。カロリーを控えるなど体重管理に気を付けて」と広川さん。
生活習慣4:血行促進するウエアはコレ!

弾性ストッキングは、締め付ける力で脚に滞った血液を押し戻します。圧力は足首が一番強く、上に向かって段階的に弱くなる構造です。「昼間、立っているときに使うのが基本。自分に合ったサイズを選ぶことが重要です」(広川さん)
*弾性ストッキングには医療用と市販品があります。市販品は「着圧ストッキング」「着圧ソックス」などと呼ばれています。
生活習慣5:毎日の〇〇でふくらはぎの筋肉を刺激

歩くと、ふくらはぎの筋肉が収縮して脚の血液が心臓に戻りやすくなります。これを「筋ポンプ作用」といいます。「10分でも15分でもいいので、毎日歩きましょう!」(広川さん)
前回紹介した「体操」と「マッサージ」と合わせて行えば、さらに症状改善になるという生活習慣。できることからぜひ始めてみてください。
次回は、下肢静脈瘤の治療法について詳しく教えてもらいます。
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。
取材・文=佐田節子 イラストレーション=みやしたゆみ 構成=大矢詠美(ハルメク編集部)
※この記事は雑誌「ハルメク」2022年6月号を再編集し、掲載しています。
【特集】放置しない!下肢静脈瘤を自分で治す&防ぐ

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