下肢静脈瘤の症状を改善・予防する5つの生活習慣
2024.10.262023年04月08日
放置しない!下肢静脈瘤を自分で治す&防ぐ#2
2つの体操と片足2分のマッサージで下肢静脈瘤を改善
年齢を重ねると発症しやすい下肢静脈瘤。セルフケアで症状の改善や予防ができるというお茶の水血管外科クリニック院長の広川さんに、ケア方法を伺う全4回の企画。今回は、すぐにでも始めてほしい!という簡単な「体操」と「マッサージ」についてです。
教えてくれたのは、広川雅之(ひろかわ・まさゆき)さん
お茶の水血管外科クリニック院長。1987年、高知医科大学卒業。ジョンズホプキンス大学留学、東京医科歯科大学血管外科助手などを経て、2005年から現職。東京医科歯科大学血管外科講師、日本静脈学会理事も務める。著書に『血管の名医が教える 下肢静脈瘤の治し方』(KADOKAWA刊)など。
こんな症状がある人は下肢静脈瘤の可能性が!
まずは下記の項目をチェックしてみてください。1つでも当てはまったら、下肢静脈瘤の可能性があります!
- 夕方になると脚がだるく、重い
- 脚がむくむ
- 脚のほてりやかゆみがある
- 寝ているときに脚がよくつる
- 脚の細かい血管が透けて見える
- 脚の血管がボコボコ浮き出ている
「体操」と「マッサージ」で今すぐケア!
50歳以上の約6割が発症しているという下肢静脈瘤。ケアが必要な4つの種類を症例とともに前回詳しく紹介しました。今回は、下肢静脈瘤のケアとしてお茶の水血管外科クリニック院長の広川雅之(ひろかわ・まさゆき)さんが早速始めてほしいという、「体操」と「マッサージ」について。
「体操」と「マッサージ」は、脚の静脈の血行を促進して、血液がたまりにくい状態にします。「皮膚の変色や潰瘍ができるような重症例でなければ、体操やマッサージなどのセルフケアで十分症状の改善が期待できます」と広川さん。...