毛穴に詰まった頑固な角栓をお掃除!おすすめ商品も

角栓除去方法丨NGケア&正しい取り方を専門家が解説

公開日:2022/02/09

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角栓除去にはいくつもの方法がありますが、間違ったNGケア方法は逆に角栓を悪化させたり、毛穴を開かせてしまうリスクも。頑固な角栓を綺麗にお掃除しつつ、皮脂や角質、汚れが詰まらないよう予防する方法などを、専門家監修のもと詳しく解説します。

角栓除去方法丨NGケア&正しい取り方を専門家が解説

角栓とは?

角栓とは

角栓とは、皮膚の皮脂腺から分泌した皮脂や毛穴出口の角質と、メイクなどの汚れが混ざり合って毛穴に詰まった塊のこと(面皰:めんぽう)。角栓は鼻の他にも顎や眉間など、皮脂の分泌量が多い部位にできやすい傾向にあります。

角栓は放置するとどんどん大きくなり、毛穴を詰まらせる原因に。また、角栓は放置すると硬くなり、空気に触れて皮膚表面で生じた活性酸素により酸化することで表面が黒ずむと、いちご鼻や黒ずみ毛穴と呼ばれる状態になります。

黒ずむと角栓がさらに目立ってしまうため、これらを防ぐためにも日々しっかりケアを行っていきましょう。

また、大人の詰まり毛穴は、糖質過多も大きな原因です。糖質は皮脂分泌に直結するため、炭水化物や甘いものを摂取する機会が多い人は量をセーブするなど、食事からのアプローチを行うのも効果的です。

悪化の可能性も!注意したい角栓除去方法

注意したい角栓除去方法

角栓の除去方法はいくつかありますが、中にはおすすめできない方法もあります。間違ったケアは逆に毛穴を広げて角栓が詰まりやすい状況にしてしまったり、皮膚に刺激を与え皮脂分泌を過剰にしたりすることもあるため、注意しましょう。

角栓をピンセットで引き抜く、指などで押し出す

インターネット通販などで角栓除去専用のピンセットやお手入れセット、コメドプッシャーなどが販売されているのを見かけることがあります。

これらを使うと角栓をごっそり除去できる感覚があり、一時的にはすっきりするかもしれません。しかし、肌に物理的な刺激が加わることで、炎症やニキビなど肌トラブルの原因となる可能性があります。また、清潔な状況下ではないため、除去された角栓の毛穴から細菌が侵入して毛包炎(おでき)を生じてしまう危険性もあります。

無理やり押し出す、引き抜くという除去方法は肌への負担が大きく、逆に毛穴を広げてしまう可能性もあるためリスクが高いといえるでしょう。

医薬品軟膏を使ったパック

抗菌作用を有する医薬品軟膏を鼻にたっぷり塗ってから10分ほど放置し、洗顔で落としてから角栓パックをするという方法は、ネットやSNSを中心に話題になったことがあります。

しかし、そもそも使用される医薬品軟膏は化粧品ではなく、抗菌・殺菌作用のある成分などを配合した医薬品です。肌に住む美肌菌と呼ばれる「表皮ブドウ球菌」まで殺菌してしまう可能性があり、自己流での使用は副作用を引き起こす恐れもあるため、おすすめできません。

綿棒とオイルによる除去

綿棒に美容オイルなどを染み込ませて、角栓が気になる小鼻まわりをくるくるとマッサージするケア方法は皮脂には有効ですが、すでにある角栓の除去はできません。角栓の主成分はタンパク質で、無理に取ろうとすれば皮膚に刺激を与えることになってしまいます。

綿棒による摩擦は肌の乾燥や赤みを引き起こしてしまう可能性があり、また、オイルが毛穴に残れば角栓の原因になることもあります。

肌断食や水洗顔

肌断食とは、クレンジングや洗顔料、化粧水や美容液、乳液、クリームなどの基礎化粧品を使ったスキンケアをやめ、「せっけんと水での洗顔とワセリンでの保湿のみ」でケアする方法のこと。水洗顔は、洗顔料を使わず水のみで洗顔する方法のことです。

角栓は余分な皮脂と古い角質からできているため、洗浄力が足りないと余分な皮脂や汚れが取り切れず、角栓や黒ずみ毛穴ができやすい状態になってしまいます。

また、肌のターンオーバーを遅らせる、保湿不足による乾燥で逆に皮脂過剰になる(インナードライ肌)などの可能性もあるため、おすすめできない方法です。

剥がすタイプの角栓パックのやり過ぎ

剥がすタイプの角栓パックはごっそり角栓が取れる方法として知られていますが、やり過ぎると肌の負担になったり、毛包の炎症を引き起こす結果となり得るため注意が必要です。

使用する場合は保湿などアフターケアをしっかり行い、商品ごとに書かれた使用方法・使用頻度を守って使いましょう。

正しい角栓除去の方法

正しい角栓除去の方法

ここからは、正しい角栓除去の方法をご紹介します。

1:酵素タイプのケア商品を使う方法

酵素にはタンパク質を分解し、溶かし出す力があります。酵素洗顔パウダーや酵素洗顔料など、酵素の配合された商品を使ってケアするといいでしょう。

使用方法は商品によっても異なります。使用前にパッケージなどに書かれた使い方をチェックしましょう。酵素は熱を加えると活性化する性質があるため、お風呂場などで使用するとより高い効果が期待できます。

また、使用前にホットタオル(蒸しタオル)を顔に3分ほど乗せて角栓を柔らかくしておくのも、おすすめです。

2:オイルを使う方法

オイル(油脂)には角栓を柔らかくする作用があります。まずはホットタオルで毛穴を開き、角栓を適度に柔らかくします。その後、ベビーオイルなど、スキンケアに使えるオイルを手にとって、角栓の気になる部分を軽くマッサージして除去しましょう。

角栓が浮き出てきたら、優しく押し出して除去し、ティッシュなどで拭き取って完了です。

クレンジングオイルを気になる部位に数分間乗せて、優しく洗い流すのも良いでしょう。

3:美容皮膚科・エステサロンでの角栓除去方法

美容皮膚科などの美容クリニックやエステサロンでも、角栓除去の施術を受けられます。

細かな振動で古い角質を吹き飛ばす「超音波洗浄」、角栓を柔らかくする専用の薬剤を塗布してから吸引管で毛穴を詰まらせている角栓を吸い上げる「角栓除去」、薬剤で毛穴に詰まった汚れを溶かす「ケミカルピーリング」、水素の強力な抗酸化作用を応用して、角栓予防・黒ずみ毛穴改善・角栓除去・毛包内洗浄をまとめて行う「水素水ピーリング」、水流の力で毛穴の汚れを綺麗にする「ハイドラフェイシャル」など、施術は種類豊富。

また、毛穴の開きを改善し、毛穴に角栓ができにくくするための「光フェイシャル」などの施術もあります。効果的な角栓除去を行いたい場合は、クリニックなどに相談してみるのもいいでしょう。

4:角栓を綺麗にする毛穴掃除専用ブラシを使う方法

通販やドラッグストアでは毛穴掃除専用ブラシや洗顔用ブラシが販売されており、これらを使って角栓を取る方法もあります。

まずは角栓が気になる小鼻などを軽くオイルクレンジグし、その後、ホットタオルで角栓を柔らかくします。その後、毛穴掃除専用ブラシなどで「の」の字を描くようにくるくると動かし、角栓を除去していきます。

すべて終わったら、濡らしたコットンなどで毛穴を冷やす、収れん化粧水で毛穴を引き締めるなどのアフターケアをしましょう。角栓ケア後は十分な保湿を行うことを習慣にして下さい。

なお、毛穴の汚れを掃除する専用ブラシとはいえ、ゴシゴシこするのはNG。肌の負担にならないように注意しながら使用しましょう。

頑固な角栓を綺麗にするために習慣にしたいケア

頑固な角栓を綺麗にするために習慣にしたいケア

頑固な角栓は、できてしまってから除去するよりも作らないように予防ケアをすることが大切です。ここからは、ケア方法をご紹介します。

洗顔・クレンジング前のホットタオル

簡単にできるので習慣にしたいのが、ホットタオル(蒸しタオル)を使ったケアです。500~600Wの電子レンジで30~60秒ほど温め、やけどしない熱さになったことを確認してから顔に乗せましょう。

洗顔やクレンジング前にホットタオルを使うと、角栓が柔らかくなり落ちやすくなります。過剰に行うと角栓がふやけ過ぎて、逆に除去しにくくなってしまうので適度に行って下さい。

朝晩の洗顔

洗顔料を使って洗顔しなければ、角栓は取れません。朝はぬるま湯で洗うだけという人もいるかもしれませんが、角栓が気になる場合は、朝も夜もしっかり洗顔料を使って洗うのがおすすめです。

紫外線対策

紫外線は肌を乾燥させる原因です。肌が乾燥すると、角栓が詰まりやすくなったり、たるみ毛穴が悪化したりなど、さまざまな肌トラブルが起こることに。また、紫外線は皮脂を酸化させ、生じた活性酸素が、新たな角栓形成や黒ずみ毛穴の原因となります。紫外線は一年中降り注いでいるため、春夏秋冬いつでも万全の紫外線対策が美肌の秘訣です。

皮脂分泌を抑える

皮脂の過剰な分泌も、角栓ができる原因の一つ。女性ホルモンのバランスが乱れ、エストロゲンが減少すると、皮脂分泌が増える傾向にあるともいわれています。

また、ストレスや脂質・糖質の多い食事、不規則な生活や睡眠不足、加齢によるエラスチンの減少、乾燥も皮脂の過剰分泌を引き起こす要因です。

余分な皮脂は洗顔で洗い流す他、皮脂分泌を抑制するビタミンC誘導体などの成分を含む基礎化粧品に切り替えるのもおすすめです。ビタミンB2、B6は皮脂分泌を抑制するため、必要に応じてサプリメントを活用することも有効です。

角栓を溶かすオイルタイプのクレンジングを使う

日々のメイクの汚れが顔に残っていると、角栓ができやすい状態になってしまいます。しっかり汚れを落とし、毛穴の奥に詰まった汚れを除去するために、角栓を溶かす効果が期待できるオイルタイプのクレンジングを選ぶといいでしょう。

編集部おすすめ!角栓除去アイテム

ここからは、ハルメクWEB編集部おすすめの角栓除去アイテムをご紹介します。

ファンケル ディープクリア洗顔パウダー

ファンケル ディープクリア洗顔パウダー
「ファンケル ディープクリア洗顔パウダー」1980円(税込)

「ファンケル ディープクリア洗顔パウダー」は、炭とクレイを配合し、角栓や黒ずみなどの毛穴汚れをオフする酵素洗顔料。アミノ酸系洗浄成分とヒアルロン酸で肌の潤いを守りながら汚れを絡め取ります。

つっぱらずにすっきり洗い上げ、使い続けるほど毛穴の目立たない肌へ。防腐剤・合成色素・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤・香料を一切使っていないため安心して使い続けられます。

Sim's 洗顔ブラシ

Sim's 洗顔ブラシ
「Sim's 洗顔ブラシ」1090円(税込)

「Sim's 洗顔ブラシ」は、角栓や小鼻の黒ずみ、毛穴の開きが気になるときのケアに使える超極細の柔らかな人工毛を使用した洗顔ブラシ。密集した毛が肌になじみ、軽くふんわりと撫でるだけのマッサージで汚れにアプローチできます。ゴシゴシこすらず、優しく洗うのがポイントです。

DHC 薬用ディープクレンジングオイル 70mL

DHC 薬用ディープクレンジングオイル 70mL
「DHC 薬用ディープクレンジングオイル 70mL」741円(税込)

「DHC 薬用ディープクレンジングオイル 70mL」は、圧倒的なクレンジング力でメイクも毛穴汚れもすっきり落とす薬用ディープクレンジングオイル。

最高級のオリーブバージンオイルなどのコンディショニング成分を配合しているため、しっかり洗えるのに肌の潤いは奪わず、しっとりした洗い上がり。油膜感やぬるつきもないので、オイルクレンジングが苦手な人にもおすすめです。

角栓除去は肌ダメージを抑え正しい方法で行うことが大切

角栓除去は間違ったやり方で行うと、皮脂分泌を過剰にしたり、毛穴を広げてしまったりと、逆に角栓が悪化してしまう可能性があります。

ピンセットやコメドプッシャーなどを使ったケアや、剥がすタイプの角栓パックのやり過ぎには注意しましょう。毛穴へのアプローチ系のケアは炎症を起こす危険性もあり、「適度に、優しく、刺激を与え過ぎないように」が原則です。

角栓は皮脂や角質が塊になったものであり、一度除去してもまた詰まってしまいます。負担の少ない方法で除去しながら、角栓を作らない予防ケアを続けていくことが大切です。

※記事内の価格は2021年1月3日時点のAmazonのもので、すべて税込です。

監修者プロフィール:豊田雅彦さん

豊田雅彦

とよだ・まさひこ 医学博士。皮膚科専門医(日本皮膚科学会認定)。アレルギー専門医(日本アレルギー学会認定)。

うるおい皮ふ科クリニック院長。富山医科薬科大学(現在は富山大学)医学部卒業、1994年から2年半、米国ボストン大学医学皮膚科学教室に留学し、皮膚老化や神経などの研究を行う。2002年と2004年の国際皮膚科学会で、それぞれ臨床部門と研究部門の最優秀賞を単独受賞する。現在までに2000以上の医学論文・医学専門書を執筆。

また、国内外で、最も多い年で年250回以上の講演会・学会発表・保健所指導を行う。
2005年、千葉県松戸市に、うるおい皮ふ科クリニック(皮膚科・美容皮膚科・漢方皮膚科・アレルギー科・形成外科)を開業。

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