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2019年09月05日
素朴な疑問
この間、遠くに住むいとこから相談されました。「大掃除をしていたら、納戸から曽祖父母、祖父母の遺影が出てきて、どうしたらいいかわからなくて困っているの」とのこと。
遺影を飾る場所がなく、できれば処分したいそうなんだけどどう供養したらいいか教えてほしい、と言われたので早速調べてみました。
昔は、壁にご先祖様の遺影を並べて飾っている家が多くありました。昔のように壁には飾れないけど、捨てるに捨てられずにそのまま保管されていたのかもしれません。自分が同じ立場になったときのためにも、遺影の処分の方法について調べてみることにしました!
遺影に使用されることが多い写真は、四つ切(よつぎり)と呼ばれるサイズで、大きさは30.5cm×25.4cm。その大きさの写真が額縁に入れられるとさらに大きくなるわけで、保管するにも置き場所に困るというのが現状のようです。
遺影は、個人を偲ぶために通夜や葬儀の際に飾られますが、四十九日の法要が終わったあとは、特別な理由がない限りは処分してしまっても問題ないのだそう。
遺影の処分法については、特にこうしなければいけないという決まりはありません。そもそも遺影自体には宗教的な意味はないため、額縁のガラスと枠は分別ゴミとして処分して構いません。写真は、四つ折り程度に折って封筒に入れて燃えるゴミに出す。または、自宅の庭でお祈りしながら燃やすという人もいるようです。
ただし、ゴミとして出すことには抵抗を感じる人もいるかもしれません。その場合は、お焚き上げ供養の委託サービスを利用するのもひとつの方法です。
これは、宅配便などで遺影を送るだけでお焚きあげ供養をしてもらえるというもの。費用も1500円~(送料は申し込み者負担)と、比較的利用しやすい価格設定です。お焚き上げ供養をしてもらえるなら、罪悪感なく遺影を手放せるし気持ちの上でもすっきりしますよね。
最近は、遺影をはがきサイズほどの大きさに縮小して写真立てに入れて飾るという方法を取る人も多いのだそう。
ワタシはいとこに、遺影をスキャンしてデジタルデータにして、お焚き上げ供養する方法を提案しようと思っています。こうしておけば、いつでもパソコンを立ち上げるだけでご先祖様に再会できますからね。
ご先祖様といえば、仏壇の処分方法も困ることがあるかもしれません。詳しくはこちらの記事まで→「仏壇ってどうやって処分すればいいの?」
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参照:公益社
イラスト:飛田冬子