- ハルメク365トップ
- 素朴な疑問
- 「大祓(おおはらえ)」って何?
素朴な疑問「大祓(おおはらえ)」って何?
先日、買い物の帰りに神社を通りがかったときのこと。普段は初詣でもない限り参拝などしないワタシですが、ふと「神社ってパワースポットなのよね……」などと思い出し、何となく参拝してみることにしました。
境内のすがすがしい空気に心を癒やされながら参拝はつつがなく終わり、帰る前に少し境内をお散歩してみることに。すると、ある貼り紙を発見しました!
何かお知らせでもあるのかしら? と思って読んでみると、それには「大祓の日程」「茅の輪の設置期間」という記載が……。どうやら6月の下旬に「大祓」という行事が行われるようです。
しかし神社行事にはとっても疎いワタシ。「大祓」って何? 「茅の輪」はその「大祓」に使われるものなの? と、疑問がやみません。ということで、さっそく帰宅してから「大祓」について調べてみることにしました。
神社本庁のホームページによれば、「大祓」は「おおはらえ」と読み、日本人の伝統的な考え方に基づいた行事なのだそう。年に2度、6月と12月に行われます。「茅の輪」(ちのわ)と呼ばれる茅草で作られた大きな輪をくぐることで半年間の間に身体にたまった穢(けが)れや罪、過ちなどを祓い清めるための行事なんですって!
6月に行われる大祓は「夏越し(なごし)の祓」とも呼ばれ、12月に行われる大祓は「年越しの祓」とも呼ばれているのだそう。特に12月の年越しの祓は、文字通り新年を迎えるにあたって心身を清める意味合いがあるのだとか。
大祓には、もちろん決まったやり方があります。同ホームページによれば、「大祓詞」(おおはらえのことば)とよばれる詞を唱え、人の形に切った白い紙を用いて身体の穢れを払ってから、神前に立てた茅の輪を3回くぐるのだそう。また、夏越しの祓いの際には、この茅の輪をくぐるときに「水無月(みなづき)の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」と唱えるという決まりもあるようです。
多くの神社で恒例行事となっている大祓は、原則として6月と12月の最終日に行われるようですが、近年は一般の人々も参加できるようにと曜日を調整している神社もあるようです。また、中には茅の輪を小さくしたお守りを期間限定で頒布しているところもあるのだとか。「期間限定」と言われるとそれだけで欲しくなる単純なワタシ……。
「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」をきちんと覚えて参加するのは少し大変そうだけれど、半年間のうちにたまった穢れをきれいに落とすことができるなら参加してみるのもいいかも!? と、興味が湧いたワタシなのでした。
■人気記事はこちら!
- 結婚指輪はなぜ左手の薬指にするの?
- 親知らずって抜歯したほうがいいの?
- 印鑑を使う国は世界にどれくらいあるの?
- 雛人形ってどうやって処分したらいいの?
- 雛人形を早く片づけないと、お嫁に行き遅れるの?
- 知ってるようで実は知らない?素朴な疑問ランキング ベスト100
参照:神社本庁
イラスト:飛田冬子
- いいね 0
- びっくり 0
- 役に立つ 0
- 泣ける 0
\ この記事をみんなに伝えよう /
-
子に遺すべき資産は?
「現金」か「不動産」か…どっちが得?メリット・デメリットは?相続や親族間のトラブルに悩まされないためにしておくべき準備とは -
突然の我慢できない尿意
実は多くのハルメク世代が悩んでいる「尿トラブル」…中には上手に対策をしている人も!気軽にできる対策って? -
個人情報管理できてる?
銀行口座・保険・クレジットカードなど、「デジタルの情報」をきちんと管理できていますか?煩雑にしていると思わぬ落とし穴が… -
お金の管理が簡単に!
三井住友銀行アプリに「シンプルモード」が新登場!スマホ操作が苦手な人でも簡単に使える便利機能が満載です! -
認知症セルフチェック
「もの忘れが増えた」「名前が思い出せない」という症状に心当たりがある方は要注意!それ、「認知機能のレベル低下」が原因かもしれません… -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます! -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
50代から1日1分脳トレ
認知機能を衰えさせないためには、早い時期から「脳を活性化」させることが大切。脳トレ効果がグッとアップするコツって?