キャッシュレス決済の基礎知識・後編
ポイントが貯まる!おすすめキャッシュレスサービス
ポイントが貯まる!おすすめキャッシュレスサービス
公開日:2020年05月27日
クレジットカード:使用するカードを2枚に絞る!

多くの人にとって、最も身近なキャッシュレスといえば、クレジットカードではないでしょうか。
キャッシュレスのメリットは、支払った金額に応じて、ポイント還元があること。でも、「クレジットカードを使っているのに、なかなかポイントが貯まらない」という人は、使っているカードを見直す必要があるかもしれません。
「一度、財布の中のものをすべて出してみましょう。何枚クレジットカードを持っていて、年会費はいくらで、ポイントはどれだけ貯まって、どれだけ使ったか、あなたは現状を把握できていますか?」
そう問いかけるのは、節約・キャッシュレスに詳しい丸山晴美さん。
複数のクレジットカードを使用している場合、“今の自分に合うカード”に絞ることでポイントが集中的に貯まり、まとまった金額分のポイントを効果的に使えるようになると言います。
「特に、年金生活に入ると、子育て期や働いていた頃とは、お金の使い方も使い道も変わります。年金生活に入るタイミングで、手持ちのカードや支払い方法を見直して、シンプルにすることが大切です」
カード選びの4つのチェックポイントと、ポイントが貯まるおすすめのクレジットカードを紹介します。
クレジットカード選びのチェックリスト
使用するクレジットカードを絞るときにチェックしたいのが、以下の4つです。
1.普段からよく使っているか
「使用頻度の高いカード」が「ポイントが貯まるカード」です。よく行くお店で使える流通系、電車やバスをよく使うなら交通系を選んで。
2.年会費が無料か
年会費は現金支出。元を取るほど活用しているか見直して。付帯サービスやステイタスを重視しなければ年会費無料のもので十分。
3.ポイント還元率が1%以上か
還元率とは使った金額に対するリターンのこと。還元率が高い方が同じ買い物でも多くのポイントが貯まります。1%以上を目安に。
4.ポイントが使いやすいか
貯めたポイントを使うために、不要なものを購入してしまうのは本末転倒。使い道や使用できる場所など、使いやすさをチェック。
使いやすい!おすすめのクレジットカード
50代以上の女性がこれから新しくクレジットカードを作るなら、次に紹介する4枚のクレジットカードがおすすめです。
※ポイント還元率・年会費は掲載時のものです。登録時に公式サイトで最新情報をご確認ください。
P-oneカード

- 年会費無料
- 買い物した時点で1%引き
- 公共料金も1%引き
カード使用額が請求時に自動で1%引きとなります。ポイントは基本付きませんが、公共料金も1%引きなのがうれしい。ポイントの使い道で頭を悩ますより、すぐトクしたい人におすすめ。
楽天カード

- 年会費無料
- ポイント還元率1%
- 楽天Edy、楽天ペイなどの利用でさらにトク
100円で楽天スーパーポイントが1ポイント付きます。楽天市場の買い物なら最大3倍。付帯可能な楽天Edyにカードからチャージして利用すればそれぞれにポイントが付きます。
ビックカメラSuicaカード

- 初年度年会費無料、次年度1回利用で無料
- クレジット払いでもビックポイント10%
ビックカメラでの買い物が多く、JRなど交通機関をよく利用する人に最適。買い物時はビックポイントとJRE POINTがダブルで付き、定期券購入でもJRE POINTが貯まります。
イオンカードWAON一体型

- 年会費無料
- イオンとWAONで1%還元
- G.G感謝デー5%オフ
イオンの対象店舗ならときめきポイント2倍。毎月20、30日は代金5%オフ。さらに「G.G感謝デー(毎月15日)」は55歳以上限定で5%オフ。
※55歳以上はG.Gマーク付カードを発行
クレジットカードでポイントを効率よく貯めるコツ

使用するカードを決めたら、次は効率よくポイントを貯める方法を実践していきましょう。ポイント還元率1%のカードの場合、食費や光熱費など8万円をカード払いにすれば、毎月800円分、年間9600円分のポイントが貯まります。
明細をチェックして貯まったポイントは期限内に使う!
ポイントには有効期限があります。有効期限を過ぎるとポイントが無効となり利用できなくなることも。月に一度は明細をチェックして、ポイントや利用額、不正利用がないか確認しましょう。メインのカードを1枚にすれば、ポイントの期限切れも防ぎやすくなります。
月々の固定費や高額の医療費をカード払いにする
つい使い過ぎてしまいそうで心配……という人は、光熱費や携帯料金など固定費の支払いで、カードを定期的に使う仕組みを作りましょう。入院や手術など高額な医療費をカード払いにするのもおすすめ。大金を持ち歩く心配がない上、高額な分、ポイントも貯まります。
電子マネー:割引特典をチェック!ポイントの重ね取りも

コンビニで買い物をしたり、電車に乗ったり、普段使いしやすいキャッシュレスとして、私たちの暮らしになじみつつある電子マネー。
現金をチャージする方式なら、クレジットカードより使った金額がすぐにわかりやすい上、万一落としてもチャージ額以上は使われないので安心です。さらに「年金生活世代限定の割引特典など、年齢を味方につけたカードもあり、活用しない手はありません」と丸山さん。
また、カードによっては、自動チャージや支払いをクレジットカード決済にすれば、クレジットカードと電子マネー両方にポイントがつくことも。
「組み合わせ次第で、一度の支払いで、ポイントの2重取り・3重取りもできますよ」
使いやすい!おすすめの電子マネー
60歳以上限定の割引特典など、年金生活世代向けの電子マネーが増えています。よく行くお店で使える電子マネーの会員特典をチェックしてみましょう。
※新型コロナウイルスの感染予防で一次的に割引対象日をなくしている場合があります。詳細は店舗にてご確認ください。
nanaco(ナナコ)・シニアナナコ

nanacoはハッピーデー(毎月8日・18日・28日)に5%オフに。60歳から登録できる「シニアナナコ」なら、さらに15日・25日も5%オフ!
- nanacoは誰でも入会可能。発行手数料は300円(税込)。セブンイレブンやイトーヨーカドーなどのお店で即時発行
- シニアナナコは60歳から入会可能。15日、20日に登録すると発行手数料無料。65歳以上は発行手数料無料 ※イトーヨーカドー店舗でのみ受付
- 200円ごとに1ポイントもらえる
G.G WAON

55歳から登録できる電子マネー。お客様感謝デー(毎月20日・30日)に加え、15日も5%オフ!
- 発行手数料実質無料
- 会員登録後、イオンの店舗で使用すると、200円ごとに2ポイント(通常は200円で1ポイント)もらえる
※クレジットカード機能がついた、イオンカードWAON一体型もあります
電子マネーで効率よくポイントを貯めるコツ

クレジットカード同様に、電子マネーの場合も、使用するカードを絞ることが大切です。割引特典やポイントの重ね取りなどを上手に活用して、ポイントを貯めましょう。
割引特典がある電子マネーに替える
食料品や日用品などは、できるだけ安く買いたいもの。よく行くスーパーマーケットやドラッグストアなどに、年金支給日に合わせて割引日を設定している電子マネーがないか、確認しましょう。あるなら積極的に切り替え、特典のある日に買い物すれば、節約できます。
共通ポイントカードでポイントの重ね取りも!
WAONポイント、Tポイント、Ponta、楽天スーパーポイント、dポイントといったいわゆる「共通ポイントカード」は、電子マネーやクレジットカードの支払いと併用できます。共通ポイントと電子マネーの両方にポイントが付き、一度の買い物でポイントが2重にもらえます。
スマホ決済(コード決済):お得なキャンペーンを活用!

スマホを持っているなら、ポイント還元率が高い「スマホ決済」を活用してみましょう(スマホ決済は、コード決済やQRコード決済と呼ぶこともあります)。
個人経営の商店や飲食店など、これまでクレジットカード払いがNGだった中小の小売店が導入するなど、使える店舗も増加傾向です。
「割引クーポンや高還元率のキャンペーンがひんぱんに行われている今がチャレンジしどきです。スマホ決済は、まだ使い慣れている人が少ないので、店員さんに使い方を聞いても恥ずかしくないですよ」と丸山さん。
初めてで使い過ぎが心配であれば、LINE PayやPayPayなどまずはプリペイド式から試してみましょう。また、チャージ式の場合は、楽天カードを使っているなら楽天ペイを選ぶなど、手持ちのカードとの相性も大切です。
※「QRコード」は、デンソーウェーブの登録商標です。
使いやすい!おすすめのスマホ決済
スマホ決済はポイント還元率の高さが魅力です。ただし、還元率は利用する時期やほかサービスの利用状況に応じて変動することが多いため、注意が必要。キャンペーン内容は毎月変わることもあるので、決済アプリや公式ページで最新の情報をチェックするように心掛けましょう。
※還元率・加盟店数は2020年5月時点のものです。
楽天ペイ

楽天ペイ利用分とクレジットカード利用分のポイントが2重取りができるため、楽天カード利用者におすすめ。(クレジットカード利用ポイントに加えて、楽天ペイ利用分として200円につき1ポイントが貯まる)。加盟店には地元密着型の小規模店舗も多い。
PayPay

ヤフーカードからのチャージが可能で、PayPay残高を利用した場合は、支払い金額の0.5%~1.5%のポイントが付与される(PayPay利用特典)。そのほか随時お得なキャンペーンも実施中。加盟店の多さも魅力で、2020年4月には加盟店数が全国220万カ所を突破している。
LINE Pay

2020年5月1日以降、ポイント還元を受けるにはVisa LINE Payクレジットカードとの連携が必須に。LINE Pay決済時に、残高ではなく「Visa LINE Payクレジットカード」から代金を引き落とす「チャージ&ペイ」を利用することで、1〜3%のポイント還元が受けられる(ポイント還元率は過去6か月間のLINEポイント獲得数に応じて変動)。
スマホ決済で効率よくポイントを貯めるコツ

加盟店が多いサービスを選ぶ
クレジットカード同様、使いやすさが大事。コード決済ができるお店は、必ず対応レジの近くに「●●Pay利用可能」といった表示がされています。よく利用するお店で使える決済方法をチェックしておきましょう。
お得なキャンペーン情報をチェック!
発展期の今は、ポイント還元率が高いキャンペーンもたくさん。還元されたポイントは、現金と同じように、加盟店での支払いに利用することもできますよ(1ポイント=1円が基本)。
キャッシュレス決済は、幾つかを併用して使用することもできます。固定費はクレジットカード払い、割引特典のあるスーパーでの買い物は電子マネー、カフェやコンビニではスマホ決済、といった形で使い分け、キャッシュレスで効率よくポイントを獲得しましょう!
■教えてくれた人
丸山晴美さん
まるやま・はるみ 節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー。テレビや講演会で節約やお金の管理運用などのアドバイスを行う。
取材・文=原田浩二、長倉志乃(ともにハルメク編集部) イラスト=みやしたゆみ
監修=丸山晴美
※この記事は2019年10月号「ハルメク」に掲載された内容を再編集しています。
※雑誌「ハルメク」は定期購読誌です。書店ではお買い求めいただけません。詳しくは雑誌ハルメクのサイトをご確認ください。
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