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- スペース別!ストレスフリーのクローゼット収納術
そろそろ衣替えの季節。これを機にすっきりと使いやすいクローゼットにしてみませんか。収納はどこに何があるか把握できることも重要! そのためには高いところにある棚、ハンガーラック、下のスペースと場所ごとに整理方法を考えてみましょう。
使用頻度の低いものは、高い場所&布製ボックス
クローゼットの上段、ハンガーラックの上にある棚は「枕棚(まくらだな)」と呼びます。通常、頭より高い位置にあり手を伸ばさないと届かない高さです。そのため枕棚にはあまり出番のないものを置くと良いでしょう。
「シーズンオフ」や「出番の少ないもの」は上!
枕棚にはしばらく出番のない、使用頻度の低いものを収納しましょう。例えば衣替えでシーズンオフになった服は、これから先半年ほど取り出しません。クリーニングも終わってしばらく着ないとわかっている服は、まとめて枕棚に収納しましょう。
枕棚にしまうときに注意するべきなのが、ものを直置きしないことです。しばらく取り出さないためホコリが溜まったり、湿気で傷んでしまうことも。長期保管できるように、きちんと収納ケースに入れるのを忘れずに。
もし枕棚に冬物や布団類などかさばるものを収納するときは、圧縮袋を活用すると良いでしょう。袋に入れて押す、掃除機などで空気を抜くなどで、コンパクトに収納できます。
また、枕棚にしまったものは中々出番がないため、しばらくすると何をしまったか忘れてしまいがちです。そんなときのために収納ケースにはラベリングしておくと便利です。「夏物」「冠婚葬祭の小物」など一目でわかるようにしておきましょう。
軽い布製ケースに収納するのがコツ
枕棚は手を伸ばして頭上から物を出し入れするため、重い収納ケースだと取り出すのに苦労します。プラスチック製の衣装ケースは軽いものもありますが、通気性が悪く長期保管にはあまり向きません。また、硬い素材のケースは、落下した際に思わぬケガをする危険もあります。
枕棚の収納におすすめなのが軽い布製のケース。通気性にも優れているので、季節を問わず保管できます。ファスナーで閉めるフタ付きのケースなどを選べば、ホコリをかぶる心配もありません。キャンバス地などしっかりした布製ケースなら、型崩れの心配もなく保管できます。
さまざまな種類がありますが、枕棚用のケースには取っ手のついたものを選ぶと良いでしょう。頭上から取り出すときに便利です。布製ケースにしまうのに不向きなものは、紙製のバンカーズボックス(段ボールでできたフタ付きの収納ボックス)などを利用すると良いでしょう。
一番使う「ハンガーパイプ」には掛けすぎない!
クローゼットのメインスペースであるハンガーパイプ。つい服を掛けっぱなしにして、ごちゃごちゃになっていませんか。掛けられる服の量を知って整理していきましょう。
空間と洋服のサイズを把握しよう
狭いクローゼットを有効活用するには、まず空間と掛けられる服のサイズを確認しましょう。一般的なクローゼットは、床から約170cmのところにハンガーパイプが設置されています。
洋服は形によりさまざまですが、一般的にコートやワンピースが約120cm、ジャケットは約90cmほどです。服の長さ別にまとめてハンガーパイプに掛けるようにすると、下にまとまった空間ができ、そこに別の衣装ケースなどを置けるようになります。ロングスカートやボトムスは二つ折りにしてハンガーに掛けるなど、長さも工夫してみましょう。
スタメンの「今着る服」は取り出しやすさが重要
毎日着るジャケットやアウターなど、「スタメン」の服はすぐに取り出せることが重要です。そのためには掛ける服の数も整理が大事。服を掛け過ぎていると、着たい服がすぐに取り出せなかったり、見つからない上、シワや型崩れの原因にも。
クローゼットの収納適正量は、ぎゅうぎゅう詰めを10としたときの7~8割。ハンガーに掛けた洋服の間に、手がスッと入るくらいの量です。適正な量なら掛けている服が一目で把握できて、ハンガーも動かしやすいのでストレスもありません。
ときどきしか着ない服は探しやすく
冠婚葬祭に着るスーツや喪服など、ときどきしか着ない服は、定位置を決めておきましょう。急を要するときにすぐ見つかるようにしておくことが大切です。
また、畳まずに保管しておきたいおしゃれ着やドレス系の服も、いざというときに探しやすいよう場所を決めると便利です。いつも着る服を取るときに邪魔にならないように、壁際や奥側に掛けると良いでしょう。
吊り下げ収納も活用しよう
クローゼットは、ハンガーだけではなく、工夫して空間を有効活用しましょう。例えばストールやマフラーなどの巻物は、大きめのS字フックに引っ掛けて収納するのがおすすめ。折りジワもつかず、一目で探せます。また、S字フックはベルトやショルダーバッグなどの収納にも利用できます。
ハンガー式のウォールポケットなど、吊り下げ収納グッズを活用するのも良いでしょう。帽子など型崩れしたくないものを掛けたり、靴下などの小物を入れる、という風に自分が使いやすいようにカスタマイズしてみましょう。
クローゼットの奥行きに余裕がある場合は、突っ張り棒を取り付けてみましょう。掛ける収納が増えれば、それだけ服を畳まずに済むので楽になります。しっかり厚みや重さのあるコートはハンガーパイプ、軽い素材のスカートは突っ張り棒など、耐荷重別に使い分けるのがおすすめです。
下のスペースは重ねやすい衣装ケースで空間を活かす
ハンガーパイプに掛けた服の下から床面までのスペースには、衣装ケースを設置しましょう。かがんでの出し入れにはなりますが、引き出しタイプの衣装ケースであれば、毎日の生活にも利用できる収納スペースになります。
掛けた服の高さに合わせて衣装ケースを設置
クローゼットの下部に置く衣装ケースは、1段ずつ重ねられるタイプがおすすめです。服の高さに合わせて2段から3段に変更することができる他、移動も簡単になります。また、設置するときに一番下の衣装ケースにはキャスターを付けると便利です。衣装ケースを移動したいときや掃除のときなどに重宝します。
もともとキャスターが付いている衣装ケースを購入するのもいいですが、上にぴったり重ねられる衣装ケースがない場合があります。両面テープで貼るだけで取り付けられるキャスターもホームセンターなどで販売しているので、利用してみてください。
引き出し収納で毎日使うものを便利に
設置する衣装ケースを引き出しタイプのものにすれば、クローゼットの中にミニタンスが作れます。クローゼットを開けた所に引き出しの衣装ケースを設置すれば、タオルや下着・パジャマなど、頻繁に取り出すものも便利に収納できます。
奥行きのあるクローゼットの場合は、奥にシーズンオフの服をまとめて収納するのもOK。その場合は頑丈な大きめのフタ付きケースに収納すると、防虫剤の効きも良く、長期保管に向いています。
ブックエンドを利用してバッグも上手に収納
衣装ケースの上に、バッグを並べて収納するのもアイデアの一つ。その際使えるアイテムが、ブックエンドやファイルケース。ブックエンドで支えれば、自立しづらいバッグも立てて収納ができます。
ファイルケースには、使っていないハンガーのストックを入れておくなども良いでしょう。ハンガーパイプに掛けたままにしておくと、その分スペースをムダ遣いしてしまいます。使っていないハンガーをまとめて保管しておけば、新たに服を掛けたいときも探す手間が省けます。
衣装ケースの上にものを置くときに気を付けたいのが、高さです。コートやワンピースなど丈の長い服が、バッグや衣装ケースに当たってしまうと、シワの原因になることがあるので注意が必要です。
※この記事は2021年9月の記事を再編集して掲載しています。
上手に活用!クローゼットにおすすめ収納グッズ5選
クローゼットの収納場所には、それぞれ向いている収納グッズや衣装ケースがあります。そこで枕棚や床面など、収納場所に合わせておすすめの収納グッズを紹介。これを参考に、自分の使いやすいものを選んでみてください。
【枕棚に】軽くて取り出しやすい布製衣装ケース
イニコライフの「衣類収納ケース」は、頭上にある枕棚の収納におすすめです。不織布素材に活性炭シート加工がされ、通気性は抜群。軽いですがしっかりした厚手の不織布なので、型崩れも心配ありません。
持ち手付きなので、頭上の枕棚からでも取り出しが楽ちんです。開け閉めしやすい両開きファスナーのフタ付きで長期保存もOK。クリア窓部分もあるため、何を収納したか一目でわかります。使わないときは小さく折り畳めるのもポイントです。
【ハンガーパイプに】吊り下げ収納で空間を有効活用
アストロの「両側ポケットクローゼットホルダー アイボリー」は、吊り下げ収納を増やしたいときにおすすめです。不織布素材で、軽くて丈夫。4段ある収納スペースは高さもあり、トップスやタオル・帽子やバッグなど厚手のものや高さのあるものも安定して収納できます。
両サイドにはメッシュ生地のポケットがついており、小物の収納に便利。ハンカチやベルトなど自分の使い方に合わせてアレンジ可能です。
【ハンガーパイプに】ハンガーにもこだわるとすっきり整う
クローゼットにかかせない収納アイテムであるハンガー。こだわりなくいろいろな形のハンガーを使っていると、なんだかごちゃごちゃした印象に。また服に合っていないハンガーを使っていると、型崩れやシワになることもあります。
Cozyoneの「ジャケットハンガー スリムタイプ」は、スリムな形なのでクローゼットがすっきり見えます。半円形のデザインは、肩部分に余計な突起もなく服にダメージを与えません。滑り止めのゴムコーティングがされているためずり落ちる心配もありません。
【床面に】キャスター付きで使いやすい
アイリスオーヤマの「収納ボックス ふた付き」はクローゼットの奥の長期保管に最適なアイテム。シーズンオフの服はまとめて一か所に保管して、衣替えの手間を省きたいもの。たっぷり入る大容量で、重くなってもキャスター付きのため出し入れも楽々です。
クリアタイプで中身も見えやすく、探し物も簡単です。ふたはバックルでしっかりロックできるので防虫剤もしっかり効きます。約20kgまで耐えられる丈夫な作りなので、さらに上にものを積み重ねての使用も可能です。
【床面に】普段使いの引き出しタイプはシンプルなものを
アイリスオーヤマの「収納ケース Mサイズ 1段」は、重ねて使用できる引き出しタイプの衣装ケースです。クローゼットの空きスペースに合わせて2段・3段など、組み合わせて使用できます。重ねる際は上下段を固定できるので引き出すときも倒れにくく快適に使えます。
引き出しも軽くスムーズで、普段使いにぴったりです。シンプルなデザインでどんなクローゼットでも邪魔にならず、すっきりと収納できます。
毎日使うクローゼットがぐちゃぐちゃだと、ストレスのもと。すっきり整えて、どこに何があるかわかりやすくするだけで生活の質は格段に上がります。スペースを上手に活用して使いやすいクローゼットにしましょう。
※記事内の価格は2023年10月13日時点のAmazonのもので、全て税込です。
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