「定番のおにぎり」でもこんなに味が違う!

【検証】コンビニ3社のツナマヨおにぎり食べ比べ

公開日:2022.06.22

更新日:2022.08.29

一番売れている「ツナマヨおにぎり」違いはあるの?

元コンビニ店長の筆者でさえ、特に「今日は絶対に○○味が食べたい!」というものがなければ毎回なんとなくツナマヨ味に手が伸びてしまいます。しかし、そんなド定番のツナマヨ味ですが、セブン-イレブン・ファミリーマート・ローソンのコンビニ3社で味がかなり味が違うということをご存じでしょうか?

今回、「どのくらい味や食感が違うのかな……」と食べてみてびっくり!食べ比べたからこそわかる、味の違いをご紹介します。

【比較1】価格は同じ

価格は3社とも税込み124円。やはり定番商品なだけあって、各社同じ値段に合わせてきているのかもしれません。

【比較2】包装は特徴がある・海苔のパリパリ感などは大差なし

コンビニのおにぎりといえば、あの独特の開け方。「1、2、3」と順番に開けていくと手を汚さずに包装紙を開けることができ、かつ食べる直前まで海苔がパリパリなのがうれしいですよね。

 3社の開け方を比較してみたところ、その幅にかなり違いが!セブン-イレブン(中央)は太目にまっすぐ、ファミリーマート(左上)は独特な形で切れるようになっており、ローソン(右上)は細~く切れるんですね。とはいえ、その後の両端を引っ張っての剥がしやすさには影響がなく、3社ともスムーズに開封することができました!

海苔の巻かれている感じや、パリパリ感にも大差なし!ほとんど一緒です。

【比較3】具の量は?セブン-イレブンが相対的に多い!?

一番重要ともいえる、具材のぎっしり具合ですが、ファミリーマート(左)とローソン(右)が同じくらいで、セブン-イレブン(中央)は米の量が少ないからか相対的に多く見える印象です。しかし、見た目はそこまで大きな差はありませんね

【セブン-イレブン】最もオーソドックスな味のツナマヨおにぎり

1978年にコンビニエンスストアでおにぎりを初めて販売したのがセブン-イレブンと言われています。さらに1983年に初めて「ツナマヨおにぎり」を作ったのもセブン-イレブンだということをご存じでしょうか?

筆者の個人的な見解ですが、セブン-イレブンはどの商品も決してトガらずに万人受けするオーソドックスな味に仕上げているため多くの人に支持されている印象です。

3社の中で唯一「シーチキン」を使用していないセブン-イレブンですが、「まぐろ油水煮」をマヨネーズで和えたものを入れています。マヨ感が最も強めに感じ、また見た目に反して一番ツナの食感がごろごろと残っていました。

パッケージの「具たっぷり」という表記に偽りなし!味は一番薄めかつオーソドックスな味が印象的です。お米が一番ふっくらしていておいしかったのはセブンでした。

【総評】

コメント:「奇をてらわない、普通が一番」という方におすすめです!

  • 海苔のパリパリ度:★★★☆☆
  • 米のおいしさ度:★★★★☆
  • 具のたっぷり度:★★★☆☆

【ファミリーマート】ボリューム感が強めのツナマヨおにぎり

続いてファミリーマートです。3社の中で唯一「おむすび」という呼称を使用しているんです。知っていましたか?「おむすび」という表記にこだわりのあるチェーンなのです。その理由は「人と人とをむすび日本を元気にしたい」という想いから。たかが呼び方一つ……でもそうした思いが相手に伝わることってありますよね。

「最初のひと口からおいしく食べられるように」と塩加減・振り方から具材にまでこだわっているファミマ。「ツナ」はシーチキンを使用しており、シーチキンの粒感が残っているので食べ応えがあります。

一番具だくさんに見えるのはこのゴロゴロ感が理由かもしれません。マヨネーズが最も多く使用されている印象でした。シーチキンの甘さとお米のバランスが良いのが特徴です。

【総評】
コメント:具だくさんなのでしっかり食べたい方におすすめの味!

  • 海苔のパリパリ度:★★★☆☆
  • 米のおいしさ度:★★★☆☆
  • 具のたっぷり度:★★★★☆

【ローソン】「まぐろ感」が強く醤油味を感じる!

先端部分に「おにぎり屋」という名前が記載されているのがローソンの特徴。「おにぎり屋」はローソンが2002年から使用しているオリジナルブランドで、15年間そのこだわりを表すネーミングとして使用しています。

ファミマ同様、こちらもツナにはシーチキンを使用しています。「具まんぞく」という文字がかなり目立つのが気になります……そんなに自信があるのでしょうか……!?

3社の中で一番、口に入れた瞬間に海苔とごはんの甘みを感じました!シーチキンはゴロゴロ感がほとんどないペースト状になっていて食べやすいです。そして何より特徴的だったのが、シーチキンの「まぐろ感」。

他のコンビニ2社はマヨネーズ味の方が強く、ツナ自体の味はそこまで主張していなかったのに対し、ローソンのものはシーチキンの味の奥から「まぐろ!!!!」という主張がかなり強めに出てきます。さらに、材料に「醤油たれ」が使用されており、醤油の味も追いかけてきます。

【総評】

コメント:「まぐろ×醤油の味が好き」という方におすすめです。一番しっかりと味が付いていたので、濃い味が好きな人にも◎筆者はローソンのものが一番好きでした!

  • 海苔のパリパリ度:★★★☆☆
  • 米のおいしさ度:★★☆☆☆
  • 具のたっぷり度:★★★☆☆


値段も見た目もほとんど同じで、その味も同じように見える「ツナマヨおにぎり」ですが、その味はかなり違うことがわかりました!海苔のパリパリ度はどこも同じくらいでしたが、ご飯はセブンが一番、具はローソンが一番おいしかったと個人的に感じました。あなたも自分のお好みに合わせて好きな「ツナマヨおにぎり」を見つけてみてくださいね。

※商品情報・価格は2022年6月21日時点のものです

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松本果歩

恋愛・就職・食レポ記事を数多く執筆し、社長インタビューから芸能取材までジャンル問わず興味の赴くままに執筆するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり、店長を務めた経験あり。Twitter:@KA_HO_MA

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