泳げなかった私が病みつきに

泳ぎに初挑戦! 30分入門クラス体験記

公開日:2018.08.10

更新日:2018.09.14

50代で始めた水泳にのめり込むようになって、今ではクロール、平泳ぎ、バタフライも習得。泳げなかった自分が水泳を始めた時のエピソードや、上達していくまでの様子を振り返ります。今回はジムで参加した初泳ぎでの体験。それは簡単ではありませんでした。

泳ぎに初挑戦
        ※イメージ

ドキドキ!? の水泳入門クラス

水泳グッズの準備が整ったので、ジムで週1回開かれる水泳入門のクラスに入ってみることにしました。30分間、無料のクラスです。場所は20メートルプールのうちの2コース。集まったのは中年の男女10人くらいでした。どんなことをやるんだろう、と多少緊張しながら、列の最後に並んだのを覚えています。

いよいよレッスン開始!

先生は、若い女性のインストラクターでした。女性だと体にさわられたりしても平気なので、少々ホッとしました。

最初は、けのびの練習から。水の中で体を平らにして、水の抵抗をうけないようにすること。ファッションモデルが胸を張って歩いている姿をイメージして、それに近い形で両手を頭の上に伸ばし、胸を張った姿勢がいいのだそうです。こうすると、体全体が水の中で平らな状態になっているのだそうです。ストリームラインといってどんな泳ぎをするにも基本だとか。

先生が見本をやってくれたので、自分もやってみましたが、空気中と違って、水の中では体をまっすぐにしていることは簡単ではありません。どうしても、足がさがっていってしまいます。おなかに力が入っていないと、厳しい指摘を受けました。

ただ、力んで全身に力がはいっていてもいけないだそうで、加減が難しい。うまい選手だとこの姿勢だけで、15メートル近くまでいけるのだとか。私は10メートルラインにも届かず……。

正直言って驚きました。ただ、水面にまっすぐ浮いているだけでそんなに進めるとは。練習次第でもっとできるようになるさ、とも思いました。練習、練習。レッスンを受けているほかの人たちも私と大して変わらないので、ちょっぴり安心でした。

潜るのもまたむずかし

浮くことをやったので次は潜ること。プールの底に座ってみてくださいと言われ、簡単だろうと思ってやると、これが難しい! 足が底に触れる前に、浮いてきてしまうのです。


先生は、「体の中の空気を全部はききっていないので、潜れないんです」と言って、見本を見せてくれたが、余裕をもって底に座っているではありませんか。水の中で自由に体を操るための練習だったようでした。

簡単だろうと思っていた分、できなくて、ちょっと悔しかったです。それにしても、水の中で自由に体を動かすのって、思った以上に難しい……。

簡単だろうと思っていた呼吸だが・・・・・・

呼吸なんて、いつもやっているから簡単だろうと思っていましたが、これが大きな間違い!

まず最初は、平泳ぎなどで使う前呼吸から。ゴーグルをつけて、顔を前の水につけ、ぶくぶくと肺の中の空気を全部はきだし、顔をあげてぱっと呼吸する。先生が見本をやってくれて、自分も真似してみると、早速クレームがついてしまいました。顔を大きくあげすぎだという。

泳いでいる時は、平らな姿勢を保ちたいため、呼吸をする時にはできるだけ平らな姿勢を崩さずに短時間で、かつ、顔をなるべくあげすぎないで呼吸をするのがいいのだそう。「極端な話、口がちょっと出ているくらいな感じです」と。

次は、クロールなどで使う横での呼吸。これはクロールの時の手の軌道にあわせて、右と左それぞれに顔を向けて水をかいている隙間から、口がなるべく出ない程度に急いで呼吸をするのだそう。右利き、左利きがいるので、どうしても片方での呼吸が多くなってしまいがちですが、先生いわく「両方での呼吸ができるのがベストです」と。「どうして?」ときくと、自分の得意な方ばかりで呼吸していると、そっちしかできなくなり、どうしても不得意なほうでないと呼吸できない時があると、体のバランスが崩れてしまうからとのこと。

あっというまの30分だった。

水泳選手のように簡単には泳げないということはわかっていましたが、先生の言う通りにやっていてもできず、けのびも呼吸も想像以上に難しかったです。でも初めての体験で、これからも継続していきたい、何回もレッスンに参加し先生から指摘を受けないようになるまで、繰り返し練習したいと思いました。自分ができなかったことが、少しでもできるようになるのは楽しいですから。上手に泳げるようになるまで、今後どのくらい時間がかかるかわからないけれど、少しずつでも楽しみながら参加できればいいなあと思いました。

この日はちょっと気負ったせいか、家に帰ってから足腰が若干痛くなりましたが、それもまた気持ちがいい。来週も頑張ってレッスンに出よう。

グループレッスンは、人に見られるから嫌だという人もいるかもしれませんが、人の泳ぐ姿を見て自分なりに研究できるので、レッスンに参加することはいいことだと思います(なんせ、自分の泳ぎは見えないので)。

次回は、いよいよクロール、平泳ぎ、背泳の泳法に挑戦します。

ひよっこ

水泳をするかたわら、陸上でストレッチやピラティスなどをやっています。色々レッスンを受け、顔なじみの人と友達になることができました。近くのフードコートで、ジムの話はもちろん、旅行や今日のおかず作りの話をすることが楽しみになっています。

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