桜蘂(さくらしべ)降ると言う季語を知る
2022.04.22【千歳飴 持ってた甥っ子 校旗持ち】
この句は2009(平成21)年十一月に詠んだ俳句です。
甥っ子には一つ上のお姉ちゃんがいまして、七五三の時二人は着物を着付けてもらいました。お姉ちゃんはお人形のように可愛く、その甥っ子はやや体つきが小さいので「小ぶりな殿様」のようでした。
神社にて
いよいよ本番の日、可愛いお姉ちゃんとともに現れた甥っ子。どうも袴を引きずりますし、羽織はマントのようでみんなで大笑いしたものでした。でもその姿も愛くるしいのでした。
千歳飴を神社でいただいて記念撮影の時、千歳飴を持っているのか持たされているのか。俄然千歳飴の方が長くて、上手に持たないと顔が隠れてしまうのです(笑)。
月日は流れて
その甥っ子が高校生になりました。
生徒会長になった甥っ子が、体育祭で校旗を持って行進するので私はカメラマンとしてお邪魔しました。
ビックリするぐらい背が伸びて顔もキリっと引き締まり、私は心の中で「かっこいいやん」と呟きながらシャッターを切りました。
甥っ子と校旗の写真もバッチリ撮りまして、お役御免となりました。
またまた月日が流れて
甥っ子が結婚式を挙げますとお知らせが届きました。
嬉しくて嬉しくて。でも式の日はコロナワクチン2回目接種日だったのですが、甥っ子はちゃんとオンラインで式を見れるように段取りを組んでくれたのです。
私の人生で初めてのオンラインです。
現場に行けなくとも、ゆっくり拝見できましたし、式のプログラムの中で二人の生い立ちの紹介があり、私の撮影した校旗を持った写真が出てきたのです。
私はもう、嬉しゅうて嬉しゅうて感無量になりました。
式の後ラインで「私の撮った写真あったね」とお礼を言いました。
ここで一句
甥っ子は今、所帯を持って一生懸命お仕事に励んでます。立派になりました。
小さいと思っていたのにあっという間に大人になったように思います。
~甥っ子の 成長嬉しく 頼もしく~
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