- ハルメク365トップ
- ハルトモ倶楽部
- 文化部
- 5月31日、クリント・イーストウッドは92歳
5月31日は、アメリカの映画監督兼俳優クリント・イーストウッドの92歳の誕生日です。高齢になっても毎年のように新作映画を発表している彼は、私の好きな監督のひとりです。
俳優イーストウッド
テレビ俳優だったイーストウッドが多くの人に知られるようになったのは、黒澤明の映画『用心棒』を翻案したマカロニウエスタン『荒野の用心棒』がきっかけです。
この作品は1965年日本公開ですが、アメリカは1967年公開というのが、当時の彼の立場をあらわしていますね。
こののち、カウボーイ、刑事、兵士、泥棒などさまざまな役で多くの映画に主演。
なかでも、型破りの刑事に扮した『ダーティーハリー』のシリーズは大ヒットしました。
今でもイーストウッド=『ダーティーハリー』のイメージをお持ちのかたは多いようですが、年齢を重ねてからの、家族との関係に悩む父親や、平凡でも筋の通った生き方をしている男などの渋いクリントもいいですよ。
監督イーストウッド
1971年に映画監督を始めて以来、精力的に作品を送り出しており、アカデミー賞の作品賞や監督賞をはじめ多くの賞を受賞しています。
アクション、スポーツ、政治、戦争、音楽などあらゆる分野で、私にとっては「イーストウッド作品にはずれなし」です。
話の伏線をきれいに回収していて見ていて心地よく、ひとつの作品の中にいくつもの背景やテーマが見えてくる所に魅力を感じています。
たとえば、女性ボクサーと老トレーナー(イーストウッド出演)を描いた『ミリオンダラーベイビー』は、ボクシングを扱った映画でありながら、人と人との絆や尊厳死についても考えさせられてしまいます。
些細なことですが、イーストウッドがスニーカーの外箱を手紙入れに使っていたシーンがあって、私は漫画単行本を入れているので(ピッタリですよ!)、「アメリカ人だって何かの物入れにしたくなるよね」と妙にうれしかったです。
老いを感じさせないイーストウッド。お誕生日おめでとうございます!
この先いつまでも新作を作り続けてください。私もついていけるように、感性を衰えさせないようがんばります。
今回の作品
(すべてクリント・イーストウッド関連作品なので名前は省略いたします。年代は制作年)
『運び屋』 監督兼主演 2018年 アメリカ
『ミリオンダラーベイビー』 監督兼主演 2004年 アメリカ
『インビクタス』 監督 2009年 アメリカ
『15時17分、パリ行き』 監督 2018年 アメリカ
『荒野の用心棒』 主演 セルジオ・レオーネ監督 1964年 イタリア
『ダーティーハリー』 主演 ドン・シーゲル監督 1972年 アメリカ
『ダーティーハリー2』 主演 テッド・ポスト監督 1974年 アメリカ ※シリーズは5作まであり
『人生の特等席』 主演 ロバート・ロレンツ監督 2012年 アメリカ
『父親たちの星条旗』 監督 2006年 アメリカ
『硫黄島からの手紙』 監督 2006年 アメリカ
『アメリカンスナイパー』 監督 2014年 アメリカ
『ジャージーボーイズ』 監督 2013年 アメリカ
『ヒアアフター』 監督 2010年 アメリカ
■もっと知りたい■
-
突然の我慢できない尿意
実は多くのハルメク世代が悩んでいる「尿トラブル」…中には上手に対策をしている人も!気軽にできる対策って? -
個人情報管理できてる?
銀行口座・保険・クレジットカードなど、「デジタルの情報」をきちんと管理できていますか?煩雑にしていると思わぬ落とし穴が… -
お金の管理が簡単に!
三井住友銀行アプリに「シンプルモード」が新登場!スマホ操作が苦手な人でも簡単に使える便利機能が満載です! -
認知症セルフチェック
「もの忘れが増えた」「名前が思い出せない」という症状に心当たりがある方は要注意!それ、「認知機能のレベル低下」が原因かもしれません… -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます! -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
50代から1日1分脳トレ
認知機能を衰えさせないためには、早い時期から「脳を活性化」させることが大切。脳トレ効果がグッとアップするコツって?