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- フランス式庭園とメタセコイアの神奈川県立相模原公園
神奈川県立相模原公園は、国内で有数の大きさを誇るフランス式庭園があり、「生きた化石」メタセコイアの木が周りを取り囲んでいます。サカタのタネグリーンハウスの温室も素敵です。相模線・原当麻駅より徒歩20分。素敵な公園に行ってみませんか。
神奈川県立相模原公園とは
神奈川県立相模原公園は、もともとは座間小銃射練習場跡地だったところを中心に昭和48年(1973年)から整備を始め、平成4年(1992年)「第9回全国都市緑化かながわフェア」の開催を機に再整備されました。
花菖蒲(はなしょうぶ)が咲く「水無月園」など四季折々の花が楽しめ、ドッグランやのびのび遊べる芝生広場、サカタのタネグリーンハウスの温室など、老若男女が楽しめる公園です。今回は、特にメタセコイアに囲まれたフランス式庭園に注目したいと思います。
神奈川県立相模原公園へのアクセス
車で行く場合は、正面に282台の駐車場があります。駐車料金も安く、特に土日は満車になりやすいので近隣の駐車場も要チェックです(※駐車料金/普通車・時間により 平日100円~200円、土日祝日310円~610円)。
バスは、JR相模線原当麻(はらたいま)駅が一番近く、小田急相模大野駅北口、JR横浜線古淵駅からも出ています。
なお、JR相模線原当麻駅からは県道52号線経由で約1km、徒歩20分ほどだそうです。
フランス式庭園とは?
フランス式庭園とは、太陽王ルイ14世によって作られた様式で、もっとも有名なのはベルサイユ宮殿の庭です。ルイ14世は庭園を造るにあたり、絶対権力者が自然をも支配することを表し、豪華で完璧な造形美を求めました。
フランス式庭園は、左右対称の平面幾何学式庭園であることを重視しました。そしてその中には空や景色を映す大きな池、整然と並んだ花壇、刈り込まれたトピアリー(樹木を刈り込んで作られた自然の造形物)、権力の象徴である運河、噴水があることが特徴です。
この写真はサカタのタネグリーンハウス2階(無料)から眺めた、紅葉しているメタセコイヤに囲まれているフランス式庭園の写真です。
私が訪れたのは2021年12月12日でした。紅葉の見ごろは、毎年12月中旬くらいまでとのことです。
「生きた化石」メタセコイアとは?
美しいフランス式庭園の周りを取り囲むのは、97本のメタセコイアという樹高約33mの落葉高木です。
太古の昔、絶滅したと考えられていたメタセコイアは、昭和16年(1941年)に生物学者三木茂氏により化石が発見され、その存在が明らかになります。昭和20年(1945年)に中国四川省で自生種が発見され「生きた化石」として有名になりました。
その後、アメリカで苗木が栽培され、昭和24年(1949年)には日本にも納められ、全国各地に植えられました。この公園には平成4年(1992年)の「第9回全国都市緑化かながわフェア」の時、射撃訓練場の堀を利用して植えられたそうです。
鳥の羽のような針葉樹なのに落葉する、剪定しなくても美しい樹形を保つという人気の高木が間近で見られます。
サカタのタネグリーンハウス
フランス式庭園の前に、サカタのタネグリーンハウスがあります。中には温室と、2階からフランス式庭園のすばらしいパノラマが一望できる空間(無料)があります。
有料エリアの温室(トロピカルガーデンとカクタスガーデン)は、大人100円(中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名まで無料)で入場できます。中は香しい花の香りで一杯でした。
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