銀杏生産では全国有数の祖父江町を訪ねました

晩秋の黄色に染まる銀杏の町を散策しました

公開日:2021.12.26

更新日:2021.12.22

愛知県稲沢市の祖父江町(そぶえちょう)は、銀杏(ぎんなん)の生産で全国有数の生産地です。イチョウの葉が黄色に染まる11月後半頃は、小さな町全体が華やかな黄色に包まれます。

晩秋の黄色に染まる銀杏の町を散策しました
葉がほとんど落ちた向こうには、雪化粧の山が見える

黄色に染まる銀杏の町、祖父江町

愛知県稲沢市の祖父江町(そぶえちょう)は、銀杏(ぎんなん)で有名な町。銀杏の葉が地に落ちて積もり、またまだ木に葉が残っていれば、見事に華やかな黄色の世界になります。

町が黄色に染まる一番いい時期は、とても短いのです。風が強く吹いたり、激しい雨が降ったりすれば、葉がほとんど落ちてしまいます。

一番いい時期を狙ってこの小さな町に、県内外から多くの人がいっときに押し寄せ、町は人と車で大変混雑します。

私が訪ねたのはその時期を少し過ぎた頃で、しかもその2~3日前に大雨が降ったため、木々にはあまり葉は残っていない状況でしたが、人出もおさまり車を置いてゆっくり散策できました。

黄色に染まる銀杏の町、祖父江町
樹齢100年以上の大イチョウ

裕専寺(ゆうせんじ)の大イチョウ

その町の中にある祐専寺には、樹齢250年から300年のイチョウの大樹があり圧倒されます。落ち葉が古い山門にたまると風情があり、それがまた絵になるため写真を撮る人が多いのです。

この町には約1万1000本のイチョウの木がありますが、これらの木々は昔強い季節風から家を守るため、家の周囲に植えられたといわれています。町の中にある「祖父江ぎんなんパーク」の展望台から見るとその感じがよくわかります。

その公園のすぐ前にある名古屋鉄道尾西線(びさいせん・愛知県弥富市の弥富駅から一宮市の玉ノ井駅を結ぶ線)の山崎駅を降りれば、この辺一帯のイチョウ林を歩いて散策できます。そしてこの黄色いイチョウに名古屋鉄道の赤い電車が映えるため、それを狙う撮り鉄も多いのです。

裕専寺(ゆうせんじ)の大イチョウ
祐専寺の山門
裕専寺(ゆうせんじ)の大イチョウ
祖父江ぎんなんパーク展望台からの眺め

イチョウを見た後は美術館巡りもいいでしょう

交通の便は少し悪い所ですが、このあたり一帯には有名な名所や美術館もあり、車で訪れると何か所か巡ることができます。

ここからほど近い所には稲沢市出身の画家荻須高徳の記念美術館や、お隣の町一宮市にはこの町出身の画家三岸節子の記念美術館もあり、一日であれこれ巡ることができます。

今回私は祖父江町の入口まで車できて、後はこの辺に土地勘のある友人Sちゃんの車で狭い道もスムーズに回ることができました。Sちゃんは私より年齢が一回り以上下ですが、フットワークがよく元気で
運転も上手なので、このあたりのことはSちゃんにお任せしました。

人生で初めて当て逃げ事故の現場に遭遇しました

あまり土地勘の無い人が、混雑時この狭い町の中をあちこちすることは危険だと思いました。

私たちが祐専寺の境内に車を駐車した直後、近くで大きな音がしその方向を見た時、一台の赤い車だけが停まっていましたが、どこかにぶつかったのかと思いきや、四つ角で他の車にぶつけられ、その相手の車はいち早く逃げた後だったのです。

周りには当て逃げをした車の部品が散乱していました。明日は我が身かもと思ったら怖くなりました。

 

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くろ豆

趣味は旅行、野菜作り、短歌作りetc.バンコクの魅力にとり付かれ数年おきに行っては美味しいものを食べたり、ショッピング、エステなど楽しんでいます。旅先で見たり感じたりしたことをノートに書き留め短歌作りにも役立てています。ペンネームは私の愛犬であり心強い相棒であるミニチュアシュナウザーの名前からです。

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