繰り返し使えるみつろうラップでCO2削減

簡単!安価な“みつろうラップ”作りに挑戦

公開日:2021.11.20

わが町(岐阜県大垣市)の体験講座で、巨大染め物工場の見学と、繰り返し使えるラップ作りに参加しました。

簡単!安価な“みつろうラップ”作りに挑戦
植物加工後の残りを利用して作ったクレヨンで絵を描いたみつろうラップ

巨大染物工場の見学

この染め物工場では、毎日450~500反の生地(ニット生地)の染色を処理していました。1反からは約50~60着のTシャツができるとのこと。休日のこの日も、シフト制なのか工場はフル稼働でした。

なぜこの工場でラップ作りなのかは、工場側の説明を聞いていて良くわかりました。工場では、環境への取組みが徹底されており、再生エネルギーや省エネルギーに配慮した生産を実践しているからです。

巨大染物工場の見学
巨大染め物工場で染められる生地

繰り返し使えるみつろうラップは、小さなCO2削減につながる

その取り組みの一つとして、食品に使用されるラップ作りを一般にも広げようと、積極的に体験講座なども開催しているのです。

ラップ作りは簡単で、作るために特別な道具や材料は必要ありません。ご自宅でも楽しみながら、自分だけのかわいいラップが作れます。

用意する材料

繰り返し使えるみつろうラップは、小さなCO2削減につながる
ラップ作りに使う材料は3つ。みつろう、クッキングシート、好みの布

1.生地約25cm角の麻または綿の布1枚 (※1)
2.みつろう17g(※2)
3.クッキングシート2枚         

※1:無地の布地ならば絵を描いたりもできます。私は100円ショップでかわいい柄の布を見つけ、それで作ることにしました。布の周囲はギザギザばさみで切っておきます。ギザギザに切れるはさみも、100円ショップで手に入ります。 
※2:みつろうは100円ショップや手芸品売り場。養蜂場、ハチミツ店などで50g/300円程度で手に入ります。

繰り返し使えるみつろうラップは、小さなCO2削減につながる
すでに印刷された布を使うのもいいと思います。ハサミは100円ショップで買いました

使用する道具

1.家庭用アイロン
2.いらない布(アイロン台保護のため)や新聞紙

作り方

1.アイロン台の上に新聞紙やいらない布を広げ、その上にクッキングシート、布、 みつろう、クッキングシートの順に重ねていきます。 みつろうはまんべんなく広げて置くことが大事です。

2.高温にしたアイロンで、全体に熱がいきわたるようにみつろうを丁寧に溶かしていくときれいに仕上がります。中心から外にアイロンをかけていくと、隅までムラなくみつろうが広がります。

繰り返し使えるみつろうラップは、小さなCO2削減につながる
アイロンでみつろうを布全体に溶かす

3.全体にみつろうが染み渡ったら、素早くクッキングシートを剥がし生地を両手で持ち上げます。みつろうが固まるまで少しの間キープします。ほんの数分です。失敗した場合は、もう一度シートに挟み溶かす作業をやり直すことが可能です。

作り方は簡単ですが、すばやく丁寧に

講座では無地の布に、食品や植物を加工した後に出る残り(枝葉、あずきの皮など)を利用して染色したクレヨンで絵を描きました。

繰り返し使えるみつろうラップは、小さなCO2削減につながる
次回は丸い形のラップもいいかなと思いました

ラップのいろいろな使い方とお手入れ

ラップは、サンドイッチやおにぎりを包んだり、食品を包んだり、かぶせたりできます。使用後は軽く水洗いし、乾かして再度使用できます。

ラップを使用する場合の注意

ラップに使うみつろうは、ミツバチの巣を構成しているもので殺菌効果があるため、ラップに適した材料です。ですが、ろうといわれている通り、40度以上の熱には弱いため、熱いものをくるんだりはできません。また、電子レンジで温めると、ろうが溶けてしまいますのでご注意ください。

 

■もっと知りたい■

くろ豆

趣味は旅行、野菜作り、短歌作りetc.バンコクの魅力にとり付かれ数年おきに行っては美味しいものを食べたり、ショッピング、エステなど楽しんでいます。旅先で見たり感じたりしたことをノートに書き留め短歌作りにも役立てています。ペンネームは私の愛犬であり心強い相棒であるミニチュアシュナウザーの名前からです。

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