まだまだ知らない我がふるさと岐阜

ランチのついでに岐阜の歴史散歩

公開日:2021.09.12

更新日:2021.09.09

我がふるさと岐阜県には、おいしいレストランや歴史的名所がたくさんあります。今回は揖斐郡(いびぐん)大野町にある、おしゃれなカフェ「ゆらら」へドライブ。近くにある寺院「来振寺(きぶりじ)」や重要文化財の「牧村家」も訪ねました。

ランチのついでに岐阜の歴史散歩
鳥居建て構造の「牧村家」は築300年

まだまだ知らない我がふるさと岐阜

暑い夏の午後、岐阜県揖斐郡(いびぐん)の山裾にあるレストランに出かけました。我が家からは、車で1時間くらいかかる所です。この日の岐阜の最高気温は37度。

元々、市内においしいと評判の回転寿司のお店ができたので行く予定でしたが、SNSのクチコミで今回のレストランがよさそうだったので、急きょ変更しました。今や恐るべきSNSの速さかなという感じです。

レストランのある大野町は岐阜県の最西部に位置する所で、北は福井県、西は滋賀県に囲まれた町です。北から山を越えてのフェーン現象のせいか、夏の全国最高気温が隣町の揖斐川町では、全国で3番目くらいにという暑さ。

レストランはまだ新しいため、すぐ隣にある寺院「来振寺」(きぶりじ)をナビに入れ、木々に囲まれたレストラン「ゆらら」に着きました。

まだまだ知らない我がふるさと岐阜
モノトーンのおしゃれなレストラン「ゆらら」の日よけ

外からは建物の中が見えません。黒を基調にした店で、元々は大きいガレージをおしゃれにリフォームしたのだとか。周囲にあまりレストランらしき所がないためか、私たちが訪れた時間が午後1時過ぎにもかかわらず、それなりにはやっているようでした。 

まだまだ知らない我がふるさと岐阜
レストラン内部。元ガレージの天井は高く涼しい

おしゃれなレストランの隣は1320年の歴史ある寺院

ランチを終えてせっかくこの山奥にきたので、隣の来振寺を訪ねました。寺の開山は701年。今から1320年前に建てられたことになります。

こんな山奥にある寺が、そんな頃からあったことに驚きます。毎年2月の節分星祭りには、護摩木(ごまぎ)と薪を燃やした上を、その年の厄年の男女が裸足で渡る厄除け行事が行われるそう。そのための薪でしょうか、本堂の床下にたくさん積まれていました。

寺には国宝の五色大尊図の他、多数の文化財があります。ここは西美濃三十三ヶ所巡り二番札所、美濃新四国八十八ヶ所巡り五十五番札所と案内にあります。

おしゃれなレストランの隣は1320年の歴史ある寺院
1320年の歴史ある古刹「来振寺」。境内は左側に広がっている

霊場は国内にどれくらいあるのでしょうか

そもそもこの霊場(霊験あらたかな場所)​​​​​​なるものが、いったい日本にはどれくらいあるのか考えたこともありません。友人たちの中には西国三十三所観音巡りや、知多四国八十八ヶ所巡り、有名な四国八十八ヶ所巡りなどを巡っている人がいます。

それもやはり健康なときから少しずつ巡ることが大事で、年を重ねればより困難になるのではと思います。体力が無い私のやっかみかもしれませんね。

ただ、京都、滋賀あたりを観光でまわっても、知らないうちに西国三十三所観音巡りの何か所かを巡っているとは思います。

国重要文化財(建造物)「牧村家」

その後、せっかくここまで来たのだからと、車でここから10分くらいの国重要文化財(建造物)「牧村家」を訪ねました。

建てられてから300年。今も個人の敷地内にあります。何が文化財かというと、上屋の中で柱と梁の組み方が神社の鳥居に似ているところから「鳥居建構造」であるということなのです。

国重要文化財(建造物)「牧村家」
屋外の案内図のように赤くなっているところが鳥居建て部分
国重要文化財(建造物)「牧村家」
屋内の梁と柱が鳥居建てになっている

それがどこの部分で、合計3か所あるということもわかるのですが、中は少し暗い上に梁や柱自体が黒いので、その鳥居部分を見わけるのはちょっと難しいかもしれません。

ランチと歴史の旅は暑さもありましたが、両方堪能できたお出かけでした。次は今回行きそびれた、回転寿司に行きたいと思っているところです。

 

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くろ豆

趣味は旅行、野菜作り、短歌作りetc.バンコクの魅力にとり付かれ数年おきに行っては美味しいものを食べたり、ショッピング、エステなど楽しんでいます。旅先で見たり感じたりしたことをノートに書き留め短歌作りにも役立てています。ペンネームは私の愛犬であり心強い相棒であるミニチュアシュナウザーの名前からです。

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