- ハルメク365トップ
- ハルトモ倶楽部
- 文化部
- 太ると食堂に入れない修道院?「せかけん」を楽しむ♪
こんにちは。クイズと旅を愛する伊東ちゃいこです。コロナ禍で海外に行けないので脳内旅行でも楽しむかと世界遺産の本を眺めていたら、何となく「せかけん」の受検に思いが至りました。そんなわけで今回は、検定までの私の奮闘ぶりをお伝えしたいと思います。
せかけん(世界遺産検定)とは?
世界遺産検定は、人類共通の財産・宝物である世界遺産を通して、国際的な教養を身に付け、持続可能な社会の発展に寄与する人材の育成を目指した検定です(公式HPより抜粋)。
問題「『ウィーンの歴史地区』の説明として正しいものはどれでしょう?」
1:かつてルネサンスの中心地として栄えた
2:ドナウ川に架けられたくさり橋が有名である
3:2017年から危機遺産に登録されている
4:代表的建造物にヴァヴェル城がある
正解「3」 ※3~2級レベルの自作問題。
1はイタリアのフィレンツェ、2はハンガリーのブダペスト、4はポーランドのクラクフの説明。
ウィーンは世界遺産登録範囲内での高層ビル建築を含む再開発計画が問題となり、2017年危機遺産リストに記載されました。
2年前、世界遺産検定の2級を受検しました(検定には、4級~1級、マイスターの5レベルがありますが、4と3を飛ばして2級から受検することも可能)。
ビギナーズラックで運良く2級に合格できたので、今回も軽い気持ちで2021年12月実施の1級に申し込みをしました。
せかけん1級にチャレンジ
ところが検定事務局発行の公式テキストを開くと、上下巻合わせて900ページ超えで掲載遺産数も1100超え。2級の約3.5倍ものボリュームです。全遺産を検定日まで吸収するのはどうも難しそう。しかも合格点(認定点)は70%以上で、合格率(認定率)は約20%とのこと!
もうやるしかない! とテキストに目を通しますが、読んでいてもなかなか頭に入ってきません。それどころか眠くなることもしばしば。
ビジュアル重視の本を購入
そこで、ビジュアルから入ろうと思い、美しい写真が多めの市販の世界遺産本を新たに購入しました。これは大正解でした。写真のおかげで遺産のイメージがわき、テキストの内容が実感できるようになったのです。
太ると通れない食堂の入り口
また、知的好奇心のツボを自ら探して、楽しみながらテキストを読むようにもしました。この記事のタイトル「太ると食堂に入れない」がまさしくそれです。
ポルトガルの『アルコバサの修道院』には「太ると通ることのできない細い食堂の入り口」があります。この修道会が禁欲を旨とするゆえなのですが、おちおち太ることもできない修道士たちにちょっと同情。おかげで流し読みすることなく、遺産内容のインプットができました。
ル・コルビュジエの滞在は8日間のみ
日本の国立西洋美術館も『ル・コルビュジエの建築作品』の1つとして世界遺産に登録されています。実は設計を依頼されたル・コルビュジエが日本に滞在していたのはわずか8日間のみでした。
その後パリに戻って設計図を書きあげますが、そこには数値がまったく書かれていなかったため、日本の3大弟子が図面を基にして実施設計を行ったのです。お三方は大変だったでしょうが、きっとそれだけ師匠から信頼されていたのでしょうと、一人想像しながら読んだのでした。
面白エピソードは「天使が作った教会」「遺跡から女神像を盗んで逮捕された仏人作家」などまだまだありますが、いずれ別の機会に。次回は、検定に合格するための学習法を中心にお伝えしたいと思います。
■もっと知りたい■
-
子に遺すべき資産は?
「現金」か「不動産」か…どっちが得?メリット・デメリットは?相続や親族間のトラブルに悩まされないためにしておくべき準備とは -
突然の我慢できない尿意
実は多くのハルメク世代が悩んでいる「尿トラブル」…中には上手に対策をしている人も!気軽にできる対策って? -
個人情報管理できてる?
銀行口座・保険・クレジットカードなど、「デジタルの情報」をきちんと管理できていますか?煩雑にしていると思わぬ落とし穴が… -
お金の管理が簡単に!
三井住友銀行アプリに「シンプルモード」が新登場!スマホ操作が苦手な人でも簡単に使える便利機能が満載です! -
認知症セルフチェック
「もの忘れが増えた」「名前が思い出せない」という症状に心当たりがある方は要注意!それ、「認知機能のレベル低下」が原因かもしれません… -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます! -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
50代から1日1分脳トレ
認知機能を衰えさせないためには、早い時期から「脳を活性化」させることが大切。脳トレ効果がグッとアップするコツって?