還暦の私たちが入籍と同居を始めた理由とは

「壮大な計画……終活婚」(4)

公開日:2021.11.04

更新日:2021.11.05

終活婚をした  あ・らかんです。終の棲家といえるマンションに引っ越しが済みました。次に必要なことは、さまざまなものの住所変更と名義変更。さらには旧住居の売却もひかえていました。

終活婚のデメリットとは?

引っ越したことによる住所変更と入籍による名字変更は、銀行口座や生命保険などを始めとしてすべて変更するわけですから、手間が掛かりました。住民票の異動をした足で警察に行って、運転免許証の届出事項の変更をしました。これで運転免許証が証明書類として利用できるようになりました。

入籍だけ先にして、別居していましたので、旧住居を引き払ってから、住所変更をしました。名義変更と住所変更を一度に済ませなかったため、二度手間になりました。カードの名義変更と支払口座の名義変更はタイミングを一緒にする必用がありますし、思っていた以上に大変でした。

自宅の不動産価値を下げない秘訣とは?

マンションの掃除と売却

引っ越しによって、前に住んでいたマンションを売却するという問題も出てきました 。不動産価値を下がりにくくするために、掃除の仕方の動画なども参考にしました。2人で10日間ほど毎日通って大掃除をしました。

ステンレス流し台は鏡のように磨き上げ、 床のワックスがけをし、ふすまや障子を張り替え、クロスの傷も補修、バスルーム・キッチン・洗面所・トイレのコーキング部分もコーキングし直しました。

掃除や補修の技術は、普段の生活をしているときにも役に立っています。日頃から意識していると、大掃除も楽です。家中をピカピカに仕上げ、プロのハウスクリーニングが入った後ぐらいにきれいにしました。

その努力が実り、10年以上生活したにもかかわらず、ほぼ購入時の価格がつき、公表して1週間たたずに業者からの申込みがあり、瑕疵担保責任なく売却することができました(かしたんぽ:買い主を保護するため、売却後に欠陥が見つかったら売り主の責任になるというもの)。

入籍と同居生活を始めた理由とは?

入籍と同居生活を始めた理由とは

当初、名字が変わらなければ何も変更しなくてよいので、入籍しなくとも、事実婚でもいいのかなとも思っていました。入籍したのは、元はといえば、健康保険の扶養と扶養家族としての節税、車の保険の家族限定の特約条項、生命保険の受取や法的な相続の問題に対応できるようにするためでした。

また、別居婚でも良かったわけですが、年金生活に向けて、支出額を抑えるには一緒に暮らした方が経済的だと考えたからです。終活の目標は、老後の残された人生を楽しく暮らすということですので、2人でのんびり年金生活ができるように、不必要な支出を抑える事が大切だと考えた結果でした。

私の終活婚について4回にわたってお話ししました。次回からは、アラ還(アラウンド還暦……これがペンネームの由来です)の私の普段の生活や楽しみについて、エピソードを交えお話しできたらなと思います。

 

■もっと知りたい■

あ・らかん

子どもの独立、大学入学、闘病生活など、波瀾万丈の人生ですが、残りの人生を悔いなく過ごしたいと思い、いろいろなことにチャレンジして、ポジティブに過ごしています。50代からの positive life。私のこの10年を振り返りながらお話したいです。

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