物が捨てられない私たち

「壮大な計画……終活婚」(3)

公開日:2021/10/20

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 終活婚をした あ・らかん です。私の新しい生活は、なかなか進まない断捨離に、理想と現実の狭間で悩む日々でもあります。今回は苦労した引越し後の日々について、お伝えしたいと思っています。

和室は何も置かない場所として死守

和室は何も置かない場所として死守

引っ越しを2度に分けてしましたが、お互いに家族がいた3LDKに一人で住んでいる熟年者ですので、なにせ荷物が多かったです。夫のマンションは亡くなった奥さまの物がそのまま残っていて、キッチンの戸棚の奥に10年前に賞味期限の切れている食品、膨らんだ缶詰などもありました。

私といえば、子どもたちの思い出に関わる作品、写真、衣類、教科書、参考書……。捨てるのが本当に大変でした。戦争を体験している祖母に育てられ、もったいない精神が刷り込まれ、物の魂なんて思ってしまう私なので、始末におえません。断捨離って難しいです。

後から引っ越した私の和箪笥が、マンションの部屋の開口部の関係で入らず、そこに入っていた物の段ボールが今でも洋室に積んである状況です。実は、この和室になら和箪笥を入れられたのですが、和室には一切物を置かないことを貫きたかったため、処分しました。

和室は、子どもたちが来たら泊まれるスペースとして、安全のために箪笥などを置かないと決めていたからです。今後もここだけは物を置かない場所として死守したいと思っています。

物を手放すことの難しさ

夫の荷物から段ボール20箱以上の食器が出てきました。どれも高価なものばかりで、手放すのは勇気が要りました。亡くなった奥さまがお好きだったとのこと、セットから2枚だけ残して、欲しいという友人やこれからお店を始めるという若い人に差し上げました。

宅配での本の買取は思いのほか良かったです。資格関連のテキストや参考書をまとめて売りました。送料無料のキャンペーンを利用してお得に売ることができました。古タオルや古シーツ、毛布なども洗って、保護猫のNPOに引き取ってもらいました。保護猫の寝床やぞうきんとして使っていただけるとのことでした。

また、テレビCMで有名な買取店に来てもらい、着物を売りましたが、新品の物だけをただ同然の価格で持っていくというありさまでした。着物に関しては、失敗したと思います。良い物だけがなくなりなんだか切なくなり、その割に片付かず申し訳ない思いだけが残りました。

物を手放すことのむつかしさ

私たち自身がリサイクル品(笑)

断捨離に関しては、お互いに自分の物は残したいとの思いでせめぎ合いをしています。もったいないと感じて物の捨てられない私たちですので、できる限りごみではなく、リサイクルできる方法を利用しています。もともと私たち自身が再婚ですから、リサイクル品なんですよね(笑)。

■もっと知りたい■

あ・らかん

子どもの独立、大学入学、闘病生活など、波瀾万丈の人生ですが、残りの人生を悔いなく過ごしたいと思い、いろいろなことにチャレンジして、ポジティブに過ごしています。50代からの positive life。私のこの10年を振り返りながらお話したいです。

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