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- 奥大井川・寸又峡(すまたきょう)の旅
ひとり旅が大好きな私ですが、今回は海外旅行の際に知り合った仲間と久しぶりに合流して、紅葉が美しい寸又峡旅行に行ってきました。しかし、いつものひとり旅とは勝手が違い、心にモヤモヤしたものが。旅はいろいろなことを教えてくれるものだなと思います。
旅先で出会った仲間と寸又峡観光旅行へ
GoToキャンペーンでストップされていた旅心がうずきます。バルト海のおひとり様参加ツアーで知り合った男女3人が静岡県に集結し、大井川の上流へSLに乗って出掛けました。煙を吐いて走るSLは子どものとき以来の乗車で、心が躍りました。
SLは紅葉の景色の中を走り満喫できました。その夜は、寸又峡温泉でおいしい夕ご飯とお肌しっとりの温泉、そして、旅の話に花が咲いて、夜遅くまでおしゃべりをして、楽しい夜を過ごしました。
悪夢のつり橋
翌日の朝は、ホテルで朝ご飯を食べて、早々に「夢のつり橋」を目指して歩いて行きました。
着いてみてびっくりの美しい景色。青い水をたたえたダム湖に掛かるつり橋が見えてきました。しかし、違う意味でびっくりの光景に立ちすくみます。
なんと、すごい長蛇の列。私一人だったら、サッと回れ右で帰りましたが、同行の二人はせっかく来たのだからつり橋を渡るというのです。私はずっとぼやき続けて列に並びました。なんと40分の待ち時間です。そこまでして渡るほどのつり橋なのか、私には疑問です。
しかし、ブーブー言いながらも待ちました、私。文句を言いつつも、なかなか辛抱強い私なのだと、自分で自分を褒めながら列に並んでいました。何しろ、橋を渡る皆さんはびくびく渡り始め、その後でポーズをとって写真撮影するのですよ、橋の真ん中で。全然前に進まずにすぐに立ち止まるのです。もう私には許しがたいくらいにゆっくりの歩みなのです。
順番になってからは半分やけになって、私は橋を揺らしながらどんどん進んで歩きました。ああ、なんて”悪夢のつり橋”なのでしょう。こんな行列をして渡る橋でしょうか。悪夢としか思えません。
皆さんは行列に並ぶのが苦痛ではないのでしょうか。楽しい旅のはずが、私にはそれだけでどうでもよい旅になってしまいました。しかし本音では、そんなことで不満を言った自分にも嫌悪感を持ち、ますますの悪夢の思い出になってしまったわけです。
奥大井湖上駅は夢の世界
お次は、アプト式トロッコ電車で湖上駅へ到着。秋景色の中、鉄橋を渡り展望台まで線路の横を歩きます。それは、それは美しい景色で、水面は青く空気も澄んで。ここは、先ほどの悪夢から脱して本当に夢の世界です。
しかし、本来の私はこの景色の中でいつまでも風に吹かれてじっと座っていたいのですが、旅仲間との予定もあり、この景色を後にしなければなりませんでした。
自分との折り合いをつけて仲間との行程を消化するのは、ひとり旅とは違い、なかなか大変です。つくづく自分のわがままさを痛感しつつ、旅を続けました。
きっと私は年を取ってわがままになっているのだと思います。「こんなはずじゃなかった」と言いつつ、何とか旅の2日目が終了。
旅というのはいろいろなことを気付かせてくれるのですね。自分の心の狭さをのぞき見た思いです。いくつになっても治らない頑固な自分を認めつつも、「まあいいか」と自分に甘い秋の日でした。
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