人生はいいことと悪いことの繰り返し

新車の事故と命の洗濯ができたスケッチ旅行

公開日:2020/12/11

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家族が車のもらい事故に遭ったというスミレさん。落ち込みましたが、その後、仲間と一緒に地元・熊本の阿蘇へスケッチ旅行に行きました。大自然の中で非日常を味わい、スミレさんの心に変化があったようです。

新車の事故と命の洗濯ができたスケッチ旅行

家族がもらい事故に遭いました

青い空に映えるイチョウの木
青い空に映えるイチョウの木

気忙しい年末だからなのか、家族が運転していた車が一時停止しなかった車にぶつけられ、車の右の後部ドアがボコボコになってしまいました。我が家の車は買ったばかりだったのに。

相手の車はひどいありさまになっていました。相手が一時停止しなかったがゆえに起きた事故で、被害者なのですが、納得いきませんでした。警察を呼びましたが「物損事故なのでお互いに話し合ってください」と言われ、終わりになってしまったからです。

幸いお互いけがはなく、相手も完全に自分のミスと認めたからよかったのですが、精神的にはかなりのダメージを受けました。

この日はパニックで夜も不安で眠れませんでした。今年の私の生年月日の運勢、確か「八方塞がり」と出ていました。当たっている。恐るべし!

翌日、車の担当者に電話して、事の流れを説明し、修理の依頼をしました。修理が終わるまで1ゕ月かかるとか。

「あ~、車が元通りになり返って来るのをとにかく待つしかない」と暗い気持ちになりました。車がないと動けない不便な所に住んでることに、あらためて気付かされました。

生活の足がないので、いよいよ困って代車を借りることにしました。手続きに行ったところ、レンタカー会社は慣れたものでした。かし、自分の車じゃないと落ち着かず、あまり乗る気になれません。

事故にあったその日、家族は、免許更新に5時間もかかった後、運転をしました。もらい事故に遭ったのは、その疲れが出ていたからなのかも知れません。長時間待つのは後期高齢者にはこたえます。とりあえず、今回は免許の更新ができました。

「私が迎えに来てほしいと頼まなければこんな事態にならなかった」と、申し訳なくて自責の念にかられる日々です。同乗していなかったので、事態がよくわかりませんが、当人はかなりショックを受けていて、かわいそうです。

以前、ハルトモライターの上野さんが車の事故に遭ったことを書いた記事「夫は76歳、突然見舞われたまさかの自損事故」を読んで、自分のことのように感じていたのに……。自分が体験して初めてわかることがあります。

高齢者になったら運転をしないのはよいことかも知れないと、あらためて思い知った年末の出来事でした。車がないとそれで不便ですが、事故の心配はしなくて済みます。ものは考えようです。

いずれ近い将来、免許返納の時期が来るのだから、そろそろ車を手離すことを覚悟しなくてはなりません。今は健康より生活を維持するために、毎日行ける所まではてくてく歩いています。

七五三の御参りが多かった藤崎宮神社
七五三の御参りが多かった藤崎宮神社

のんびりできた阿蘇の旅

穏やかな秋の日、私が所属してる美術団体の会員数人で、スケッチをするために阿蘇を訪れました。家を出たのは朝6時。まだ暗くて懐中電灯をつけてバス停まで30分歩きました。

バスに乗って熊本駅までは20分かかりました。最近、豊肥本線が全面復旧しました。私は熊本駅から一人普通列車に乗って、阿蘇に向かいました。

朝の電車は通学する学生でいっぱいでした。学生はずっと下を向いてスマホを見ていました。珍しそうに外の景色を見てるのは自分だけ……。彼らには日常、私には非日常。

肥後大津駅で、宮地行にの電車に乗り変えました。流れる景色を眺めていると、外輪山が遠くに見えてきました。いつもと違う景色に癒やされました。

山の上には風力発電が規則正しく回っています。赤水駅で高低差があるため、スイッチバックがあり、1時間40分かかって、ようやく阿蘇駅に着きました。

車中から見える途中の流れる景色
車中から見える途中の流れる景色

集合時間は10時。あちこちから集まった懐かしい仲間に挨拶して、お昼のお弁当を買いました。

お弁当(カップに入った赤牛丼)
お弁当(カップに入った赤牛丼)

車に2、3人ずつ相乗りして、山の方へ向かいました。済んだ空気がおいしくて、深呼吸しました。新しいことやものに触れると体の細胞が活性化するといいます。阿蘇の美しい自然の中で視界までぱっと明るく感じて、日頃のうっぷんが消えたような気がしました。

この日はとても暖かかったです。一面に広がるススキの向こうに、山々が見えました。その光景を夢中でスケッチしました。

ススキと山の水彩画
ススキと山の水彩画

池のそばでひと休み。カモって人懐っこいですね。群れて一緒に行動します。てくてく歩いて池の中へ入って、水の中スイスイと泳いでいました。

ぽかぽか陽気の中、一時的ですが、日頃のストレスから逃れ、リフレッシュすることができました。

人懐っこい鴨の群れ
人懐っこい鴨の群れ

コロナ禍ですが、ずいぶん人出が多くなってるなぁと感じた秋の一日でした。阿蘇は温泉もいっぱいあります。今回は日帰りだったけど、またゆっくり来ようと思いました。よい旅ができたことに感謝して、家路に着きました。

お土産は阿蘇のイチゴ、甘くておいしかった! 残念ながら紅葉はまだ見れなかったけど、命の洗濯ができました。悪いことがありましたが、よいこともあった最近の出来事でした。

新型コロナウイルスの感染拡大は検査が増えたことの結果なんでしょうか。Go Toキャンペーンは、何も利用してないのに中止になりました。どうも数字に踊らされてるように思えてなりません。

結局、自分の身は自分で守るしか方法はなく、十分注意して過ごすしかありません。いつか終息することを願いつつ、忙しく日々は過ぎていきます。

今回もお読みいただきありがとうございました。

石膏像の油絵
石膏像の油絵

 

■もっと知りたい■

 

 

スミレ

高校の時に美術クラブに入り 油絵を始める。結婚し家庭に入り油絵はすっかり忘れて過ごしていたが、定年後に時間ができて絵を描きたいと思い、カルチャーセンターへ。だんだん面白くなり最近では展覧会に応募し、大作にも挑戦しています。

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