湯村温泉と城崎温泉、山陰冬の旅

観光列車「はなあかり」で快眠の宿へ

観光列車「はなあかり」で快眠の宿へ

公開日:2025年02月23日

観光列車「はなあかり」で快眠の宿へ
「はなあかり」

『友近・礼二の妄想トレイン』(BS日テレ)でも紹介された、JR西日本の観光列車「はなあかり」。「はなあかり」で湯村温泉のグーグル評価が高い(のにお手頃価格)お宿へ。睡眠セラピーが体験できます。

観光列車「はなあかり」

JR西日本の観光列車「はなあかり」は、大阪と浜坂をむすぶ特急「かにカニはまかぜ」増結のグリーン車。1車両(2号車の場合)に16席しかなく、ゆったり~。

乗車の数日後放送の『友近・礼二の妄想トレイン』で六角精児さんが、高級ホテルのロビーが移動している感じ! 数段えらくなったような気がしますね、とコメント。そして、取り出したのが、八角弁当。それ! 私も!

観光列車「はなあかり」

水了軒の八角弁当。上品な薄味で、見た目も上品。

1列に1席なので、お弁当を食べる時、隣の人に肘があたる心配がありません。テーブルも大きく、窓も大きい。

明石海峡大橋を見上げ、姫路城を眺め、やがて雪景色へ。椅子は360度回転するので、左右両方の車窓を楽しめます。

クライマックスは余部鉄橋。眼下で日本海の荒波が砕けます。

観光列車「はなあかり」

大阪発9:38→浜坂13:11の、乗車3時間半はあっという間。

また乗りたいなぁ。

湯村温泉へ

「はなあかり」の席が思いがけず予約でき、慌ててどこに行こう? 城崎? 竹野でカニ三昧?

いやいやせっかくだから終点の浜坂まで乗ろう、で決めた行先が湯村温泉。吉永小百合さん主演の『夢千代日記』の舞台となり、一時は、企業の慰安旅行などの定番に。

湯村温泉へ

湯村温泉へ

大雪で特急列車に運休があったこと、マイカーが雪道を敬遠したことを割り引いても、これはちょっと寂しい。温泉たまごやプリンが作れたり、足湯やキレイな町営温泉もあるのに。

湯村温泉へ

「御宿コトブキ」で睡眠セラピー

「観光客の多い城崎や有馬(への出店)を勧められたけれど、あえて湯村。落ち着いた雰囲気でリラックスできるから」と、「御宿コトブキ」の支配人。

経営主体は医療関連会社とのことで、睡眠に特化したサービスが充実しています。

睡眠セラピーが受けられ、部屋は睡眠に適したインテリアと照明を採用。ストレッチ用のローラーとマットも各部屋に。浴室には温泉とジェットバス、シャワーヘッドは一度使ってみたかった「ミラブル」。

お料理は、すごく丁寧! 春の山菜の食感はシャキッ! 鰆の炉端焼きはふんわり。鯛のお造りは甘くねっとり。

「御宿コトブキ」で睡眠セラピー

食後は、囲炉裏バーがオープン。マイルス・デイヴィス、ギルバート・オサリバンなど懐かしのメロディーをレコードで。周りを見れば、みんな同年代。

「子どもの宿泊はお断りしている。子どもがいると、その家族だけでなく他のお客さんも気を使わないといけないから」。

「御宿コトブキ」で睡眠セラピー

バーに立つのも支配人。翌朝、雪かきを担当していたのも支配人。

支配人自らよく動き、朗らかだからか、スタッフみんな気が利いて感じがいい。グーグル評価が4.8と高いのも納得!

通常、寝つくのに1時間はゆうにかかるのが、この日は「寝られなかったらどうしよう?」と悶々とすることなく、多分15分ほどで夢の中。セラピーの効果? 満腹すぎた? とにかく、よかったよかった。

城崎温泉

城崎温泉

翌日は城崎温泉に立ち寄り。サツマイモスイーツやカヌレ、バームクーヘン等々、それって城崎とどんな関係が? みたいな食べ歩きのお店がいっぱい。昔はもっと情緒があったのに。

コロナ前の旅番組で松下奈緒さんがおいしそうに食べていた鮨が食べたくて、「鮨処をり鶴」へ。

城崎温泉

鮨屋のカウンター席はそれでなくても緊張するのに、隣の人の豪勢な食べっぷり飲みっぷりに、完全に萎縮してしまった。

そして、「温泉寺」へ行くロープウェイは雪で運休。

城崎温泉

城崎温泉

階段は雪で閉ざされ、ご本尊を拝むことなく撤退。

そんなこんなで、城崎温泉<湯村温泉

ひっそりした湯村温泉が、まもなく還暦の私には居心地が良かったです。

■もっと知りたい■

みろく
みろく

信州との2拠点居住を始めて5年。住み慣れ(すぎた?)大阪を離れることで、関西の魅力を再発見!京都や奈良、神戸への遠足を楽しみつつ、全国を旅しています。元旅行会社勤務の経験を活かして、お得な切符やおもてなしのよい宿泊施設などを紹介していきたいと思います。