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公開日:2023年06月22日
大人女性におすすめ!温泉めぐりの旅・2
大人女性に人気の温泉&周辺エリアの四季折々の楽しみ方を紹介する連載企画。今回紹介するのは「あじさい絶景旅」が楽しめる、梅雨の箱根。観光の玄関口・箱根湯本温泉に位置する「界 箱根」のあじさい尽くし滞在プラン体験レポートは必見です!
箱根は新宿からロマンスカーで約75分と首都圏から近く、豊かな自然や温泉、受け継がれてきた手仕事にもふれられる人気のエリアです。美術館や水族館など、屋内施設も多く、雨の日でも楽しめる観光スポットがたくさんあります。
【新宿・東京からのアクセス】
今回泊まった「界 箱根」は、奈良時代に開湯された箱根湯本温泉に佇む温泉旅館。箱根寄木細工をテーマにデザインされたご当地部屋や、絵画のような風景が広がる半露天風呂が魅力です。
6月下旬から7月中旬の梅雨時期には、峠を越える「あじさい電車」を楽しめるほか、芦ノ湖を進む箱根海賊船や霊験あらたかな箱根神社など、周辺には観光スポットも豊富です。
そんな人気の周辺観光スポットとともに、「界 箱根」のある箱根湯本駅周辺で楽しめる立ち寄りスポットとして、おみやげに人気の箱根寄木細工が買えるギャラリーや、初夏におすすめの冷たいスイーツが楽しめる和菓子店もご紹介します。
箱根登山鉄道は、箱根湯本駅から強羅駅までを約40分かけて走る山岳鉄道で、進行方向を前へ後ろへ切り替えながら、ジグザクに急坂を進む「スイッチバック」が特徴です。
車窓をかすめそうなほど近くで花を愛でながら進む「あじさい電車」は、初夏の箱根の風物詩。箱根の山は標高差があるため、例年6月中旬から7月中旬頃まで、長い期間絶景が楽しめるのも、うれしいポイントです。
色とりどりのあじさいを見ながら山を進む箱根登山鉄道は旅情たっぷりです。途中下車して観光しながら、あじさいをゆっくり鑑賞してはいかがでしょう。
晴れていれば富士山を一望できる「芦ノ湖」。約3000年前の火山活動による土石流の堆積によって誕生した湖で、かつて芦ノ湖に棲んでいた毒龍が霊力によって治められ、龍神となったという伝説が残ります。
今では芦ノ湖周辺には、箱根関所、箱根神社、恩賜箱根公園などさまざまな観光施設が点在し、箱根観光のスポットとして人気です。
芦ノ湖では、箱根ロープウェイ終点の桃源台港から箱根海賊船に乗って、箱根神社近くの対岸の元箱根港へ向かいましょう。
初夏の爽やかな風に誘われて屋外デッキに出れば、梅雨の晴れ間にそびえる富士山が目の前! 船上からの湖散歩は心躍るひとときです。
箱根神社は芦ノ湖畔に佇む関東総鎮守の神社。瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)の御三神を「箱根大神(はこねのおおかみ)」と奉称して祀ります。
本殿へ向かう参道には樹齢600~800年を超える杉並木がそびえ、その荘厳さと静かに時を刻んできた歴史の深みを感じます。89段ある石段を上って、朱塗りが映える社殿へ向かいます。
御本殿の隣には、芦ノ湖の守護神「九頭龍大神」を祀る九頭龍神社新宮があります。新宮前の9つの龍の口が据えられた手水舎で、霊水「龍神水」のお水取りもぜひ。
箱根湯本で70余年続く和菓子店「湯もち本舗 ちもと」の隣にある「茶のちもと」で、選べる御菓子と飲み物(煎茶・冷煎茶・抹茶のいずれか)のセットでひと息ついてはいかがでしょう。
定番はゆずの香りづけをした「湯もち」ですが、わらび餅もおすすめです。たっぷりのこし餡を包んでおり、口にした途端にほろっと溶けるほどやわらか。店舗では6個入りの箱売りのみなので、カフェで味わってさらに店舗で購入する方も多いとか。
6月下旬から7月には「小豆(しょうず)の水ようかん」も登場します。
箱根板橋駅近くにある「寄木ギャラリーツユキ」は、「界 箱根」と数多くコラボレーションする露木木工所のギャラリーショップです。宿のロビーの寄木細工やルームキー、箸置きや器まで、すべての寄木細工を手がけます。
ギャラリーにはぐい呑みや角盆など天然の木の色を生かした美しい製品が並びます。「界 箱根」のショップでは買えない製品や色違いもあるので、おみやげをお探しの方は、ぜひ訪れてみてください。
あじさい電車や海賊船を楽しんだ後は、いよいよ「界 箱根」へ!
箱根旧街道沿いの須雲川に面した谷あいの温泉旅館で、大きな魅力は開放的な半露天風呂の大浴場や全室リバービューの客室。露木木工所による箱根寄木細工が随所に取り入れられており、モダンな寄木細工にもふれることができます。
今回は、梅雨におすすめ「あじさい尽くし滞在プラン」の体験レポートをお届けします。
あじさい尽くし滞在プランで泊まれる客室は、ご当地部屋「箱根寄木細工の間 せせらぎ縁台付き和室」。露木木工所とコラボした客室には襖の引き手や一枚板のテーブルの模様などにさりげなく寄木細工があしらわれています。
このプランは14時~15時まで半露天風呂の大浴場の貸し切りが含まれますので、早めに到着し、早速大浴場へ向かいます。
目の前に湯坂山の豊かな緑が広がる大浴場は、まるで絵画のような美しさ。湯に映り込む深緑の濃いグリーンと、大輪のあじさいに癒やされ、至福の湯浴み時間を過ごせます。
ナトリウム-塩化物泉の温泉は湯冷めしにくく、朝晩はまだ寒い梅雨どきの体がふんわり温まります。朝もやの残る早朝の入浴もおすすめです。
入浴後は、客室のせせらぎ縁台で水色から紫、ピンクに色が変わるハーブティー「マロウブルー」を。耳に入る音は川のせせらぎと鳥のさえずりのみ。谷あいの大自然にただただ身をゆだねます。
夕食後は毎晩ロビーで開かれるご当地楽「寄木CHAYA」へ。箱根寄木細工がどうやって作られるのかは意外と知らないものですが、スタッフが箱根寄木細工の歴史や制作工程などを紹介してくれます。
これほど多彩なデザインがどのように誕生したかを知ると、寄木細工の一つ一つにいっそう愛しさを感じられるようになるはずです。
夜になると、客室の茶室に、ほんのり光を放つ「あじさいの花水盤」が登場します。
幻想的な空間でいただくのは、日本酒ベースの柑橘のリキュール「湘南ゴールド」。爽やかな口あたりは女性客に特に人気だとか。よりコクのあるお酒が欲しい方は、日本酒飲み比べをどうぞ(おつまみ3種付き/別料金)。
翌日の朝食後には、あじさい茶室での茶道体験を。
スタッフから手ほどきを受けた後、自ら抹茶をたてます。茶室でもいいですが、ぜひせせらぎ縁台で嗜みたいところ。
風が吹き抜ける縁台に座って、初夏の景色とあじさいを愛でながら、チェックアウトまで時間を忘れて過ごしましょう。
今回ご紹介した「あじさい尽くし滞在プラン」は2023年7月2日までですが、四季折々、いつ訪れても心のこもったおもてなしで迎えてくれる「界 箱根」。
これからの季節は、青々とした木々がより輝きが増すシーズン。客室でも大浴場でも、濃い緑の爽やかな香りがただよう温泉宿で過ごし、心も体もリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
界 箱根
箱根の玄関口・湯本の旧街道沿いに佇む温泉旅館。全室リバービューの客室と、半露天風呂からは箱根の大自然を一望できる。2023年5月にリニューアル発売した「温泉めぐり 界の定期券」の対象施設の一つとして、70代以上のシニア女性にも人気。
取材協力:星野リゾート 文・写真:塩見有紀子 編集:竹下沙弥香(ハルメク365編集部)
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