日頃の行いで往生がランク分け!? 紅葉と九品佛
2024.12.062024年09月09日
筆写と朝の御勤め。そして豪華料理?!
パワースポット戸隠神社で宿坊体験
なんとなく始めた御朱印集め。「旅のついで」に寺社に立ち寄っていたけど、今では、「旅の目的」が寺社詣りになることも。今回はその真骨頂。戸隠の宿坊に泊まり、筆写と朝の御勤めを体験してきました。
『人生の楽園』に出てきそう?!
宿坊だから夕食は精進料理かも?
なので、昼は肉! ずいぶん前からチェックしていたジビエの店。店名は、イノシシとシカで「イノシカ」(長野市)。
狩猟免許を持つ女子が切り盛りしています。
熊肉のルーロー飯も気になったけど、熊肉を食らう覚悟(?)がなく、鹿肉のパテ・ド・カンパーニュと猪肉のサルシッチャに。
常連っぽいおじいちゃんおばあちゃんも来ていて、地域に愛されている感じ。
この雰囲気、テレビ朝日『人生の楽園』に出てきそう。
パワースポット戸隠神社 ~奥社~
ご神体戸隠山の麓にある戸隠神社は、パワースポットとして有名です。
お天気はイマイチ。
大鳥居から1kmで、随神門。
屋上緑化にもほどがある!
草や花がのっかって、茅葺屋根はフラワーアレンジメントでいう「オアシス」のよう。
随神門から奥社まで杉並木を1km。
奥社に近づくにつれ雨脚が強まり、視界はきかず。
晴天ならこんな感じ。
(写真は緑が茂る前の7月。急峻な峰が見える)
宿坊「旧本坊勧修院 久山館」で筆写体験
奥社のすぐ近くに「九頭龍社」があり、その前立本尊「八臀の辨財天」が、宿坊「旧本坊勧修院 久山館」に祀られています。
神社なのに、宿坊? 辨財天?
もともと戸隠は、神仏一体の聖地。
明治時代の神仏分離令・廃仏毀釈で、仏教的なものは一掃され、もともとお寺だったこちらは神社になり、住職は神職に。
破棄しなければならなかった「九頭龍辨財天」を、「開門不要」「他言無用」で130年余守り抜き、平成になってようやく封印を解きました。隠れキリシタンのような話……。
厨子の中で、辨財天を十五童子が取り囲み、それは色鮮やかで、お雛様飾りのように賑やかです。
神社なので、「写経」ではなく、祓言葉を「筆写」します。「高天原」や「赦す」など、美しい言葉が繰り返し出てきます(が、内容は理解不能)。
集中すること1時間。
精進料理かも? は、杞憂でした。
肉も魚もガッツリ。生ハムだって出ます。
〆は、ぼっち盛りの戸隠そば!
デザートにブルーベリーソースたっぷりのチーズケーキ。
お部屋は、和室と広縁、ベッドルーム! テレビもあるし、WiFiも入る。
祓い詞(神道)&般若心経(仏教)の二刀流
翌朝、徒歩1分の中社をお参り。
ひと気はなく、静謐。
清々しい気持ちで、宿坊の朝の御勤めを体験。
「祓い給え、清め給え」太鼓を叩きながら祓い詞を読み上げると、今度は、おりんを鳴らし般若心経をあげる。
それに合わせて、私の視線は、しめ縄と神垂の祭壇から辨財天へ。
最後に、祓い棒でお祓いを受け、榊をお供え。
神道も仏教も等しく尊い教え。神仏一体で良いではないか。
『ふるカフェ系 ハルさんの休日』に出てきそう?!
戸隠から信濃町に下り飯綱町へ。
おなじみ「サンクゼール」本店の近くにある「Cafe傳之丞」は、リンゴ農家が営む古民家カフェ。
古民家と、ブルーの椅子や赤いソファ、ウイリアム・モリスのテキスタイルデザイン柄の襖の取り合わせがおしゃれ!
NHK Eテレ『ふるカフェ系 ハルさんの休日』に出てきそう。ハルさんはきっと気に入ってくれるはず。
看板商品のアップルパイは、キッシュプレートで満腹になって食べられず。ならば、家で作ろうと、店先でリンゴを購入。布はサンクゼールがタンザニア支援の一環として販売しているもの。根曲がり竹のカゴは戸隠の伝統工芸。
何度も訪れている戸隠だけど、宿坊に泊まることで、神職のお話をじっくり聞け、朝の静かな神社にお参りができました。もちろん、御朱印もゲット!
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