絶対買いたい!ハルメクのおせち2025 試食会レポ
2024.08.242024年10月23日
暮らしの栞 ハルメク365
「今」を幸せに生きる知恵 鈴木秀子さんの講演会
92歳のシスター鈴木秀子さんが伝える「今を幸せに生きる知恵」という講演会がありました。昭和7年生まれと聞いていましたが、溌剌となさっていて、若々しいお姿にまず驚きました。
幸せに生きる朝の習慣
動画の中から、印象的だったフレーズをお伝えします。
目覚めたら、息ができている事をありがたいと思いましょう。呼吸がスムーズにできているのは、当たり前ではありません。生きている証ですので、今朝も息ができている事に感謝しましょう。
対人関係
人と人の間で生きていると、何かしらの軋轢があり、時には腹の立つこともあります。そんな時、他人を責め、自分を責めると、最後には虚しくなります。
自分は一体どうしたいのかと、立ち止まって考えてみましょう。その後、深呼吸をするとか、飼い猫の事を思うとか、好きな歌を歌うとか、あらかじめ決めておきます。すると、気持ちが落ち着き、嫌な感情も消えてしまいます。
樋口恵子さんのおまじない
評論家の樋口恵子さんと対談をした時、樋口さんが仰っていました(ちなみに樋口さんも、92歳です)。
お兄様がとてもハンサムで優秀な方で、いつも比較されて「お兄さんは素晴らしいのに、あなたは何なの?」と散々な言われ方をされたそうです。とても悔しかったけど「まあ、いいか」と思って、怒りを収めたそうです。
(私は東京會舘の「立川志の輔独演会」で、樋口恵子さんをお見かけしましたが、輝いていてとても素敵な方でした。樋口さんにもそんなお悩みがあったのかと、改めて思いを馳せました)
滝瓢水の句に思う
浜までは 海女も蓑着る 時雨かな
江戸中期の俳人、滝瓢水の句です。
海女さんは海に潜るのですから、水に濡れますが、そんな海女でも、雨の日は浜まで蓑を着て、体を労わるのです。自分を慈しみ、大切に扱うということです。どうせ私なんかと思ってはいけません。自分を大事にすると、対人関係もうまくいきます。
眠る前の習慣
その日にできたことを、3つあげましょう。
まず、呼吸ができたことを喜びましょう。歩けたことにも感謝です。そしておいしい料理が作れたとか、必ずありますから、見つけてみましょう。
若い頃は、10年後はこうなると、先の事を考えましたが、高齢者は今が大事なのです。当たり前と思わずに、目の前の事を大切にして過ごしましょう。
そして、身近な人に「ありがとう」と言う習慣をつけましょう。面と向かっては、中々言いにくいでしょうが、その小さな積み重ねが大事なのです。
その他、渋沢栄一さんのお孫さんと親しかったそうで、その方のエピソード等盛りだくさんの内容で、素晴らしい講演会でした。特に樋口恵子さんの「まあ、いいか」と思って、気持ちを収めるやり方に、感銘を受けました。今日から早速、実行したいと思います。
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