【60代おしゃれ】「大人のおしゃれの作り方」
2024.09.25
公開日:2024年06月29日
メンタル不調を解消♪
「心の疲れを癒やす講座」で癒やされる!
2024年も半年が過ぎました。気温の変化も激しい今日この頃、心身もなんとなく疲れ気味です。今月のハルメク365で目に留まったのは、下園壮太さんの「心の疲れを癒やす講座」でした。
下園壮太さんをご存知ですか?
下園壮太さんは、陸上自衛隊初の心理幹部として数多くの隊員のカウンセリングを行ってきたメンタルケアのプロフェッショナル。定年退職後の現在もメンタルレスキュー協会理事長として、研修会や講演等でも幅広く活動されています。
著書でお名前は知っていましたが、リアル下園先生を拝見したのはこの動画が初めて。重くなりがちな話を、穏やかな笑顔とわかりやすい事例で解説されています。
今回視聴した動画は2021年8月収録の再配信、コロナ禍におけるメンタルケアを目的としたものですが、今なお納得性の高いお話でした。
コロナ禍で感じたモヤモヤの正体
2020年の夏、私自身もプチウツ? のような経験をしました。
早期退職とコロナによる緊急事態宣言が重なり、外出も外食もできず、NYへの「卒業旅行」も中止に。のんびり解放感を味わうはずだった日々は、半強制的な引きこもり生活に変わっていました。
そのうちなんとも気持ちの悪いモヤモヤを感じるようになり、何をしても楽しくないのです。
某ビール会社のCMで、BBQを楽しみながらビールを飲んで満面の笑みを見せる俳優を見て、「何が楽しいんだろう?」とため息をついた時、さすがにまずいと思いはじめました。
あちこち検索した結果、自律神経なら鍼灸院もありということで、評判のよさそうな鍼灸院をおそるおそる予約。中国人の女性院長に症状を伝えると、「その年齢なら(そんな症状)当たり前~」と言われました。
これも更年期の一種なのかもしれないと思うと少しラクになり、全身に鍼をうってもらいました。すると、なんとなくスッキリしたような気がして、その後この症状は徐々に改善しました。
鍼の効果と併せて、心理的疲労も解消されたのでしょう。コロナ禍の私には、下園先生の仰る「ステルス疲労」=自分では気がつかないうちに蓄積される疲労、が溜まっていたのだと思います。
ウツとは誰でもなりうるもの、そう実感する出来事でした。
自分の疲れを知って、適切に対処
下園先生曰く、ストレスから来る蓄積疲労には3段階あり、1→3に進むにつれて症状は重くなり、それぞれの段階でストレス解消法も異なります。
そのストレス解消法には2種類(癒し系/ハシャギ系)あり、癒し系は休息、読書、おしゃべり、森林浴、音楽・芸術鑑賞。対してハシャギ系はスポーツ、旅行、ギャンブル、インターネット、買い物、飲み会などです。
蓄積疲労が小さい(1段階)ときは体を動かすハシャギ系解消法が有効ですが、2段階3段階と進行すると体力を消耗するだけなので逆効果。おしゃべりや、ただダラダラ過ごす=「おウチ入院」が効果的なのだそうです。
自分を甘やかすことも大事ということですね。
たまに40~50代で、相当蓄積疲労があるのに自己啓発をしまくる人がいるとか(笑)。疲れているのに資格試験に挑戦するより、ゆっくり休んで睡眠をとるべきだと。なるほどな~と思うことの連続でした。
今回のお話は自分の疲労やストレスを知るだけではなく、職場でのラインケアにも役立ちそうで、メンタルケアの勉強もしてみたくなりました。
あ、自己啓発はほどほどに、でした(笑)。
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